【ロンドン2021年2月10日PR Newswire=共同通信JBN】世界で最も急速に成長している送金企業の1つであるTransferGoは9日、クラウドネイティブ・コアバンキングテクノロジー企業Thought Machineとの提携を発表した。これにより、進行中の製品イノベーションを推進し、新たな市場へのグローバル展開を促進する。Thought Machineの次世代クラウドネイティブ・コアバンキングプラットフォームVaultを活用し、TransferGoはより優れた、より高度なプラットフォーム機能を通じて同社の顧客体験の強化に注力する。
TransferGoがクロスボーダー決済の60%以上の増加で市場予想を上回り、成功を収めた2020年に基づき、Vaultは成長維持に極めて重要な構成要素になる見通しである。高度にスケーラブルで柔軟性が高く、安全かつ迅速な決済サービスをクラウド上でホストすることにより、VaultはTransferGoがリアルタイム決済プラットフォームを拡張し、迅速に製品を構築し、将来のカードおよびアカウント機能を遅滞なくリリースすることを実現する。
重要なことは、Vaultはレガシーテクノロジーを含まないため、TransferGoが厳密な要件に見合う決済サービスを構築し提供することが可能になる。このテクノロジーは、移民労働者のコミュニティーのためにデジタル決済サービスと顧客体験の向上を継続的に推進し、移民労働者が可能な限り迅速、安全かつ高い費用効率で、世界中で資金を移動できるようにするというTransferGoの使命を支援する。
TransferGoのJustinas Lasevicius最高財務責任者(CFO)兼共同創設者は「11月のSilicon Valley Bankによる400万ドルの投資から間もない今回の提携は、当社が世界の送金市場に投資し、それを革新しディスラプトする機運が熟したことを示している。当社の顧客はわれわれが行う全ての意思決定の中心にあり、Thought Machineとの協力と同社の直感的製品Vaultによって、移民労働者コミュニティーに対し一層向上したサービスを導入し、影響力のある体験を推進していく」と述べた。
Though MachineのPaul Taylor CEO兼創設者は「TransferGoのグローバル展開と製品拡大を支援できることは光栄だ。TransfeGoのような急成長中で革新的な機関が将来を構築するために当社を選んだことは、Vaultの柔軟性と将来を見据えたデザインの証左である。Vaultのクラウドネイティブデザインは、銀行とフィンテック企業に未来の銀行を構築するためのツールを提供する」と語った。
「クラウドの力を活用することで、TransferGoは比類のないスケーラビリティー、信頼性、セキュリティー、スピードなど多数のメリットを享受する。Vaultのユニークな水平型アーキテクチャーと共に、レガシー製品構築の制約から解き放たれ、自由に、卓越した顧客サービスと世界クラスの送金サービスを提供することに注力することができる」。
この日の発表は、TransferGoが受賞歴のある送金プラットフォームに対し行っている継続的な投資を反映している。200万人を超すユーザーを持ち、昨年1400万ドル以上の投資を確保したTransferGoは、グローバルフットプリントの拡大と同社のクロスボーダー決済プラットフォームでの新しいサービスの開始にコミットしている。TransferGoは最近、VISAおよびMastercardとも提携し、Edgardo Savoy氏を最高技術責任者(CTO)に、Francesco Fulcoli氏を最高コンプライアンス責任者(CCO)に迎え、上級幹部チームを強化した。こうした新たな展開は同社の技術革新のロードマップを大幅に強化するだろう。
▽TransferGoについて
2012年創設のTransferGo( https://www.transfergo.com/en )は、世界で最も信頼されている送金サービスの1つとしての地位を確立している。迅速で信頼性のある送金を提供することに注力することで、同社は、個人の資金が30分以内に送金先に到着することを保証する唯一の汎欧州の送金企業になった。顧客体験を優先することにより、TransferGoは数千もの顧客が信頼するブランドと彼らが愛用する製品を構築した。同社のビジョンは、国際的な金融サービスを煩わしさや人為的国境のないものにすることである。
Daumantas Dvilinskas創設者兼最高経営責任者(CEO)( https://www.forbes.com/profile/daumantas-dvilinskas/ )は2017年のフォーブス「30 under 30」(30歳以下の30人)に選出された。同社はTechCrunch Europa Awards 2018で「Fastest Rising Startup of the Year(今年最も急上昇しているスタートアップ)」にノミネートされ、TNWによって2019年の5つの最もホットな英国スタートアップ企業の1つにリストされた。
▽Thought Machineについて
Thought Machineは2014年に創設され、銀行が最新システムを展開して銀行業界を悩ますレガシーITプラットフォームから脱皮することを可能にすることを使命として掲げている。同社はクラウドネイティブ・コアバンキングプラットフォームVaultによってこれを実現している。この次世代システムは、完全なクラウドネイティブ・プラットフォームとしてゼロから書かれている。これには、レガシーまたはプレクラウドのコードは1行も含まれていない。
起業家のPaul Taylor氏が創業したThought Machineの顧客には、ロイズ銀行グループ、SEB、スタンダードチャータード、Atom Bank、Monese、Curveなどがある。同社は現在、ロンドン、シンガポール、シドニー、メルボルン、ニューヨークのオフィスに展開する450人以上のチームを擁しており、Eurazeo、Draper Esprit、SEB、British Patient Capital、IQ Capital、Playfair Capital、Nyca Partners、ロイズ銀行グループ、Backedから1億1000万ポンド以上の資金提供を受けている。
詳しい情報はthoughtmachine.net を参照。
ソース:Thought Machine