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Sasolが好調な内容の6カ月決算(2020年12月31日終了)を発表

Sasol Limited
2021-02-23 14:59 1812

ヨハネスブルク

2021年2月23日

/PRNewswire/ -- Sasolは好調な内容の6カ月決算(2020年12月31日終了)を発表した。利益は前期の45億ランドから153億ランドへと100%以上増加した。

ランド建てバレル当たり原油価格が約23%低下したにもかかわらず、当社の調整後のEBITDA(利払い前・税引き前・減価償却前利益)はわずか6%減にとどまった。こうした業績は、困難な環境に対応した堅調なキャッシュコスト、運転資金、設備投資運用の結果として得られたものだ。

当社の利益は以下のノンキャッシュ調整によりプラスの影響を受けた。

*2020年6月と比較したランドの対米ドル相場終値が約15%上昇したことを受け、金融資産と負債の為替換算益が46億ランドとなった:

*金融商品とデリバティブ契約の評価益が50億ランドとなった:

*為替換算調整勘定(FCTR)の実現益が33億ランドとなった。これは主に米国のLCCP Base Chemicals事業における所有権の50%を処分したことによる:

 

Key metrics

Half year
31 Dec 2020

Half year
31 Dec 2019

Change %

EBIT (R million)

21 650

9 853

>100

Adjusted EBITDA1(R million)

18 608

19 839

(6)

Headline earnings (R million)

11 858

3 670

>100

Basic earnings per share (Rand)

23,41

6,56

>100

Headline earnings per share (Rand)

19,16

5,94

>100

Core headline earnings per share2(Rand)

7,86

9,25

(15)

Dividend per share (Rand)




-  Interim (Rand)

-

-

-

-  Final (Rand)

-

-

-





 

1. 調整後のEBITDAは、減価償却および償却、株単位の配当、再測定項目およびディスカウントレート変更、全非実現換算損益、デリバティブおよびヘッジ契約の全非実現損益に関する環境引当金の変動に関して、EBIT(利払い前・税引き前利益)を調整することによって算定されている。

全非実現換算損益、デリバティブおよびヘッジ契約の全非実現損益を含むために、比較対象期が再掲されている。われわれは調整後のEBITDAは当グループの基本的なキャッシュフロー状況の測定に有益であると考えている。しかし、これはIFRS(国際会計基準)のもとで定義された条項ではなく、他の企業が報告している類似の表題の測定法とは同様ではない可能性もある。(調整後のE BITDAはJSE Limited Listings Requirements (ヨハネスブルク証券取引所限定上場要件)の意味での参考財務情報を構成しており、見直された暫定財務実績の一式に設定されたような準備基準および参考財務情報に関連して解釈されるべきである。

2. コアヘッドライン1株当たり利益(コアHEPS)は、ヘッドライン1株当たり利益を、為替相場の終値による換算の影響、全実現および非実現デリバティブおよびヘッジ損益、Khanyisa B-BBEE取引の履行、計画段階ではあるがLCCPに帰される損失など、1回限りの項目と調整することによって算定されている。

比較対象期が全非実現換算損益デリバティブおよびヘッジ契約の全非実現換算損益を含むために、再掲されている。

(コアHEPSはJSE Limited Listings Requirementsの意味での参考財務情報を構成しており、見直された暫定財務実績の一式に設定されたような準備基準および参考財務情報に関連して解釈されるべきである。)

 

 

主要な指標は以下の通り:

*運転資金レシオは前期の14. 6%に対し、14.9%だった。運転資金への投資は273億ランド:

*設備投資は75億ランド:

*利払い前・税引き前利益(EBIT)は前期の99億ランドに対し、217億ランド:

*調整後のEBITDAは前期の198億ランドから186億ランドへと6%減少:

*基本1株当たり利益(EPS)は前期の6.56ランドに対し、1株当たり23.41ランドに増加:

*ヘッドライン1株当たり利益(コアHEPS)は前期の1株当たり19.16ランドに対し、23.41ランドへと100%以上増加:

 

Turnover (R million)


EBIT (R million)

Half year
31 Dec 2019

Half year
31 Dec 2020


Half year
31 Dec 2020

Half year
31 Dec 2019

10 348

10 807

Mining

1 732

1 374

2 635

1 988

Exploration and Production International

897

1 023

41 206

30 178

Energy

5 098

6 743

24 642

27 409

Base Chemicals

3 624

(1 488)

32 933

33 750

Performance Chemicals

1 754

1 294

6

Group Functions

8 545

907

111 764

104 138

Group performance

21 650

9 853

(12 594)

(12 170)

Intersegmental turnover


99 170

91 968

External turnover


Net asset value

Half year
31 Dec 2020

Full year
30 Jun 2020

Change %

Total assets (R million)

397 516

479 162

(17)

Total liabilities (R million)

236 473

319 914

26

Total equity (R million)

161 043

159 248

1

 

▽新株予約権無償割り当て

新株予約権無償割り当て実施に関する決定は、現下のマクロ経済見通しや、当社の対応計画取り組みの大幅な進展を考慮して、下されていない。

財務諸表上の利益を拡大していく道は、引き続き優先事項に位置付けられ、財務要件内で事業を展開し、適切な流動性スペースを維持していくことを保証し、その一方でSasol 2.0 トランスフォーメーション計画を進めていく。

▽バランスシート運営

営業活動による現金収入は前期比40%減の117億ランドで、正味手許現金は2020年6月30日の341億ランドから276億ランドに減少した。

当社のキャッシュフローは原油価格低迷、化学品価格の軟調、プラント停止期間、COVID-19の打撃の影響を受けたが、現金節約計画と資産売却計画により、約280億ランド(20億米ドル)の債務を返済できた。さらに、約40億ランドのZAR金融ファシリティーを返済した。

実質資本支出は2020年上半期の214億ランドに対し、75億ランドだった。当期間のフリーキャッシュフローは、平均1バレル=43.62米ドルの低原油価格環境で、4億ランドだった。

このピークギアリング期間中のSasolのバランスシートの柔軟性を生み出すため、貸し手は当社の契約を2020年12月31日時点の純債務:EBITDA(銀行定義)比率を3.0倍から4.0倍に引き上げることに同意した。これは、当社の資本配分構成に沿った条件に従って柔軟性を高める(すなわち、レバレッジが純債務:EBITDA比率の3.0倍を超える間、配当の支払いと取得を一時停止するというコミットメントを通じて債務削減を優先する)ものである。当社は、この困難な時期の貸し手の継続的な支援に感謝している。

2020年12月31日の当社の純債務:EBITDA比率は2.6倍(銀行定義)で、しきい値をかなり下回った。

2020年12月31日現在の負債総額は、2020年6月30日の1897億ランドに対し、1263億ランドだった。期間中、資産売却による収入を米ドル建てシンジケートローン並びに当社のリボルビング信用ファシリティーの一部の返済に充て、米ドル建て債務を約280億ランド(20億米ドル)削減して1210億ランド(82億米ドル)にした。

包括的な対応計画と資産売却計画を通じて純債務をさらに削減し、2023年までに純債務:EBITDA比率を2.0倍未満、ギアリングを30%にする方針である。

当社のギアリングは、主に米ドル債務の返済(20%)とランド/米ドル為替レート終値の上昇(7%)により、2020年6月30日の114.5%から2020年12月31日の76%に減少した。

2020年12月31日の時点で、流動性ヘッドルームは目標とした流動性の少なくとも10億米ドルをはるかに上回り、530億ランド(36億米ドル)を超えた。集中管理行動を進めるにつれ、利用可能なランドと米ドルベースの資金が改善された。当社はさまざまな資金源からの資金調達とバランスの取れた債務満期プロフィールを確保するため、引き続き資金調達手段の組み合わせを評価している。

2021年11月に22億ランド(1億5000万米ドル)のタームローンの期限が到来するまで、重要な債務の満期はない。2020年6月30日に存在した貸し手との契約権利放棄に関して、当社は債務を決済するために特定の計画された処分収入を使用する義務を引き続き負っている。その結果、143億ランド(9億7500万米ドル)が短期債務に分類されている。

当社は健全な流動性ポジションとバランスの取れた債務満期プロフィールを維持することを目指して、バランスシートを積極的に管理し続けている。

▽配当

取締役会は、当社の現在の財務レバレッジと長期にわたる経済の不確実性のリスクを考慮すると、配当停止の継続が賢明だと考える。包括的な対応計画戦略の実施後、バランスシートは柔軟性を取り戻すと予想している。

▽モザンビークの生産分与契約(PSA)が進展

取締役会は2021年2月19日、モザンビーク生産分与契約(PSA)ライセンスエリアに関する最終投資決定(FID)を承認した。プロジェクトの推定費用総額は7億6000万米ドル。

重要なことは、このプロジェクトは同じ時間枠で450メガワットのガス火力発電所と液化石油ガス(LPG)施設を通じて、モザンビーク国内でガスを収益化する必要があることだ。生産されたガスの残りは、当社の事業を維持するために南アフリカに輸出される。

PSAの開発は2024年以降、モザンビーク南部からSasolのガスバリューチェーンへの追加のガス供給を確保することにより、Sasolのガス転換戦略を支え、Sasolの持続可能性計画に取り組む基礎となる。

▽編集者注意

発表の全文と精査された中間決算は当社のウェブサイトを参照:https://www.sasol.com/investor-centre/financial-reporting/annual-integrated-reporting-set

事前録音のプレゼンテーションは次のリンクで:https://www.corpcam.com/Sasol22022021

社長兼最高経営責任者(CEO)と最高財務責任者(CFO)は15時(南アフリカ時間)にWebキャストで電話会議を開催、財務結果を紹介し、事業の最新情報を提供する。

▽電話会議の詳細

2021年2月22日     時間

南アフリカ                   15:00
英国                           13:00
米国(東部標準時)  08:00

電話会議リンク: https://www.corpcam.com/Sasol22022021Questions  

▽問い合わせ先

Matebello Motloung
Manager: Group Media Relations
matebello.motloung@sasol.com  

Alex Anderson

Senior Manager: Group External Communication
Direct telephone: +27 (0) 10 344 6509; Mobile: +27 (0) 71 600 9605
alex.anderson@sasol.com

 

ソース: Sasol Limited