【広州(中国)2020年10月23日PR Newswire=共同通信JBN】
*World 5G Convention Organizing Committeeによる記事(科技日報(Science and Technology Daily)が報道):
中華人民共和国(PRC)広州省人民政府、国家発展改革委員会、科学技術省、工業情報技術省が共催する2020 World 5G Convention(2020年世界5G大会)が11月26日から28日まで広州で開催される。大会のテーマは「5G+ By All for All(すべての人による、すべての人のための5G+」である。
3月4日、中国共産党中央委員会政治局常務委員会の会合は、5Gネットワークやデータセンターなどの新しいインフラストラクチャーの建設を加速することを強調した。習近平(Xi Jinping)国家主席が今年、浙江省、陝西省などを訪問した際、5Gなど新たなインフラストラクチャーの建設の加速について重要な指示を相次いで与えた。
新たな一連の世界的な技術革命と産業トランスフォーメーションが深化する中、5Gは世界のデジタル経済発展戦略における優先的な開発分野になった。Global Association for Mobile Communications Systemsの予測によると、2024年までに全世界で約12億人の5Gユーザーが存在する見通しである。China Academy of Information and Communications Technologyは、中国の5Gネットワーク構築への累積投資は2025年までに1兆2000億人民元に達する可能性があると予測している。これが推進力となり、さまざまな産業の上流および下流の産業チェーンとアプリケーションへの投資は3兆5000億人民元を超える見込みである。2020年から2025年まで、中国の5Gの商用利用は間接的に約24兆8000億人民元の総経済生産を促進する。
World 5G Conventionは5G分野で世界初の国際イベントであり、2019年に北京で初開催された。この大会には全世界から専門家、学者、企業幹部が参集し、「5G - Change the World, Create the Future(5Gは世界を変え、5Gは未来を創出する)」をテーマに詳細な議論が行われた。開会式参加者のリストは以下の通り:蔡奇(Cai Qi)中国共産党(CPC)中央政治局委員兼北京市委員会書記、王勇(Wang Yong)中国国務委員、王志剛(Wang Zhigang)科学技術相、苗ウェイ(Miao Wei)前工業情報技術相、林念修(Lin Nianxiu)国家発展改革委員会副主任。これは党と国家の指導者が5G開発に寄せる高い関心を完全に具現化している。
2020 World 5G Conventionは広州で開催され、世界の情報通信分野の重要かつ影響力のある科学者、世界的に有名な5Gサービスプロバイダー、5G業界のアプリケーションプロバイダーが集まり、5G分野の最先端のテクノロジー、業界のトレンドおよび革新的なアプリケーションについて意見交換しディスカッションを行う。大会は、世界の新しい経済形態における5Gの牽引力と新たな双循環開発パターンにおける5Gの重要性を完全に反映し、5Gが従来産業のアップグレードと新たなデジタルライフである「smartly benefits(スマートな利点)」を推進することを強調し、世界に5G産業のエンパワーメントの役割と価値を明示する。
World 5G Conventionの組織委員会が発表した紹介によると、大会は開会式、メインフォーラム、サミットフォーラムで構成する新しいクリック・アンド・モルタル方式で開催される。まず5G and Media Industry Transformation Forum(5Gとメディア産業トランスフォーメーションフォーラム)と5G and Digital Life New Consumption Forum(5Gとデジタルライフ新消費フォーラム)が11月25日に開催される。開会式とメインフォーラムは11月26日午前に開催される。Digital Economy Led by 5G and Sustainable Development Forum(5Gが主導するデジタル経済と持続可能な開発フォーラム)、5G and the Greater Bay Area Development Forum(5Gと大湾岸圏開発フォーラム)、The 3rd AI & I Guangzhou International Summit 2020(第3回AI&I広州国際サミット2020)、5G and Industrial Internet Forum(5Gと産業インターネットフォーラム)、5G and Public Health & Healthcare Forum(5Gと公衆衛生・医療フォーラム)、5G and Smart Transportation Forum(5Gとスマート輸送フォーラム)、2020 International Seminar on Future Information Communication Technologies and Strategies(未来の情報通信技術・戦略に関する2020年国際セミナー)などを含むサミットフォーラムは11月26日午後から27日まで連続して開催される。さまざまなテーマと多岐にわたる分野で幅広い議論が行われる。
大会期間中、11月26日から28日まで約1万2000平方メートルに及ぶ展示会が開催され、新生活、新産業、新技術などのテーマを展示する。家庭生活、ヘルスケア、金融消費、ソーシャルコミュニケーション、教育とエンターテインメント、輸送と物流、生産と製造、都市管理などの5Gアプリケーションサービスシナリオを含む社会的生産活動を中心にインタラクティブな展示スペースが構築される。展示会はこれまでの5Gアプリケーションの優れた事例の展示に焦点を当て、公共に利益をもたらし、産業に力を与えるという5Gの成果を強調する。ビジターは5Gスマートライフ・アプリケーションを直接体験し、工業生産への5G推進について詳細に体験し、5G産業チェーンの上流・下流の新技術と新製品を総合的に理解することができる。
2019年2月に中国共産党中央委員会と中国国務院が公表したOutline Development Plan for the Guangdong-Hong Kong-Macao Greater Bay Area(広東・香港・マカオ大湾岸圏開発大綱計画)の中で、次世代の情報技術を促進しそれらを新たな柱産業に発展させ、新ディスプレー技術、新世代の通信技術、5G、モバイルインターネットなどの主要分野において多数の主要な産業プロジェクトを促進する必要があると明確に述べている。
大会の開催者の1つである広東省は5G産業アプリケーションの開発を積極的に推進してきた。2019年、広東省はGuangdong Provincial Action Plan for Accelerating the Development of 5G Industry(5G産業の開発加速のための広東省行動計画)(2019-2022)を発表し、5G産業の開発の目標と指示を特定した。中国初の5Gパイロット都市の1つである広州は、5Gの急速な発展の機会を捉え、新しい業種、新経済、新しい勢いの育成を加速し、科学技術が主導する新たな推進力を創出することを極めて重視し、広州に重要な支援を提供し「old city, new vitality(古い都市、新たな活力)」を実現することを目指している。大会は、広東・香港・マカオ大湾岸圏の開発トレンドを組み合わせ、商用実装プロセスを考慮して5Gの新たな出発点、新たな方向性、新たな機会を探り、5Gの全産業への統合を促進し、公共の利益をもたらすために全てを接続し、大湾岸圏の構築に力を与える。
2020年世界5G大会と展示会への参加のための登録チャンネルが開設されている。詳細は大会の公式ウェブサイトwww.w5gc.com を参照。