【台北2020年7月30日PR Newswire=共同通信JBN】台湾オリジナルコンテンツの対象範囲拡大を目指して、Taiwan Creative Content Agency(台湾文化内容策進院、TAICCA)とCATCHPLAYはSCREENWORKS ASIA Ltd.に共同投資し、国際オーディエンス向けにより多くのオリジナルコンテンツを制作すると発表した。この合弁事業は、エンターテインメントコンテンツ制作の量と質を引き上げ、国際協力のプラットフォームを増強して、台湾をアジアのオリジナルコンテンツに関するパワーハウスにすることを目的にしている。
CATCHPLAYは台湾における海外映画の大手配給業者で、「ラ・ラ・ランド」や「グリーンブック」、「パラサイト 半地下の家族」が最近のラインアップである。そのストリーミングサービス「CATCHPLAY+」は海外市場進出に成功した数少ないデジタルコンテンツサービスの1つで、台湾、シンガポール、インドネシアの各国に展開し、これまでにユーザー600万人以上を動員した。コンテンツ業界で10年以上の実績があるCATCHPLAYは、韓国のCJ Entertainmentと共同制作した「20歳よ、もう一度」のほか、ハリウッド映画の「レヴェナント: 蘇えりし者」や「アサシン クリード」、 マーティン・スコセッシ(Martin Scorsese)監督の「沈黙 -サイレンス-」など、注目すべき映画投資を行っている。CATCHPLAYは2019年、ワーナーメディア(WarnerMedia)のHBO Asiaと提携して初の台湾オリジナルドラマシリーズ「The World Between Us」を配給し、このテレビシリーズは同年最も成功した北京語シリーズになった。
TAICCAのHsiao-Ching TING会長は「独占配給ネットワークと海外作品投資の実績があるCATCHPLAYは、海外映画、テレビ番組を長年配給してきた。台湾映画の発展に投資するTAICCAは、CATCHPLAYの国際配給チャンネルを活用、台湾制作の映画を海外に輸出して長期トレンドを覆し、その『国際化』、『ブランド創出』戦略に共感したい。TAICCAはCATCHPLAYと協力して、台湾のオリジナルコンテンツがグローバル市場と統合する基礎を確立するつもりである。そうなれば、台湾は世界中で影響力あるオリジナルコンテンツの貢献者になれる」と語った。
CATCHPLAYのDaphne YANG最高経営責任者(CEO)は「われわれは従来、国際コンテンツ業界のルールに従って、優れた海外コンテンツを台湾のオーディエンスにもたらしてきた。今はわれわれの国際市場経験を利用して、台湾のオリジナル作品を世界に紹介する時である。TAICCAがこのコンセプトとわがチームの能力を認めてくれて光栄である。台湾の映画・テレビ業界がこのパートナシップによって、国際基準に沿った新プラットフォームを構築できるようにしたい」と語った。
SCREENWORKS ASIAの主要な焦点は、海外オーディエンスに向けて台湾の高級オリジナル・エンターテインメントコンテンツを制作、配給することである。SCREENWORKS ASIAは国際的に関心のあるさまざまなトピックを選定し、映画、ミニシリーズを中心とする制作、劇場公開用のファクチュアルエンターテイメント、テレビ、あるいは、長期目標として多様で業界横断的なグローバルIP(知的財産)をつくるストリーミングサービスを開発する。
SCREENWORKS ASIAが初めて発表したプロジェクトは、2019年に大成功した北京語ドラマシリーズの続編「The Making of An Ordinary Woman II」である。「The Making of An Ordinary Woman」と「The World Between Us」は2019年北京語ドラマのトップ2を占め、大手国際コンテンツレーティングサービスIMDbでそれぞれ8.6と9.2に格付けされ、アジアと世界全体で数億人が視聴した。両番組とも台湾で制作され、CATCHPLAY+でストリーム配信された。SCREENWORKS ASIAはさらに5つのプロジェクトを発表しており、そのうち2作品がこの夏クランクインする。
TAICCAは昨年の創設以来、発展促進の優れた可能性のあるIPに取り組んできた。中でも新進気鋭のイー・リウ(Yi LIU)監督による武術短編「気:呼吸の技法」は、Taipei Golden Horse Film Project Promotion(金馬創投会議)で昨年末、受賞プロジェクトに選定され、TAICCAが開設したプラットフォームで発展を加速、今年はベルリン国際映画祭併設マーケットのIP展示会に参加した。SCREENWORKS ASIAは同名のテレビドラマと映画も制作し、コンテンツ業界とクリエーターが国際市場に飛び込む舞台を生み出す。
TAICCAはDevelopment Fundを利用し、多様な業界に投資して業界ギャップを埋め、台湾関連コンテンツによって映画のエコシステムを体系的に構築している。TAICCAは引き続き政府・民間部門と協力し、台湾文化コンテンツ業界の振興開発のために新たな共同投資家を歓迎する。
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ソース:Taiwan Creative Content Agency
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(写真説明:左から右に、ScreenworksのKaren Tang ゼネラルマネジャー、CATCHPLAY GroupのDaphne Yang CEO、TAICCAのHsiao-Ching TING会長、同Lolita Ching-Fang HU社長)
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(写真説明:Screenworksの各創業者と次期プロジェクトのクルー)