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KT Corp.がMWC2019で新しい5Gサービスを発表

KT Corp.
2019-03-04 15:30 2702

【ソウル(韓国)2019年3月4日PR Newswire=共同通信JBN】

*韓国の通信リーダーがフルスケールの5G商用化を準備

*KTの黄会長は、5Gは全ての人により良い世界を実現すると述べた

韓国最大の通信会社KT Corporation(KRX: 030200; NYSE: KT)は、世界初となるフルスケールの5G商用化を3月に実現する準備を進めており、同社のグローバルな技術的先導性を加速している。

スペインのバルセロナで2月25日から28日まで行われたMWC 2019の基調講演で世界初の5Gスマートフォンを披露するKTの黄昌圭会長兼最高経営責任者(CEO)
スペインのバルセロナで2月25日から28日まで行われたMWC 2019の基調講演で世界初の5Gスマートフォンを披露するKTの黄昌圭会長兼最高経営責任者(CEO)

この韓国の通信リーダーは、スペインのバルセロナで今週開催されたMobile World Congress(MWC)2019で、AIロボットから飛行救助システムに至るまで、同社最新の5G技術とサービスを実演した。MWCでのKTの標語は「Now a Reality, KT 5G and the Next Intelligent Platform(いま、実現するKT 5Gと次のインテリジェントプラットフォーム)」である。

MWCでの基調講演で黄昌圭会長兼CEOは、新しい5G時代は世界を誰にとってもより良い場所に変革すると述べた。この次段階のモバイル革命は、より多くの事業と企業に利益をもたらし、より多くの事業と企業を創出し、ユーザー体験を最大の多用途性と没入性の新たなレベルへと引き上げるだろうと述べた。

次世界無線サービスを開始するという情熱と献身から、現在はしばしば「ミスター5G」とも呼ばれる黄会長は「KTは3月に、『本当の』5Gモバイルサービスを最初に世界に紹介する。5G時代では、ネックバンド型カメラ、ARグラス、そして全ての種類のデバイスが5Gにつながって、人類のより良い生活に資するだろう」と述べた。

ミスター5Gは、さるMWC 2015で5Gの将来について述べた初めての人物である。その時、ミスター5Gは2019年までに実現する商用5Gネットワークについて語り、MWC 2019でのスピーチでは「いま、私の4年前の約束がついに実現すると宣言したい」と述べた。

▽平昌五輪での世界初の5G試験サービス

以前はKorea Telecomとして知られたKTは昨年2月、平昌冬季五輪で世界初の5G試験サービスを紹介した。360度仮想現実(VR)ライブストリーミングといった同社の試験サービスでの計画は、後日、国際電気通信連合(ITU)から国際規格として承認された。

フルスケールの5G商用ネットワークを発表した後、KTはスマートシティー、スマートファクトリー、コネクテッドカー、5Gメディア、5Gクラウドといった主要5分野に重点を置く計画である。同社はさまざまな企業、そして韓国政府と協力し、ビジネスツービジネス(B2B)とビジネスツーガバメント(B2G)の両業界に向けた5Gサービスを開発している。

KTは2018年11月下旬に同社の5Gネットワーク第一段階を配備した。この新サービスは韓国で最も人口が多いソウル大都市圏、ソウル以外の主要都市、済州島、鬱陵島、竹島(韓国名、独島)を含む隔絶された地域で開始された。韓国をリードする通信会社KTは全国的な5Gネットワークを24の主要都市をはじめ、高速道路、地下鉄、高速鉄道などの主要交通路線、大規模な大学、近隣ショッピングエリアに拡大する計画である。

KT Economic and Management Research Instituteのリポートによると、韓国の商用5Gネットワークは2025年には、同国の国内総生産(GDP)の1.5%に相当する、少なくとも30兆3000億ウォンの社会経済価値を生み出すと予測されている。このリポートは、2030年には同国GDPの2.1%に相当する、少なくとも47兆8000億ウォンに増加すると予測している。

▽KTとノキアが5Gの将来で協業することで合意

KTは5Gのグローバルリーダーとして、全世界の革新的なICT企業との協力拡大を積極的に進めている。同社の協力型テストベッドである5G Open Lab(https://5GOpenLab.com )はサムスン電子、Hyundai Mobis(現代モービス)、Posco、インテル、エリクソン、Nvidiaといった国内外の企業パートナーを既に引き付けている。 KTは2020年までに1000件のパートナーシップを構築する予定である。同社はまた、商用5Gサービスの準備で協力するため、シスコ、インテル、Qualcommとの契約に調印した。

KTとノキアは2月24日、MWC 2019の際に、NFCとネットワークスライシングを含むさまざまな5G技術で協力する了解覚書に調印した。これは、この通信事業者の企業顧客向けの新たなアプリケーションとビジネスモデルを開発するのが目的である。5G時代のサービス・オーケストレーションと保証を含むこの協業は、今年中にソウルで行われる予定で、エンドツーエンドの自動化と新たな収益機会を実現することを目的にしている。

KTのジョン・ホンボム最高技術責任者(CTO)は「われわれがノキアと提携して、こうした先駆的な試みを行うことに協力していることは喜ばしい。この協業により、われわれはノキアの実績あるソリューションとクラス最高の専門的サービスを活用し、第一級の差別化された体験をわれわれのサブスクライバーに提供する」と述べた。

ノキアソフトウェアのバスカー・ゴーティ責任者は「5G早期展開をリードする国の1つである韓国でKTと協業し、将来に対応するネットワーク構築でKTを支援できることを喜んでいる。ノキアのエンドツーエンドのポートフォリオはKTに力を与え、その顧客体験とネットワークの効率性を向上させるだろう」と述べた。

KTはまた、Saudi Telecom Company(STC)とも提携してサウジアラビアの固定回線とモバイルネットワークをアップグレードし、次世代の通信サービスについて協力している。KTはGiGa Wire高速インターネットサービス、GiGAeyesビジュアルセキュリティー・サービス、5Gサービス、VRとAR、そして中東向けのビッグデータ・サービスといった同社のICTをベースにしたサービスの輸出を計画している。

▽KTのブースで5Gロボット、Skyship、VR、リモートコックピットを展示

KTはMWCのイノベーションシティー展示ゾーンで、AI駆動のロボットから飛行緊急救助システムに至るまで、最新の5Gイノベーションとサービスを紹介し、来場者に次世代の無線ネットワークがどのようにして現在と将来の生活を変革するかを見る機会を提供している。

あるゲストが、KTのAIがサポートするホテル客室向け音声アシストデバイスと相互通信し、「ジーニー、水を一杯くれないか」と言った。すると間もなく、自律的な執事ロボットが水を給仕するために部屋の入口に進んだ。

顧客はKTの5G駆動AIバリスタマシンb;eat 2nd Evolution(b;eat2E)を通してコーヒーを注文する。b;eat2Eはロボットアームを使い、47種類の注文仕立ての飲料を自律的に提供する。韓国で最初のロボットカフェ運営者であるDal.Komm Coffeeと提携した、この新しい5Gカフェは有線インターネットサービスよりも速いサービスを提供することができる。

これらは今年の年次MWCにおけるKTの最先端展示ブースで訪問者が見て体験できる、数多くの将来的サービスのうちの一部である。MWCには約2万5000社のグローバル企業が集まり、5Gネットワークを駆動するテクノロジーを紹介する。緊急救助システムのSKYSHIPプラットフォームは韓国の港町・釜山とスペインのバルセロナを結んで実演された。

KTは5Gの超高速、超低レイテンシー、大規模なコネクティビティーを利用して、5Gリモートコックピット・システムといった自律運転やホログラム、AR、VRベースのコンテンツなどの没入型メディアサービスの新時代も展示した。KTの黄会長がMWC 2019のスピーチで述べた通り、ワンパースン・ブロードキャスティングとクラウドベースのゲームを通し、新しい5Gスマートフォンは「本当のモバイルライブ・コミュニケーション」を実現するだろう。

▽KTはアコー、ハイアット、マリオットと協力し、韓国でさらに多くのAIホテルをオープン

KTは革新的なAI技術を使ってホスピタリティー産業の新時代を他に先駆けて開発し、韓国初のAIホテルであるノボテルアンバサダーソウル東大門ホテル&レジデンシズ(Novotel Ambassador Seoul Dongdaemum Hotels & Residences)をオープンした。同社はアコー(Accor)、ハイアット、マリオットといった大手グローバルホテルチェーンと提携し、2020年までに、さらに3軒の同様のホテルを首都・ソウルでオープンする。

GiGA Genie Hotelと名付けられた新しいAIサービスプラットフォームは、2017年にKTが開発した世界初のAI駆動スマートホーム・メディアハブであるGiGA Genieをカスタマイズしたものである。多機能な音声認識インフォテインメントシステムであり、ユーザーはホテル客室の照明と室温コントロール、テレビについて音声コマンドで操作できる。例えば、ゲストは「ジーニー、室温を20度に設定するように」と言うことができる。

今年1月現在で韓国に140万人超のサブスクライバーを誇るKTの音声起動AIプラットフォームにより、ユーザーは自分が発したコマンドを、韓国語と英語を中心とした多言語でタッチスクリーンデバイスあるいはUHD TVスクリーンで見ることができる。より多くの国際ユーザーを引き付けるために、中国語と日本語を含む言語も付加される予定である。

▽KTはMWC19で、セールスとカスタマーサービスの3つのGLOMO賞を獲得

KTは5Gネットワークと情報通信技術(ICT)分野の開発における成果で世界的な評価を受けており、過去数年に多くの国際的な賞を受賞してきた。

KTは今週、MWCのGlobal Mobile Awards(グローバルモバイル賞、GLOMO)2019で、世界初のAI駆動の音声認証決済サービスGenie PayでBest Mobile Innovation for Payment and Fintech(決済、フィンテックで最優秀のモバイルイノベーション)、そしてネットワークスライシング向けコア5G技術のIntegrated Orchestrator PlatformでBest Network Software Breakthrough(最優秀のネットワークソフトウエア・ブレークスルー)を受賞した。

GLOMOは急速に進化するモバイル産業でイノベーションを推進した企業と個人を紹介するものである。

また、KTの卓越したセールスとカスタマーサービスに対し、2月25日にAmerican Business Associationから4つの2019年スティービー賞(Stevie Awards)が授与された。KTが4つのカテゴリーで表彰されるのは3年連続である。

KTが獲得したスティービー賞は、Contact Center Solution(New)(コンタクトセンターソリューション(新))、IVR or Web Service Solution(New Version)(IVRまたはWebサービスソリューション(新バージョン))、Best Use of Technology in Customer Service(Telecommunication Industries)(カスタマーサービスにおけるテクノロジーの最良の使用(通信産業))、Customer Service Team of the Year(Recovery Situation, All Other Industries)(年間最優秀カスタマーサービスチーム(復旧状況、その他すべての産業))で受賞した3つのブロンズ賞を含むものである。

スティービー賞のセールスとカスタマーサービス部門は全世界のコンタクトセンター、カスタマーサービス、ビジネス開発とセールスの専門家の成果を評価する。

▽報道関係問い合わせ先

Global Media Relations Team
kt.gmrt@gmail.com

Photo - https://photos.prnasia.com/prnh/20190228/2389210-1

ソース: KT Corp.
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