チューリヒ(スイス), 2021年1月20日 /PRNewswire/ -- 1月13日午後6時、スイスコム(Swisscom)はスイス初の分散型ライブ音楽実験で、BliggとMarc SwayのBLAY、Flavie Leaらスイスの有名なアーティストや新進気鋭アーティスト多数が出演するSwitzerland Connected(つながるスイス)を開催した。実験は成功し、スイスコムネットワークで国内6地点のミュージシャンがバーチャルにつながり、特異なライブ音楽体験が生み出された。
1月13日午後6時、BliggとMarc SwayのBLAY、Flavie Lea、その他さまざまなスイスの新進気鋭アーティストが6地点から共演した。世界初演は成功し、スイスコムはスイスのアーティストBLAYやさまざまな新人バンドが初演した曲「Denkmal(記念碑)」を放送することができた。分散型ライブで1つのライブストリームに同期された放送である。ベッリンツォーナ、モントルー、クロスタース、チューリヒ、ベルン、フォルケッツビールの各地点からミュージシャンの歌と演奏がスイスコムネットワークで結集し、特異なライブ共有体験がつくり出された。
イベントに先立つ記者会見で、スイスのアーティストBLAYのBliggは「大きな挑戦は全てを同時にまとめること。例えば、ティチーノ州のアーティストがチューリヒの人より1拍早かったら、それが分かってしまう」と説明した。ライブ実験では、まさにこの同期が成功した。ライブ公演の長い休止を経て、各アーティストは特にライブ音楽実験を楽しみにしていた。彼らはライブ体験もオーディエンスもなくなり、本当に寂しく思っていたのである。スイスコムの技術力を活用して、ほかのミュージシャンと誰にとってもユニークで感動的な"ライブ"時間をつくり出す期待は、彼らにとても魅力的だった。
▽遠くにいても体験を共有
スイスコムグループ取締役(顧客担当)のDirk Wierzbitzki氏は共同プロジェクトについて「われわれはスイスネットワークの限界を打破し、ネットワーク化世界の機会を利用して、共有できる楽しい音楽体験をコミュニティーにもたらしたいと思っていた。実験が成功してとても喜んでいる」と説明した。ライブ音楽実験はスイスコムの技術者や専門家に大きな課題を与えた。物理的な理由からネットワーク、個々の場所からの送信、信号処理は反応時間が異なり、パフォーマンスをまとめるにはオーディオ・ビデオ信号全体を完全統合しなければならない。それは完全にうまくいった。現在スイスコムが知る限り、これまで世界の公開放送イベントで類似の設定は成功しておらず、Switzerland Connectedは成功した世界初演になった。
Switzerland Connectedは、デジタル分野が現代テクノロジーの限界で本物のライブ体験を創出して、物理的距離にもかかわらず時間を共有することがどこまでできるか、究明することを目指している。イベント後のパネル討議で、スイスのアーティストBLAY、Flavie Lea、スイスコムグループのDirk Wierzbitzki取締役、メディア心理学者、主催者はこれらの問題を話し合った。Switzerland Connectedは、長期的に可能な新デジタルフォーマットは何か、将来の両世界で最高のものを結集できるか、探究を試みた。
▽プレス問い合わせ先
Swisscom
Media Relations
Florian Maag
Tel: +41 (0) 58 221 9804
Email: media@swisscom.com
▽スイスコムについて
スイスの大手テレコム企業で大手IT企業の1つでもあるスイスコム(Swisscom)は首都ベルン近郊のイッティゲンに本社があり、国外ではFastwebの社名でイタリア市場に進出している。2020年前半、従業員約1万9000人は54億4300万スイスフランを売り上げた。スイスコムは国が51%保有し、スイスで最も持続可能で革新的な企業の1つである。
▽Switzerland Connectedについて
2021年1月13日午後6時、スイスコムネットワーク(www.swisscom.ch/switzerlandconnected )、blue Zoom(blue TVのチャンネル)、YouTubeを通じてスイス全土に偉大な瞬間がストリームされた。BLAYは新曲「Denkmal」を初披露した。新しいスイス音楽のデュオは新人タレントのFlavie Lea、Make Plain、Andryy、Vibez、Ben Pavlo、Joel Goldenberger、Miss Kryptoniteにサポートされた。このイベントは適用できる全てのコロナウイルス対策を順守して行われた。
ハイライト動画:https://youtu.be/j0BDg9KL4aQ
▽技術情報
ヘッドホンで自分の言うことを聞き、わずかな遅れに気付いたことがあれば、レイテンシー問題がよく分かるだろう。このような遅れは会話を堅苦しいものにするが、音楽は不可能になる。遅れは送信と信号処理の自然な結果である。例えば、5Gでこれらは大幅に最小化されうる。しかし、全てを確実に同時結集する映像とサウンドの完全統合には、さらに追求する必要がある。フォルケッツビールのディレクターは異なる場所からのオーディオ信号同期をサポートするのにSonobusソフトウエアを使用、次いで計8台のライブカメラ映像と再マッチさせた。最終TV信号は生み出すのに3秒もかからない。この種のプロジェクトはスイスコムの国内ネットワークのように、効率的で反応の速いネットワークに依存する。スイスコムは5G、4G、ファイバー、実験用の固定銅回線などのモバイルテクノロジーを使っている。スイスコムの受賞歴あるネットワークについて詳しくは以下参照:https://www.swisscom.ch/en/about/network/the-network-for-switzerland.html
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