【マニラ(フィリピン)2019年11月18日PR Newswire=共同通信JBN】
*GCL System IntegrationとPowin Energyが最先端のフロント・オブ・ザ・メーターのエネルギー貯蔵ソリューションをオーストラリアと東南アジアにもたらす
GCL System Integration(GCL SI)とPowin Energy(Powin)は15日、アジア太平洋地域でのエネルギー貯蔵事業を拡大するために、G-Powin Energy Solutionブランドの合弁事業を発表した。
GCL SIのエリック・ルオ会長は「GCL SIは2015年以降、世界で18GWを超える太陽光発電を供給してきた。再生可能エネルギーの導入が大幅に増加するのは喜ばしいことだが、グリッド運用に対する間欠性が抱える課題もある。Powinは米国を拠点として世界をリードするエネルギー貯蔵ソリューションを設計、開発し、200MWh以上のプロジェクトを提供してきており、6GWh以上のグローバルパイプラインを保有し、われわれは同社との提携を光栄に思っている。新しいG-Powin JVは、より優れた統合と容量の増大のためにグリッドサポート向けのフロント・オブ・ザ・メーターのエネルギー貯蔵ソリューションで協力する意向で、顧客にさらに大きな価値をもたらすために専門知識を統合・マッチングすることを楽しみにしている」と述べた。
先月メルボルンで開催されたALL-Energy Exhibitionで発表された新製品G-Powin Solutionには、DCバッテリーラック、BMS、コンテナ化、DC収集・保護、PCS統合、EMSが含まれる。最先端のバッテリー管理システムであるPowin Energyの特許取得済みのbp-OSTMを備えたモジュール式「Powin Stack」バッテリーシステムは、セルレベルからマルチコンテナーレベルにいたるまで、フロント・オブ・ザ・メーターとビハインド・ザ・メーター双方のアプリケーション向けエネルギーを最大化するために設計されてきた。Powinのダニー・ルー上級副社長は「エネルギー貯蔵ソリューションでの多くの競合他社とは異なり、当社が特許を持つBMSとEMSプラットフォーム、バッテリーモジュール、バッテリースタックは、電気自動車の設計に基づいて再利用するのではなく、エネルギー貯蔵市場とアプリケーションに特化して開発された」と述べた。
IHS Markitによると、アジア太平洋地域では、21GWを超えるグリッド接続のエネルギー貯蔵システムが追加され、その68%が発電、送電及び配電(T&D)サイトに配置される予定だ。
GCL-SIのエネルギー貯蔵ソリューション担当のフイ・ウー副社長は「オーストラリアのグリッドは引き続き不安定性に直面しており、厳格な出力制御がシステム所有者の利益に悪影響を及ぼしている。G-PowinBESSソリューションを活用することで、この不安定性を解決するためにオーストラリア市場に参入する最適な時期だと考えている」と述べた。
ウー氏は「同時に、今回の提携は近隣地域の電力供給を強化するのに大いに役立つ。たとえば、より多くの再生可能エネルギーを統合してグリッドを強化するベトナムの目標には、より効率的な貯蔵ソリューションが必要になる。同様に、韓国では、G-Powinシステムのリン酸鉄リチウム電池は、従来のニッケルマンガンコバルト電池に比べてより安定し安全な代替品となる。Powinの特許取得済みのバッテリー管理システムにより、安全でコスト競争力のある製品を提供し、あらゆる地域で各顧客の独自のニーズに応える当社の能力には自信がある」とコメントした。
▽GCL SIについて
GCL System Integration Technology Co. Ltd (002506 深セン株式市場)(GCLSI)は、世界的なエネルギーコングロマリットであるGCL Groupの傘下企業である。GCL Groupは新エネルギー、クリーンエネルギーと関連するサービスに注力するエネルギー業界で中国最大の非国営企業である。GCL SIは現在、世界中で事業を展開しており、中国本土に5カ所、ベトナムに1カ所のモジュール生産工場を保有している。発電容量は6GWであり、さらに2GWの高効率セル工場を保有する、世界的モジュールメーカーとなっている。詳細はhttps://www.gclsi.com/ を参照。
▽Powin Energyについて
Powin Energyは、ユーティリティースケール、商業や産業、マイクログリッド・アプリケーションの要求に対応するために設計された、費用対効果が高く、安全でスケーラブルなバッテリーエネルギー貯蔵システムを開発する。PowinのBESSはまた、モジュラーアーキテクチャーと合理化されたインストールプロセスを特徴としており、単一のMWhからGWhスケールへの効率的なスケーリングを可能とする。業界をリードする同社の製品を支えるのは、エネルギー業界の専門家から成る比類のないチームと、約30年にわたるサプライチェーン管理の専門知識と広範なバッテリー管理ソフトウエア開発能力である。詳細は、http://www.powinenergy.com/ を参照。
▽参考記事
Photo - https://photos.prnasia.com/prnh/20191115/2644386-1?lang=0