【北京2020年9月17日PR Newswire=共同通信JBN】中国北部の山西省霊丘県はこれまで、貧困削減のために有機農業開発を探る努力を続けてきた。
霊丘の取り組みは、大同市で9月12日に始まった第7回International Forum of Organic Agriculture(有機農業に関する国際フォーラム)で参加者らから幅広く称賛された。
中国農業大学のHu Yuegao教授は、世界は産業文明からエコロジカル文明への移行過程にあると指摘した。有機農業は農村地域の活性化という目標を達成し、そうした移行を促進するための優れた手法である。
フォーラムで専門家らは、有機農業は食品の安全性問題を効果的に解決し、資源利用を向上させ、究極的には持続可能な農業開発を達成させることができると指摘した。
山西省北東部に位置する大同市霊丘県は、豊富な天然資源に恵まれ、農業生産の長い歴史を有している。総人口は25万人で、このうち20万人が農業生産に携わっている。
霊丘県は貧困削減と生態系保護の両方を達成するために、2013年以来、有機農業をエコロジカルな貧困削減を進めるための効果的な手段としてとらえてきた。
有機農業とエコツーリズムによって、同県では貧しかった1万4547人が貧困状態から抜け出した。
霊丘は近年、有機農業を発展させ、地元のエコロジカルな環境を保護するために多岐にわたる措置を講じてきた。
同県は計画面積が1185平方キロに及び、208村の4万6000人の農民が関与する有機農業団地を立ち上げた。有機農業プロジェクトを積極的に活発するために146平方キロの地域に広がる有機農業の実証ゾーンも区域に建設された。
一方、霊丘は有機農業と優美な田園風景、エコツーリズムの組み合わせを特徴とする開発モデルも取り入れた。有機農業を中心とする6つのコミュニティーが建設され、新たな観光名所となった。
一例を挙げれば、6つのコミュニティーの1つであるChehe (チューフー)有機コミュニティーは、2014年の設立以来、42万人の観光客を受け入れた。このコミュニティーには総額3億8000万元(約5601万米ドル)が投資された。(https://en.imsilkroad.com/investment/index.html )
霊丘における有機農業の総生産額はこれまで、農業の総生産額の約3分の1を占めている。そこでは20の有力農業産業化企業が操業している。
オリジナルリンク: https://en.imsilkroad.com/p/316219.html
ソース:Xinhua Silk Road Information Service