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アジア太平洋の銀行はコストを超える競争優位性をもたらす真のデジタルコアの優位性を活用する用意が整っている

Thought Machine
2021-03-24 16:11 993
  • IDCとThought Machineの新しい調査で、アジア太平洋市場は中核銀行業務の変革に最も準備が整っていることが明らかに-新しいDigital Core Banking Opportunity Indexで概説
  • 真のデジタルコアはアジリティー、マイグレーション、コストなどの面でアジア太平洋地域の銀行に極めて多くのメリットをもたらす

【シンガポール、ロンドン2021年3月24日PR Newswire=共同通信JBN】

アジア太平洋本社をシンガポールに構えるクラウドネイティブ・テクノロジー企業のThought MachineとInternational Data Corporation(IDC)は、2回目の共同調査報告「Truly Digital Core Banking:You Are More Ready Than You Think」(https://info.thoughtmachine.net/truly-digital-core-banking )を発表した。

IDCはこの新しい調査で、銀行業務の変革に向けてアジア太平洋地域は用意が整っていること、そして銀行が最新のコアテクノロジーを採用し、真のデジタルバンキング体験を実現するためのアジア太平洋における明確な道筋について概説している。

IDC独自の新インデックスであるDigital Core Banking Opportunity Indexは、2つの場面について地域市場を示している。それは機会の収益化ならびに実行準備状況である。機会の収益化の面では、市場は顧客のデジタルバンキングへの準備と市場インフラについて評価され、実行準備の面では、市場はレガシーシステムを変更すること、そして市場インフラの成熟性に関する傾向について評価されている。

このインデックスで評価の対象になった市場はオーストラリア、インドネシア、香港、マレーシア、ニュージーランド、フィリピン、シンガポール、タイ、ベトナムである。インデックスからの調査結果は以下の通り:

  • シンガポールとオーストラリアはデジタルコアバンキングで最大のチャンスがあり、その他の市場はデジタルトランスフォーメーションの用意が整っている。
  • 最も古いコアシステムがあるのはフィリピンとマレーシア。ベトナムには比較的新しいコアシステムがある。
  • 評価されたアジア太平洋市場の過半数は「Market Acceleration」セグメントに属し、デジタルコアの利点を十分に活用する用意が整っている。
  • インドネシアとタイは、自分たちの銀行コアシステムを変える傾向が強く、マレーシアとフィリピンはデジタルコアへの移行が遅れている。

この報告は、最新のソフトウエア・アーキテクチャーが銀行の受け渡し能力ならびに継続的に革新する能力を向上させる方法といった、デジタルコアバンキング技術の特質の強化について詳述している。これは事実上、完全なデジタルトランスフォーメーションの実行に際して銀行の総合的な準備状況を加速するものである。

報告の後半でIDCは最新のデジタルコアに関し、オンデマンドの分析、インテリジェントな設定、柔軟なライセンシング、コスト削減など、システムが備えるべき25の異なる属性について精密な要件を詳述した。

IDC Financial Insightsのアドバイザリー・研究責任者、Michael Araneta氏は「IDCはアジア太平洋地域におけるデジタルコアバンキングシステムへの投資の新たな波について調査し、銀行は新世代コアバンキングシステムの機能から利益を得る用意が整っていることが明らかになった。銀行は結果的に、さらに効率的、顧客中心、そして機敏になれる。この地域のどの市場、どの銀行もこの件について『将来の適切な時期』を待つべきではない。今がその時だ」と述べた。

Thought Machineのアジア太平洋担当マネジングディレクター、Nick Wilde氏は「アジア市場はいまや、真のデジタルコアシステムに固有のクラウドネイティブアーキテクチャーの効率性、API駆動のフレームワーク、ローコード強化の優位性を利用することができる。今、交点が到来した。アジア市場は真のデジタルコアに移行して実行し、物質的な恩恵をつかむ用意ができている」と述べた。

この報告はこうした属性から、Thought MachineのコアバンキングエンジンであるVaultについて考察している。ローコード開発とノーコード開発のパラダイムの評価では、Vaultのローコードによる手法は、急激に変化する環境の中で機敏になることを望む銀行に、多くのメリットをもたらすことを明らかにしている。VaultのAPI駆動でリアルタイムのアプローチは、他のシステムと統合合理化し、オープンバンキングプログラムと接続、銀行が新しいデジタルチャンネルの優位性を生かせる機能としても強調されている。

報告の最後では、最新のデジタルコアバンキングシステムを従来の銀行が採用した際に利用できる移行方法についての評価について述べられており、Vaultは様々な種類の移行に対応し、複雑さ、リスク、その過程におけるコストを削減する機能を備えていることが強調されている。

▽Thought Machineについて

Thought Machineは2014年に創設され、銀行が最新システムを展開して銀行業界を悩ますレガシーITプラットフォームから脱皮することを可能にすることを使命として掲げている。同社はクラウドネイティブ・コアバンキングプラットフォームVaultによってこれを実現している。この次世代システムは、完全なクラウドネイティブ・プラットフォームとしてゼロから書かれている。これには、レガシーまたはプレクラウドのコードは1行も含まれていない。

起業家のPaul Taylor氏が創業したThought Machineの顧客には、ロイズ銀行グループ、SEB、スタンダードチャータード、Atom Bank、Monese、TransferGo、Curveなどがある。同社は現在、ロンドン、シンガポール、シドニー、メルボルン、ニューヨークのオフィスに展開する450人以上のチームを擁しており、Eurazeo、Draper Esprit、SEB、British Patient Capital、IQ Capital、Playfair Capital、Nyca Partners、ロイズ銀行グループ、Backedから1億1000万ポンド以上の資金提供を受けている。

より詳しい情報はthoughtmachine.net を参照。

▽IDCについて

International Data Corporation(IDC)は市場インテリジェンス、アドバイザリーサービス、情報技術、電気通信、消費者技術市場の動向に関する世界的な一流プロバイダーである。IDCは全世界に1100人のアナリストを擁し、110カ国超でテクノロジーと産業の機会とトレンドについて世界、地域、現地の専門知識を提供している。IDCの分析と知見はファクトに基づく技術的決定をする上で、そしてビジネスの重要目的を達成する上で、IT専門家、企業幹部、投資コミュニティーを助けている。IDCは1964年の創立で、世界をリードする技術メディア、データ、マーケティング企業のInternational Data Group(IDG)の完全子会社である。以下でIDCのフォローを:

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ソース:Thought Machine

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