香港2020年9月19日 /PRNewswire/ -- ASSA ABLOYグループは、アジア太平洋(APAC)地域において、戦略的なイノベーションロードマップに基づき、昨今トレンドになっているスマートホーム化に向けて先見性、リソース、技術をリードすると発表した。
APAC地域のスマートホーム市場は安定的な成長をする見通しで、今後数年の年平均成長率(CAGR)は16%とされている。スマートフォン普及、およびインターネット接続の増加に伴い、政府もスマート化に向けた政策を掲げている。中国、日本、シンガポール、インドなどでは、スマートホームアプリを実用化したスマート都市開発を政府が進める方向だ。
ASSA ABLOY Opening Solutions のAPAC地域では、同グループの子会社で世界的に有名な住宅金物ブランドのYale社の持つスマートホームソリューションで顧客の管理を行う。スマートホームソリューションは、Yale 社のアプリ(Yale Access)と連動するスマートロックを始め、Wi-Fi ブリッジ(Connect Wi-Fi Bridge)とアプリをペアリングさせることにより、従来のメカニカルな機能から先進的特性へのスムースな移行を可能にする。
ASSA ABLOY Open Solutions APACのスマートホーム・EビジネスマネージングディレクターのTroy Jackson氏は「スマート製品は当社の基幹的なイノベーションアジェンダである。スマートドアロックは、製造過程、製品、組織の上に築かれたASSA ABLOYの入退システムイノベーション戦略の発現である」と語った。
ASSA ABLOYのイノベーション製品開発プロセスは、市場開拓をする上で顧客の知見に基づいて開発過程を段階別に構築し、アプローチする方法を採用している。製品のアイデアは導入時の成功が最大化されるように徹底的に戦略化された上で試作されている。
新製品は材料、製造、ロジスティクス、廃棄の面で持続可能なものでなければならない。次に、ジェネレーションプランニングは、新技術を適切なタイミングを見極めて市場にリリースされる必要がある。
ASSA ABLOY グループでは、世界で2800人にのぼる研究開発者がスマート製品の発展をサポートしている。同グループ内の技術者ネットワークと、9000件以上の特許、商標、設計を所有し、アクセスソリューションの世界的リーダーという評価を維持している。アジア太平洋地域では、上海を拠点とするアプリ開発者、ファームウエア専門家、クラウドエンジニアのチームが地域内のスマートホームソリューションを開発、カスタマイズしている。
このようにフォーカスすることにより、ASSA ABLOYはスマートホームの未来に対する"アイデア"の積み重ねに投資することができるのだ。
Jackson氏は「最終的には、スマートドアロックが付いている玄関ドアは安全であるとユーザーに安心感を届けつつ、友人や家族の入退を必要に応じて許可したり、ドアが施錠されているかどうかをどの場所でも、常に把握できるスマートロックの付加的利点を簡単かつ便利に享受できることになる」とコメントした。