【フィラデルフィア2021年1月5日PR Newswire=共同通信JBN】
*パンデミックの困難にもかかわらず、担当地域は並外れた寛大さと臨床的リーダーシップを発揮:臓器提供者は2008年以降、毎年最多
Gift of Life Donor Program(命の贈り物 臓器提供プログラム)は、13年連続で全米の58の臓器調達機関(OPO)中、臓器提供者数でトップとなった。担当コミュニティーの並外れた寛大さのおかげで、Gift of Lifeは2008年以降、毎年、全米で最も多くの臓器提供者をコーディネートしてきた。
フィラデルフィアに本部を置く連邦政府指定OPOは、2020年に619の臓器提供者からの命を救う贈り物をコーディネート、1621の臓器が移植された。人口100万人あたり55人の臓器提供者というGift of Lifeの年間臓器提供率は、世界最高レベルである。
Gift of LifeのHoward M. Nathan会長兼最高経営責任者(CEO)は「Gift of Life Donor Programは、COVID-19パンデミックの最中も、命を救う使命を着実に前進させた。これは、スタッフの献身と専門知識、病院パートナーの献身、そしてドナーとドナー家族の感動的な寛大さの証だ。思いやりあふれる当コミュニティーは全米で最も寛大で、自らの悲しみとこの1年間の様々な困難にもかかわらず、命を救い、家族を支える選択をした」と語った。パンデミックの最中、命を救う心臓移植を受けた5歳のZach君と母親のSarahさんは、新しい心臓に謝意を表した。https://www.donors1.org/gift-of-life-update-zach-sarahs-story/
Gift of Lifeは、1385人の筋骨格ドナーと1726人の角膜ドナーを含む2295人のドナーから、人生を充実させる組織の提供も受けた。こうした組織提供は、整形外科やスポーツ損傷用の骨の提供、火傷患者の治療用や再建手術用の皮膚の提供、命にかかわる疾患の治療用の心臓弁の提供、視力の贈り物をするための角膜の提供など、11万人以上の人々に役立てることができる。以下の動画では、Alex Cummingsさんが、角膜の提供を受けたことでどのように視力と自立性を回復したかについて語っている。https://youtu.be/sueWEa_SJGk
▽パンデミックの最中も命を救う使命は続く
コロナウイルスの大流行が人々の日常生活に大きな混乱と不確実性の拡大をもたらした年に、Gift of Lifeチームは、ドナー向けのCOVID-19検査を実施し、病院や家族との手順やコミュニケーションに改良を加え、最前線の臨床チームが命を救う使命を継続できるよう個人用保護具(PPE)を確保することにより、新たな困難に迅速に対応した。同OPOは、臨床パートナーや病院の仲間をサポートするとっておきの方法を見つけ、PPE、ケアパッケージ、食事を提供し、コロナウイルス患者治療用の人工呼吸器を寄付した。
Gift of Lifeは、担当地域内の128の救急病院と15の移植センターと提携、臓器や組織の提供を通じて救命、治療活動を行っている。
Gift of LifeのRichard D. Hasz臨床サービス担当副会長は「Gift of Lifeの専門家チームは、家族に臓器提供の機会を与えるため、全米の主要な病院や移植センターの救命救急チームと24時間、年中無休で協力し、命を救う臨床状況と日々向き合っている。われわれの病院パートナーは、COVID-19との戦いという途方もないプレッシャーの中、臓器提供を断固として支持し続けてきた。極めて困難な年に、臓器提供や移植が他の人々に希望を与える明るい兆しとなっているとの思いを、多くの人が共有してくれた」と語った。Gift of Lifeは毎年、臓器提供を支援してくれた病院にGift of Life賞を贈り、表彰している。今年の受賞者が家族のケアやGift of Lifeとのパートナーシップについて振り返る様子を知るには、以下を参照。https://www.donors1.org/gift-of-life-and-the-hospital-and-healthsystem-association-of-pennsylvania-southeast-connect-honor-crozer-chester-medical-center-for-outstanding-organ-donation-rates/
米国では10万8000人以上が命を救ってくれる臓器の提供を待っており、毎日20人が提供者が現れる前に亡くなっている。ペンシルバニア州の東半分、ニュージャージー州南部、デラウェア州にまたがるGift of Lifeの担当地域には現在、命を救ってくれる移植を待つ男性、女性、子供が5300人以上いる。
Gift of LifeのJan L. Weinstock管理・法務担当副会長は「寛大な当コミュニティーは、2020年も引き続き、驚くべき共感と回復力を示してくれた。ドナーの家族には、これまで以上に深く感謝している。パンデミックのために、彼らは集中治療室(ICU)で愛する人と一緒にいることさえできなかったが、そうした悲しみの中で、他の人を助けたいとの思いから臓器提供に「イエス」と言ってくれた」と語った。
英雄的なドナーとドナー家族の寛大さがなければ、臓器提供や移植は不可能である。Gift of Lifeは毎年、臓器提供者の家族のための心を打つ、感動的なLife and Legacy Celebrations期間中、臓器を提供してくれたヒーローに敬意を表している。今年行われた初のバーチャルセレモニーの模様は、以下を参照。https://www.donors1.org/llc4/
命を救う臓器のニーズは待ったなしである。COVID-19のため、2020年は一部地域で運転免許センターが一時的に閉鎖され、臓器提供者登録が遅れており、登録の必要性はこれまで以上に高まっている。誰でも、以下からすぐに登録できる。https://www.donors1.org/learn-about-organ-donation/sign-up-to-save-lives/
▽コミュニティーサポートのリーダー
Gift of Lifeの619人の寛大な臓器提供者は、1621件の命を救う移植を可能にした。パンデミック期間中、当地域の主要な移植センターでケアを受けるため、多くの人が住まいから離れた場所まで出掛けて行かなければならなかった。フィラデルフィアのGift of Lifeファミリーハウス(Gift of Life Family House )は営業を続け、移植患者とその家族に手頃な宿泊施設、食事、支援サービスを安全に提供し続けるために多くの変更を加えた。さらに、COVID-19期間中の管理、移植後のメンタルヘルス、介護者のウェルネスなど様々なトピックを取り上げた、移植患者と介護者向けの充実したウェビナーシリーズも導入された。こうした無料のバーチャルサポート・ウェビナーには2000人以上が参加、移植コミュニティーに重要な健康、ウェルネス情報を提供した。2020年、ファミリーハウスのスタッフとボランティアは、7519人のゲストに4396泊、1万5038食、426回の地元病院への送迎を提供した。コミュニティーの支援を受け、ファミリーハウスは2011年の開業以降、12万9201人のゲストに7万722泊、25万8401食以上を提供、家族に提供した補助金付きケアは993万ドル以上になった。ファミリーハウスは2021年7月に10周年を迎える。ファミリーハウスがパンデミックの最中、肺移植を受けたMaggiさんとパートナーのGeorgeさんに、住まいから離れた安全で快適な住まいをどのように提供したかについて知るには、以下を参照。https://www.giftoflifefamilyhouse.org/njcouplegetsnewleaseonlife/
Gift of Lifeの仕事は、当地域全体で何百人もいるボランティアの存在なしには成り立たない。こうした大使たちはパンデミックにもかかわらず、一般の人々のバーチャル教育を支援し、研修に参加し、ファミリーハウスに食料や物資を寄付し、命を救うわれわれの使命をサポートするため、学校、礼拝所、病院、その他のコミュニティー組織の多くのプログラムに参加してくれた。
▽イノベーションと教育のリーダー
Gift of Lifeは、臓器、組織の提供分野のリーダーシップと学識で国際的に認知されている。同OPOは、多数の政府、学術医療機関、非営利組織の研究者と協力し、臓器提供と医療移植の進歩を支援している。
2020年は、若きヒーローと彼の思いやりあふれる家族のおかげで行われたGift of Life初の心停止後臓器提供(DCD)から25周年の年だった。Michael McVeyさんの遺産は、母親のSusan McVey Dillonさんの情熱的支援とGiftof Lifeの教育、リーダーシップを通じて、全米の臓器提供を大きく変えた。以来、Gift of Lifeは計1682件のDCDをコーディネートし、3009の臓器が移植された。DCDは全米で4万4000人以上の命を救ってきた。20年以上経った今、革新的な保存技術のおかげで、DCD心臓提供が現実のものとなった。Gift of Lifeは、5月にこの地域初のDCD心臓回収をコーディネート、さらに3件のDCD心臓提供に成功した。DCD心臓は、命を救うために移植が何としても必要な人々に希望を与え、ドナープールの最大30パーセント拡大が期待されている。Michael McVeyさんのレガシーづくりの歴史と、米国の臓器提供を大きく変えた彼の家族とGift of Lifeとの重要なパートナーシップについて知るには、以下を参照。https://www.donors1.org/michaels-legacy-donation-milestone-led-to-44000-lives-saved/
ペンシルベニア大学医学大学院(ペン・メディシン)は1月、Benjamin Gobrecht君の誕生を発表した。赤ちゃんのBenjamin君は、死亡したドナーから移植された子宮から生まれた米国で2番目の赤ちゃんだった。Gift of Life Donor Programはペン・メディシンと提携し、子宮因子不妊症向け子宮移植(UNTIL)試験のための臓器提供をコーディネート、今回の臨床的マイルストーンにつながった。この臓器提供と移植のイノベーションは、世界中の生殖年齢女性の5%が患い、かつては女性不妊症の不可逆的形態だった、生まれながらの子宮因子不妊症(UFI)の女性に希望を与えている。UNTIL試験とGobrecht君の移植の旅について詳細を知るには、以下を参照。https://www.pennmedicine.org/news/news-releases/2020/january/penn-medicine-birth-marks-a-milestone-in-uterus-transplant-clinical-trial
The Gift of Life Institute(Gift of Life Institute )は、臓器および組織提供の専門家向けの国際研修センターで、スキルベースの学習、継続教育、共同研究、コンサルティングサービスなど、臓器提供の転帰を向上させる包括的、学際的リソースを提供している。同Instituteは2004年の設立以来、58のOPOや多くの組織バンクで450回以上のワークショップを手助けし、全米および世界33カ国からの1万1000人を超える専門家に研修を実施してきた。同協会は2020年、完全バーチャルプラットフォームへの移行に成功、1100人以上の参加者に研修を実施した。
同InstituteのTransplant Pregnancy Registry International(TPR)(Transplant Pregnancy Registry International )は、移植後の出産や薬物投与の生殖能力や妊娠への影響を研究している。TPRは1991年以来、5000以上の移植後妊娠の転帰を追跡し、家族計画を決めた数えきれないほどの移植患者や彼らの医療チームと情報を共有してきた。TPRは、この類では世界で唯一の登録簿である。TPRチームは、76以上の査読付き出版物に成果を発表、世界中の530の学術フォーラムで発表してきた。
▽Gift of Life Donor Program(命の贈り物 臓器提供プログラム)
Gift of Life Donor Program(Gift of Life Donor Program )は非営利の連邦政府指定臓器調達組織で、128の救急病院、15の移植センターと協力し、ペンシルバニア州の東半分、ニュージャージー州南部、デラウェア州の1130万人にサービスを提供している。心優しいコミュニティーのおかげで、Gift of Lifeは過去13年間、米国で最も多くの臓器提供者をコーディネートしてきた。人口100万人あたり55人の臓器提供者という年間提供率は、世界最高レベルである。Gift of Lifeは1974年以降、5万2500以上の命を救うための臓器移植をコーディネート、寛大なドナーとその家族から提供された組織の移植は約175万件に上る。1人の臓器提供者は最大8人の命を救うことができ、1人の組織提供者は100人以上の生活を改善することができる。詳細情報または登録については、donors1.org( https://www.donors1.org/ )を参照。
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