【蘇州(中国)2020年7月2日PR Newswire=共同通信JBN】IHS MarkitのFloating PV Report 2020の調査によると、浮体式太陽光発電施設が2019年から143%増加し、今年の年間容量の増加分が900MW超となることがこのほど明らかになった。GCL System Integration(GCL SI)は、浮体式ソーラーファームセクターでの存在感を高めることで、この高成長セグメントを主導しようとしている。つい先日、同社は、完全防水ソーラーパネルのラインが、アラブ首長国連邦(UAE)ヌライ島沖の浮体式太陽光発電所開発に貢献したと発表した。
高級リゾートのヌライ島近くの地元のソーラーデベロッパーであるEnerwhereは、GCL SIの特許取得済みデュアルガラス・ソーラーモジュールを使用した初の浮体式太陽光発電所を中東の海水面に建設した。この野心的なプロジェクトは、ソーラーパネルを含め、Sungrowが構築した浮体式マウント構造により可能となった。
浮体式ソーラーのコンセプトは、省スペースには理想的だが現実的には非常に難しい。GCL SIの特許取得済みデュアルガラスモジュールは、海洋用途向けに特別に設計されており、絶えず塩水にさらされても30年以上の耐久性がある。数十年にわたり持ちこたえられるように、モジュールは完全に防水で、外洋で直面する可能性のある過酷な気象条件への耐久性が必要である。GCL SIのすべてのデュアルガラスモジュールは、塩水噴霧、アンモニア腐食、砂の吹き付けなどの過酷な環境に対する厳しいIECテストすべてに合格した。とくに外洋での稼働において、GCL SIモジュールの高品質の性能と信頼性を証明している。EnerwhereがGCL SI製のソーラーモジュールを選択したことで、世界中の4つの浮体式ソーラープロジェクトを含むGCLの既存のポートフォリオに新たなマイルストーンが追加される。
アラブ首長国連邦(UAE)では、Dubai Electricity and Water Authority(DEWA)が陣頭指揮をとり、電力の75%を太陽光を含むクリーンエネルギーに転換することで、2050年までにドバイを世界のクリーンエネルギーセンターへと変貌させる計画のDubai Clean Energy Strategy 2050に取り組んでいる。これを達成するために、同政府は首長国内にソーラーパネルの「ソーラーレーク」を建設する予定だ。
ソーラーモジュールのライフサイクルは、PVプロジェクトの持続可能性と収益性を確保するための重要な要素の1つだ。耐久性を最優先事項とするGCLは、技術の先駆者としてソーラーモジュールの寿命をのばし、投資家向けに単価電力あたりのコストを削減させている。
ソース:GCL-SI