【武漢(中国)2019年12月2日PR Newswire=共同通信JBN】中国中部・湖北省の省都、武漢と大阪、神戸、名古屋など日本の都市を結ぶコンテナ直航ルートが11月28日、正式に開通した。
この河川・海洋コンテナ航路は従来のルートより約2日間短縮でき、貨物が武漢市から上記の日本の港に到着するのに5日しかかからない。
このコンテナ航路は物流コストの大幅削減になるだけでなく、武漢を積み替え地とする日本・欧州間の鉄道・水路共同輸送チャネル拡大にも役立つ。
武漢新港管理委員会の張林・主任は、2隻の船が交互に運航する週1回のコンテナ直航サービスが提供されると明らかにした。
張氏によると、同航路が将来、安定運航されるようになれば、サービスをコンテナ船4隻の交代制で週2回に増やし、日本の寄港地も増やしていくという。
同航路は2020年4月までに武漢の中国・欧州貨物列車ルートとつながり、市内で積み替えを行うマルチモデル国際輸送が実現する予定。
この閉ループ国際物流チャネルで、商品を日本から中央アジア、中東、欧州といった地域に配送できるようになる。
近年、外国貿易の急成長が続く武漢の輸出商品の80%は船舶で輸出されており、国際直航ルートに対する需要が極めて大きくなってきている。
2018年、日本は中国・湖北省の4番目に大きい貿易相手国、武漢の2番目に大きい貿易相手国となり、湖北省との年間貿易額は前年比18.5%増の274億元に達した。
コンテナ直航ルートの開設は、武漢と日本の経済補完性を引き出すのに役立つだろう。武漢の中国・欧州貨物列車ルートと一体化すれば、武漢と日本の企業が中央アジア、中東、欧州のサードパーティー市場を共同で開拓していくのに好都合だ、と業界関係者は語った。
オリジナルリンク:https://en.imsilkroad.com/p/309673.html
ソース:Xinhua Silk Road Information Service