【リヤド(サウジアラビア)2020年3月2日PR Newswire=共同通信JBN】国際的緊急事態が複雑さを増していることを考慮した人道支援の向上が、2日開幕する第2回リヤドInternational Humanitarian Forum(国際人道フォーラム)の主要テーマである。この高レベルの行事には人道支援の専門家や世界の指導者らが集まり、人道活動が直面する課題と困っている人々をどのように支援するかを話し合う。フォーラムは今後の方策に関する勧告も提示する。
サルマン国王人道援助救援センター(King Salman Humanitarian Aid and Relief Centre)(KSrelief)統括責任者のアブドラ・ラビア博士はこの行事について次のように論評した。
「サウジアラビアは国際的人道コミュニティーの非常に重要なプレーヤーで、最上位援助国の4位か5位に位置する。リヤド国際人道フォーラム(RIHF)を再び主催することは光栄だ。われわれの共通目標は世界的人道事業の有効性の向上へと前進することである」
「フォーラムでは、主要な人道支援専門家らとともに、われわれの事業の効果を高める方策を探る。困った人々に効果的に手を差し伸べるより革新的な方策を見つけなければならない」
2日間の日程で5件の主要なパネルディスカッション、2件のメディアセッション、1件のボランティア行事が開催され、2000人近い代表団が出席する。セッションのテーマは「The Humanitarian-Development Nexus(人道主義と発展の関係性)」「Large-scale Migration Flows from Africa Across the Seas to the Gulf States and Europe in Humanitarian Settings(人道環境におけるアフリカから海を越えた湾岸諸国や欧州への大規模移住の流れ)」「Women, Children and People with Disabilities in Humanitarian Crisis and the Challenges of Humanitarian Action(人道危機における女性、子ども、障害者と人道的行動の課題)」「Evidence-based Professional Practice in Humanitarian Intervention(人道的介入の根拠に基づく専門的実践)」「Health in Humanitarian Context - Focus on Communicable Diseases(人道的状況における健康-感染症に焦点)」である。
第2回RIHFにはKSrelief統括責任者のアブドラ・ラビア博士、世界食糧計画(WFP)のデービッド・ビーズリー事務局長、国連のマーク・ローコック事務次長(人道問題・緊急支援調整担当)ら多くの高レベルの人道支援専門家が出席する。フォーラムは世界保健機関(WHO)のテドロス・アダノム・ゲブレイエソス事務局長、アラブ首長国連邦(UAE)のリーム・ハシミ国際協力担当国務相、フィリッポ・グランディ国連難民高等弁務官、国連児童基金(UNICEF)のヘンリエタ・フォア事務局長も迎える。
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