【北京2020年1月23日PR Newswire=共同通信JBN】中国の乳業大手Inner Mongolia Yili Industrial Group Co.Ltd.のパン・ガン会長は21日、開放性、包括性、イノベーション、ウィンウィン協力を特徴とする「Ecosphere Economy(生態圏経済)」は、経済のグローバル化に新たな刺激を注入するだろう、と語った。
パン・ガン氏は雪に覆われたスイス・ダボスで開催中の世界経済フォーラム(WEF)年次会議の中国経済見通しに関する会議で講演し、「Ecosphere Economy」は将来、世界経済の重要な発展パターンになりつつあると指摘した。同氏の発言は、会議で幅広い注目を集めた。
パン氏は「Yiliは、グローバルな健康産業のウィンウィンな発展のためのGlobal Health Ecosphere(世界的健康生態圏)を構築し、すべての関係者と協力して健康問題について話し合い、健全なエコシステムを建設し、持続可能な明るい未来の世界に向け健康上の利益を分かち合う」と語った。
今年のダボスフォーラムのテーマの焦点は、「Stakeholders for a Cohesive and Sustainable World(まとまりのある持続可能な世界のための利害関係者)」である。パン氏は、健康食品産業の持続可能な発展は、相互に有益なエコシステムを集合的に形成する世界的なフルチェーン協力から生まれると指摘した。
パン氏が2006年にダボスフォーラムに参加した時、ダボスフォーラムでデビューした最初の中国食品業界の起業家だった。そしてその年にDavos Young Global Leaders(ダボスヤンググローバルリーダー)を受賞した。パン氏のリーダーシップのもと、Yiliは中国トップの乳業会社からアジア首位の乳業会社へと成長し、現在では世界の舞台でトップクラスのプレーヤーにランクされている。
Yiliは、オランダの欧州イノベーションセンターのアップグレード、米国でのSino-U.S. Food Wisdom Valleyの設立、ニュージーランドのオセアニア生産基地開設、ニュージーランドで2番目に大きい乳業協同組合であるWestlandの取得、タイ最大のアイスクリーム会社Chomthana Co. Ltdの買収、中国・フフホトでのYili Future Intelligence and Health Valley建設など、グローバルなリソースと能力の統合を通じ「Ecosphere Economy」構築で最初の成果を上げた。
Yiliは「Ecosphere Economy」の構築プロセスにおいて、グローバルなリーチを拡大し、包括的な協力を通じて国際的な能力を向上させた。
さらに、Yiliはパートナー20社と協力し、Global Health Partnership Development Allianceを創設し、テトラパック、フィルメニッヒ、カーギルなどグローバル戦略パートナー13社と協力し、持続可能なグローバルサプライチェーンネットワークを形成してきた。
Yiliは他の分野のパートナーともビジョンを共有し、世界自然保護基金と協力し、湿地保護を共同で進め、有機牧場建設で協力している。
パン氏は、「Ecosphere Economy」は特に経済グローバル化のコンテキストでその利点を発揮すると語り、全面的協力が「World Integrally Sharing Health(世界の統合的健康の共有)」というより大きな夢に貢献するだろうと指摘した。
ソース:Xinhua Silk Road Information Service
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