【ソウル(韓国)2020年7月27日PR Newswire=共同通信JBN】
韓国最大の通信事業者KT Corp.(KRX: 030200; NYSE: KT)は、国際舞台を目指すKポップアイドルの公演を今後、香港の視聴者向けにライブストリーミングすると発表した。
韓国の大手携帯電話会社であるKTによると、新5GサービスはKTがChina Mobileの音楽配信子会社Miguと7月15日に調印したコンテンツ販売契約に基づいて開始された。
この契約は、5Gベース新メディアコンテンツの協力に関する2019年了解覚書の延長線上にある。KTはChina Mobile子会社を通じて韓国のポップミュージックやその他のデジタルエンターテインメント・コンテンツを輸出する韓国初の5Gネットワーク事業者である。
2019年12月、KTの5Gネットワークは「KT Live Stage(KTライブステージ)」プログラムで、Kポップグループの海外放送を開始した。それ以降、KT のOTT(オーバー・ザ・トップ)ストリーミングサービスSeeznを通じて韓国の視聴者に、香港にはMiguのプラットフォーム経由で、毎月7本のライブプログラムを中継している。これらKT Live Stageプログラムはまた、VOD(ビデオ・オン・デマンド)フォーマットにリパッケージ、輸出されている。
Kポップコンテンツの高解像ストリーミングに多大の関心を寄せている台湾通信事業者のFarEasToneも、KTライブステージの無料視聴をクライアントに提供した。
KTはライブ放送プログラムに以前参加した各KポップアーティストのVR(ビデオレコーディング)コンテンツ制作で、音楽プロモーター、プロデューサーと協力しており、AR効果も追加されている。VRコンテンツは世界のKポップファンから大いに注目されている。
KTステージのラインアップは、グローバル市場を目指すKポップ新人アーティストから、すでに世界的な大規模ファンコミュニティーを確立したアイドルグループまで及んでいる。世界のKポップファンは、ツイートやその他のSNSメッセージで彼らの公演をフォローし続けている。
KTはKポップコンテンツに関心を共有する、増加しつつあるアジア諸国をターゲットに、ライブストリーミング・サービスを拡充する計画である。
大手通信事業者であるKTはSeeznを通じて、Chinese Volleyball Super League(CVL、中国バレーボールスーパーリーグ)など各種の世界スポーツコンテンツを国内クライアントに提供することも計画している。
KTで顧客の新事業ユニットを担当するKim Hoon-bae副社長は、韓国で制作したエンターテインメントコンテンツをMiguに販売する契約は、ライブストリーミングなどのサービスによって、Kポップコンテンツの世界展開促進に一役買おうとする自社努力の結果であると語った。
Kim氏が指摘したように、KT子会社のGenie Musicは今年5月、Tencent Music Entertainment Group、およびFUGAとKポップコンテンツ提供契約に調印した。
中国市場向け音楽ストリーミングサービスを開発する企業Tencent Music Entertainment Groupとオランダを本拠にする音楽技術・サービス企業FUGAは、Genie Musicの海外パートナー約50社のリストに直近で加わった。
その他のパートナーは、米国のAmazon MusicとTIDAL、中東のAnghami、ロシアのYandex Music、インドのJioSaavn、フランスのQobuzなどである。
KTは今年4月、世界的なコンテンツプラットフォームのHBO、VIKI、ODKの3社とSeeznが計画、出資した低予算ウェブ映画「The First Shot」の提供でも合意した。
Kim氏は、KT-Migu契約はさまざまなオリジナルコンテンツやKポップコンテンツを世界の視聴者に提供する役に立つと述べた。
HBOと子会社は10月、東南アジア、南アジア13カ国で「The First Shot」を放映する予定。VIKIとODKは4月、北米、南米、欧州、オセアニア、中東でこの映画を放送した。
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ソース:KT Corp.