【アトランタ、上海2020年12月17日PR Newswire=共同通信JBN】
*初のグローバル戦略ポジショニングリポートをリリース
Fortune (China)とRies Positioning Strategy & Consultingは、初のグローバル戦略ポジショニングリポート「The $ Trillion Opportunities: Building Global Brands with Country Positioning in Mind(1兆ドルの機会:カントリーポジショニング(国ごとの位置付け)を心の中に置いてグローバルブランドを構築)」を米国でリリースした。
ポジショニングリポートは、各国には異なる「心の中のポジショニング」属性があり、企業は効果的にコンセプトを把握し、カテゴリーに従ってグローバルブランドを構築しなければならないと指摘している。
ポジショニングリポート用の調査は、Ries Consultingが生み出した独自の理論的枠組みに基づいて、消費者分析とカテゴリー調査を米国、中国、英国、フランス、ドイツ、インドの中核6市場で実施した。重要なことだが、潜在的カテゴリーの機会はこれらの市場に限定された。また、グローバル市場における潜在的カテゴリーの開発に向けたガイドラインも提供し、認知とカテゴリーに注目した世界初のポジショニングリポートになっている。
FortuneのMichael Joselofグローバル最高経営責任者(CEO)は「われわれはグローバルビジネスが大きな課題に直面している重要な時期におり、ブランドはグローバルな『ブルーオーシャン(競争のない未開拓市場)』を探求する必要がある」として、戦略ポジショニングリポートの背景を紹介し「Ries Consultingはグローバルな戦略ポジショニングリーダーであり、ビジネスモデルで『認知』と『カテゴリー』を組み合わせたポジショニング理論の開拓で有名である。われわれは協力し、世界で最も潜在的な製品カテゴリーを捉える」と語った。
ポジショニングリポートは「心の中のカントリーポジショニング」が特定国に対する消費者の唯一かつ最初に経験した認識を表していると指摘。調査対象の中で中国とインドは急速な発展を享受したが、心の中のカントリーポジショニングは分かれている。
米国、中国、ドイツはテクノロジーと革新のリーダーになったが、グローバル消費者の心の中でインドはいまだに伝統的農業のイメージを振り払っていない。英国とフランスは優れたデザイン、ファッション、ハイエンド製品で抜きんでており、高級品や宝石類など富裕消費者カテゴリーでその利点を見せている。
リポートは、ブランド、カテゴリー、心の中のカントリーポジショニングが互いに深く影響する可能性があるとしている。このため、グローバルブランドを構築する際はさまざまなカテゴリーを組み合わせることがカギになり、各国は独自の心の中のカントリーポジショニングによって、それぞれ特徴的なリーダーを擁している。
カテゴリーが心の中のカントリーポジショニングの優れた側面と結び付くとカテゴリーの革新が生まれ、消費者マインドに新しいグローバルな利点を形成する可能性がある。リポートはまた、茶、アパレル、電気自動車など各カテゴリーのグローバル市場における機会を具体的に分析している。
Ries ConsultingのLaura Riesグローバル会長はリポート発表と同時に、将来のグローバルビジネスの機会を評価し「グローバル競争に勝つカギは、ブランドがグローバル消費者のマインドを所有できるかどうかにかかっている。グローバルブランドを構築する過程で、心の中のカントリーポジショニングは極めて重要だが、起業家には見落とされがちである。心の中のカントリーポジショニングを探求して利用し、その影響力を最大化することは、グローバルブランドの構築に大いに役立つ」と語った。
Laura Ries氏は「これは、Ries Consultingが過去60年間順守し、ビジネスの実践で証明してきたものである。21世紀にブランド間のグローバル競争は避けられない。グローバルブランドに育てるかどうかは『to be, or not to be(あるべきか、そうでないか)』の決断である。今日の国際情勢が複雑だとしても、認識の法則を正しく理解し、新たなカテゴリーを創出することによってのみ、われわれはグローバルブランド構築に成功することができる」と続けた。