【モントリオール2020年6月11日PR Newswire=共同通信JBN】外科手術用および呼吸用マスクの世界大手メーカーの1つであるメディコムグループ(Medicom Group、「メディコム」)はこのほど、フランスで2番目のマスク生産施設の開設計画を発表した。メディコムがマスク生産とエンドマーケットの近接性を確保するために世界中で投資を続けていく中で、工場はMedicom Kolmi-Hopen Engineeringとして設立され、同社が欧州全域で増加する需要に応えるのを支援する。
Kolmi-Hopenはメディコムグループの欧州での拠点であり、フランスの手術用および呼吸用マスクの大手メーカーである。メディコムは、世界中のマスク生産を多角化するための戦略的取り組みの一環として、アンジェ近郊のサンバルテルミーダンジュにあるこの生産施設を2011年に取得した。
今年初め、フランスのエマニュエル・マクロン大統領はKolmi-Hopenの工場を訪問し、その際にフランス業界と個人用防護具サプライチェーンの独立を保護する意欲を確認した。新たな11のラインと最適化された生産スケジュールにより、アンジェにある2施設でのマスク生産量は5カ月以内に3倍になる見込みだ。
7月初頭には、やはりアンジェ近郊のボークーゼに第2のマスクと個人用防護具生産施設を開設し、これによりメディコムは同社の歴史的な顧客へのコミットメントに応え、欧州各国政府からの要請に対応する能力を持つことになる。
▽フランス国外の顧客への供給再開
ボークーゼの新たなメディコムの工場での生産は当初、同社の歴史的な顧客に向けられる。それにはフランス政府からの指示を尊重して同社が応じることができなかったフランス国外の顧客も含まれる。5月末に貿易制限が解除されたのを受け、Kolmi-Hopenは欧州の26カ国のほか、カナダや香港の顧客への供給を再開できるようになった。
Kolmi-Hopenのゼネラルマネジャー、ジェラルド・ヒューリエス氏は「第一線で働く人にとって不可欠な器具生産の効率を上げ、増産し、配送時間を削減するためにわれわれと協力してくれたフランス政府との連携を誇りに思う。7月の新たな生産工場設立と併せ、こうした進展により、われわれはその他の顧客や市場への供給を再開できるようになる」と述べた。
▽世界での拡大を継続
グローバル最高執行責任者(COO)のギョーム・ラベルデュール氏は「当社の重要な強みの1つは、世界各国での多角化された製造能力と、最近発表したカナダ、シンガポール、それに今回のフランスでの第2の施設など、現地生産施設設置への投資意欲である」と述べた。
30年間に及ぶ科学的な専門知識や原材料サプライヤーの広範な世界的ネットワーク、最近開設もしくは発表されたカナダとシンガポールの施設を含めた10の完全に管理下にある製造施設により、メディコムは、新型コロナウイルスのパンデミックによる現在の世界的な健康危機の期間中とそれ以降、フェースマスクなどの製品への急激な需要を満たすことを支援する独自の立場にある。
▽メディコムについて
メディコムグループ(Medicom Group)は、医療、歯科、産業、アニマルヘルス、研究室、小売り、ヘルス・ウェルネス市場向けの高品質、使い捨ての予防および感染対策製品の世界大手メーカー兼販売業者の1つである。メディコムは、メディコム(Medicom)、Ritmed、Ocean Pacific、Kolmi、Hopenの各ブランド名および最近買収したHedyのブランド名で感染対策製品を販売している。メディコムはフランスのアンジェにあるKolmi-Hopen社、香港にあるMedicom Asia、シンガポールにあるKHM Engineeringの下で事業展開している。
メディコムは、パンデミックの際の個人用防護具の需要に対応する広範な経験を有している。メディコムは、世界的なHIV(エイズウイルス)危機の際の医療専門家向けの医療用手袋の緊急なニーズに応えて1988年に設立された。それ以来、同社は鳥インフルエンザ、SARS、H1N1、エボラ出血熱など複数の感染症流行の際に感染対策ソリューションの信頼できるサプライヤーとなってきた。
メディコムの詳細および広範な医療用フェースマスクを含む感染対策ソリューションの包括的なポートフォリオについては、www.Medicom.com を参照。
Kolmi-Hopenの詳細については、Kolmi-Hopen
を参照。