【台北2020年8月19日PR Newswire=共同通信JBN】
台湾に本社を構えるアジアの大手AI企業、iKala(https://ikala.tv/ )はシリーズBファンディングで1700万米ドルの資金調達をこのほど完了した。Wistron Corporationの完全子会社で、デジタルテクノロジー業界とソフトウエアアプリケーション関連の投資を専門とするWistron Digital Technology Holding Companyが主幹事を務めた。以前からの投資家であるHotung Investment Holdings LimitedおよびPacific Venture Partnersも参加し、iKalaの実践的なAIおよびデジタルソリューションと東南アジアのクロスボーダー運用効率に信頼を示した。
今回の資金調達によりiKalaの資金調達額総額は3030万米ドルとなり、同社のAIとデジタルテクノロジーのイノベーションをさらに促進するために使用される。同社は同様に、シンガポール、タイ、台湾、香港、フィリピン、ベトナム、日本の既存の主要市場での地位を強化しつつ、インドネシア、マレーシアなど新しい市場への拡大を示唆している。
今回の戦略的投資は主幹事のWistron Digital Technology Holding Companyを際立たせる。Wistronも、ビッグデータ解析と東南アジアへの参入に重点を置いている。両社はともに、同地域のデジタル変革への取り組みを推進し、人工知能テクノロジーおよびソフトウエアの開発を促進することに自信を持っている。
iKalaのSega Cheng共同創業者兼最高経営責任者(CEO)は「われわれは過去数年にわたり強力な成長軌道に乗っており、新しい市場を拡大し、最先端のテクノロジーを開発して、同地域のデジタル変革およびコマーススペースで主導的な地位を築いてきた。今回の資金調達により、既存の市場を超えてAIコマースの新しい機会を模索することを楽しみにしている」と語った。
iKala取締役のLee-Feng Chien博士は「台湾は、この地域のハードウエアとソフトウエアの両方で最高のハイテク人材を抱えているとの評判が高い。iKalaはWistronを戦略的パートナーとして、台湾をアジアにおけるAI業界および人材のハブに変革するための主要な推進力となることができる」と語った。同博士は元Google Taiwanのマネジングディレクターで、iKalaには今年入社した。
Wistronニュービジネス部門のRobert Hwang副会長兼プレジデントは「Fortune Global 500企業の1社として、またTSP(テクニカルサービスプロバイダー)企業として、iKalaのAIおよびソフトウエア機能は、Wistronが長期にわたり保有し、ハードウエア業界をリードする立場への付加価値要素となろう。当社は、デジタル変革と新ビジネスのさらなる創出に多大な投資を行い、クライアントにデジタル変革によってもたらされる新しい機会を提供してきた」と語った。
昨年初めのシリーズAラウンド以降のクラウド・デジタル変革業界における並外れた成長を受け、iKalaは6月、新部門であるiKala Commerceを設立した。この新しいソリューションは、AIを利用したインフルエンサーデータベースのKOL RadarとAIソーシャルコマースソリューションのShoplusを統合し、この地域のソーシャルコマースプレーヤーに統合ソリューションと全体的な顧客データの知見を提供している。
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ソース:iKala