【台北2020年12月3日PR Newswire=共同通信JBN】台湾文化内容策進院(Taiwan Creative Content Agency、TAICCA)は11月19日、現地ならびに海外の潜在的バイヤーに向けてGolden Horse Film Project Promotion(FPP)で選ばれたシリーズの国際的なピッチングイベントを開催した。このTAICCAとGolden Horse FPPシリーズの間の初コラボレーションでは、TAICCAが国際的な共同制作の機会のために開催するTaiwan Creative Content Fest(創意内容大會)でアイデアを提示する台湾の11チームが選ばれた。
TAICCAは11月10日の記者会見で「Last Stage(ラストステージ)」投資プログラムを発表した。台湾のオリジナル作品は、国際的な制作と配給の契約を結ぶことで、TAICCAから最大30万米ドルの投資を受ける資格を持てることになる。また、TAICCAはGolden Horse FPPと協力し、PGA、CJ ENM、Netflix、MediaCorp、HBO Asiaといった国際的バイヤーに参加を招待した。制作チームがこうしたバイヤーとの契約に達した場合、彼らはTAICCAの投資プログラムの資格対象者となる。
TAICCAのCF HU会長は開会の辞で、映画とテレビのプラットフォームは常に優れたシリーズを求めていると強調した。TAICCAは多くの国から40人以上のバイヤーをGolden Horse FPPに招待することで、台湾のオリジナルシリーズを世界に紹介する。TAICCAの「Last Stage」プログラムが国内のチームを支援し、国際的投資家を見いだせることを期待している。
Golden Horse FPPには今年初めて「シリーズ」が加わり、受賞歴のある以下のプロデューサーとクリエーター各氏からの提案が選ばれた。
Wei-Hao CHENG、Lyra FU、Fish WANG、ゴールデン・ベル・アワード受賞者のChun-Yang LIN、Wei-Ling CHEN、Tien-Yu FU、Luo-Ying WU、Ray JIANG、Ying-Ting TSENG、Jie ZHAN
このイベントで、HU会長はこうしたシリーズをバイヤーに推薦する手助けをした。提案を行ったチームは、さまざまな形式で彼らのストーリーを伝えた。一部のチームはプレゼンテーションの他にも紙ベースのモデル、トレーラー、グラフを使用した。バイヤーたちはビデオ、オーデオ、あるいはテキストベースのプラットフォームを通し、予算、規模、共同制作の国、スケジュール、ジャンル、ストーリー展開、登場人物といったあらゆる種類の質問をオンラインで投げかけた。バイヤーたちは、提案をより良くする方法についての提言も提供した。
イベントの後、提案を行った一部のチームは、予想していた以上の数の海外バイヤーを見て緊張したと語った。Golden Horse FPPで個々のバイヤーと話すのとは異なり、潜在的投資家の集団の前で発表するのは普段とは違う機会だった。「私はこのような機会を設けてくれたTAICCAに感謝する。これでわれわれは、国際プラットフォームからの期待についてより深く理解し、国際的共同制作に向けて調整し、より良い準備ができる」