【セントルイス2020年10月29日PR Newswire =共同通信JBN】
*資金提供はWheatsheafとGVが共同主導。食品・農業バリューチェーンで戦略的と環境、社会とガバナンス(ESG)重視の投資家が幅広く参加。
*Benson Hillは多方面の食品・食材市場での商業活動と食品イノベーションプラットフォームエンジンCropOS(TM)の拡大に資金を充当。
Benson Hill(Benson Hill )は、Wheatsheaf GroupとGV(旧Google Ventures)が主導した1億5000万ドルのシリーズD資金調達ラウンドを完了したと発表した。同社最新の食品イノベーションエンジンCropOS(TM)(CropOS™ )は、自然の遺伝子多様性を活用し、農業者とあらゆる種類の食品会社、そして最終的には消費者に役立つ健康で持続可能な食品と食材の選択肢を開発し、商品化する。この資金調達ラウンドは、プラットフォーム技術を展開し、サプライチェーンで提携先の開発を広げ、商品の事業化を高めようとする、このフードテック企業の取り組みを加速させる。
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資金調達ラウンドは、食品システムの進化を通して、人々の健康と幸福、地球に貢献する同社の戦略事業モデルと有望性を評価するさまざまな投資家を引き寄せた。新旧投資家に含まれたのはArgonautic Ventures、Caisse de depot et placement du Quebec(CDPQ)、Emart、GS Group、Louis Dreyfus Company、iSelect Fund、Fall Line Capital、Mercury Fund、Prelude Ventures、Prolog Ventures、S2G Venturesで、戦略的投資家およびファミリーオフィスの投資家も加わった。
Benson Hillは、データ科学や機械学習、AI技術の力と、植物学やゲノムの分野を組み合わせたCloud Biology(R)を活用している。CropOS(TM)はこの分野を実行可能にし、商品開発の精度と速度を飛躍的に加速するプラットフォームだ。Benson Hillの技術プラットフォームとコラボレーションは、消費者が求めるより持続可能な飼料や食品、食材の選択肢の創造を支援し、農業者が要求する大きな収穫高を実現する。
Wheatsheaf Groupのエグゼクティブディレクター、Stephan Dolezalek氏は「会社としてわれわれは、商品の主導性が低い食品システムで、拡大する世界人口に適切なカロリーと栄養を与えるイノベーションへの投資に力を入れている。Benson Hillを後押しする社風とパートナーは、現在の食品システムに重しとなる健康と持続可能性の課題に対し、社会とわれわれの環境にプラスになる形で大きな影響を与えると、われわれは感じる」と述べた。
Louis Dreyfus Company のコーポレートベンチャーキャピタル計画ヘッドのMax Clegg氏は「技術が可能にするイノベーションの価値創造の可能性実現によって、食品の持続可能な未来を推進するBenson Hillの取り組みの拡大に貢献するのは楽しみだ。ゲノム科学と遺伝子多様性の力はほとんど手つかずで、同社の技術と協力モデルは、農業者から最終消費者までのバリューチェーンにわたる利害関係者に効率と新しい商品差別化を解き放つ」と述べた。
ShinsegaeグループEmartのCEO、Hewie Kang氏は「植物性タンパク質の動きは世界規模だ。Benson Hillの特にタンパク質と栄養素の密度の分野での商品イノベーションは、地球規模の植物に由来した代替物の採用加速を助けようとしている。われわれの投資は、世界の消費者にもっと持続可能で健康な食品の選択肢を着実に提供するビジョンを支援するという戦略的意図の表れである」と述べた。
Benson Hillはこの新しい資金調達ラウンドによって、Cloud Biology(R)とその革新的エンジンであるCropOS(TM)を進化させ続け、パートナーの開発努力を増幅し、トップ人材の採用を続け、2021年に初のUltra-High Protein大豆品種などの商品投入を加速させる。同社の高品質大豆品種ポートフォリオは、好消化性や心臓に良いオメガ脂肪酸、高いタンパク質を含む需要が高く幅広い優良特性を備え、植物性食品や健康的な油、家畜飼料、水産養殖の各市場に貢献している。
Benson HillのCEO、Matt Crisp氏(Matt Crisp )は「パンデミックが食品システムの強さと弱さを浮き彫りにする中で、われわれは社会として分岐点にいることが一層明確になっている。食べ物を選ぶのは楽しさを生み、われわれを丈夫にして、誰もが環境ニーズにアクセスできるよう保つことを助ける。植物の多様性と技術イノベーションの力はこの進化の加速を支援する。この瞬間を協調的に考えて食品生産を近代化する重要性や機会を理解する投資家、利害関係者、農業者、パートナーの広がる連合にわれわれは感謝する」と述べた。
▽Benson Hillについて
Benson HillはCloud Biology(R)に加えて、データ科学や機械学習と、生物学やゲノム科学を組み合わせた先進的食品イノベーションエンジンであるCropOS(TM)によって食品を向上させている。Benson Hillは植物から食卓へ自然の遺伝子多様性を解き放つイノベーターに力を与える。その目的はもっと健康的で味わい深い食品や成分の選択肢を生み出し、広く利用可能にして持続可能性を保つことだ。詳しい情報を見るにはbensonhill.com(bensonhill.com )またはTwitter の @bensonhillinc(@bensonhillinc )を参照。
▽Wheatsheaf Groupについて
Wheatsheaf Groupは持続的な商業的、社会的成果をもたらすため、長期的視野に立って資本と専門技術を使って、食品と農業事業に投資している。業界で最大かつ最長の確立した投資チームを持つWheatsheafは、ポートフォリオ企業と連携し、食品の生産と流通で効率性を生み出す。同社は人間の健康と地球の健全性の両方を維持し、手ごろな値段で栄養価が高く、安全な食品を届ける革新的な事業モデルと技術を開発する。こうした事業モデルと技術を商業規模で展開することによってWheatsheafは、変化する世界人口の需要に見合った健康で栄養のある食品を供給するという現代社会の最も差し迫った課題に応える永続的なソリューションをもたらすよう努めている。Wheatsheaf GroupはGrosvenor Estateの傘下にある。
▽Louis Dreyfus Company(LDC)について
LDCは農産物の大手加工および取扱商社である。世界的な業務範囲と幅広い資産ネットワークを生かして世界中の顧客と消費者に貢献し、安全で責任を持ち、また信頼されて、適切な商品を適切な場所へ適切な時間に届けるよう努めている。その活動は農場から食卓まで、幅広い事業ライン(プラットフォーム)にわたる。1851年以降に業務は拡大し、穀物・油糧種子、コーヒー、綿花、果汁、コメ、砂糖、貨物、そして世界市場に及んでいる。LDCは毎年、約8000万トンもの商品を発出、加工、輸送し、5億人の食と衣を助けている。世界6地域と8つのプラットフォームで構成されるマトリックス組織である同社は、世界100カ国以上に進出し、約1万8000人を雇用している。
▽Emartについて
Emartは韓国の複数業態の小売企業で、Emart Hypermarketsや、倉庫形式の小売り業態のEmart Traders、製造施設と食品流通網、国際的なレストランと飲料フランチャイズを持つShinsegae Food、Emart24コンビニ、小規模食品店のEmart Everyday、高級複合モール、Starbucks Korea、SSG.COM(オンラインモール)を持つ。同社のポートフォリオには毎月、韓国の人口の半分に当たる人が訪れ、ロイヤルティカードのアクティブ会員は2000万人に上り、幅広い消費者との相互交流の場になっている。Emartは韓国以外にもベトナム、モンゴル、フィリピン、中国などアジアに小売り拠点を持つ。EmartはGlobal Sourcing部門を通じて、いくつかの海外事務所を運営し、米国法人であるEmart America Inc.はすべてのEmart子会社の代理として輸出入向け製品を紹介している。Emartは米国で子会社のGood Food Holdingsを通して、Bristol Farms、Metropolitan Market、New Seasons Marketなどの名で高級食品店を運営する。詳しい情報はemartcompany.com(emartcompany.com )を参照。
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