【武漢(中国)2019年11月29日PR Newswire=共同通信JBN】武漢-日本コンテナ直航航路に合わせて建造された500-TEUの船舶、「Central China Logistics Hanya 1」が28日朝、中国中部・湖北省の省都、武漢の陽邏港を出港し、日本に向かった。
同船は5日間、長江沿いを東に向かって航行し、日本の大阪港に到着、武漢と日本を結ぶ河川・海洋コンテナ直航航路の正式運航を印す。
Wuhan Port and Shipping Development Group当局者は、この武漢-日本航路は「ポイントツーポイント」輸送モードを採用していると語った。このモードでは、関連するコンテナ船が武漢の陽邏港を出港し、大阪、神戸、名古屋などの日本の港に停泊する。
これまで武漢から日本へのコンテナ船は上海での積み替えが必要であり、海上交通と天候条件の不確実性にしばしば悩まされ、関連企業の物流サイクルとコストを直接増加させた。
Wuhan New Port Administration Committeeのディレクター、チャン・リン氏は、積替えが必要だったこれまでの河川・海洋共同輸送と比較して、新しいコンテナ直航サービスは、1000キロメートル以上の輸送距離と約2日間の輸送時間を節約すると語った。同氏は、これは管理概念、船舶利用、貨物ソース組織、および輸送サービスにおいて、過去の航行航路とは異なっていると述べた。
チャン氏は、同航路の運用は武漢が日本との物流貿易を直接行うことができることを意味し、新航路は中国・日本間の経済・貿易協力を促進するための重要な架け橋となる可能性が強いと語った。
チャン氏と同様、日本企業は中国内陸部における日中経済貿易協力を新たな高みに導くために、同航路をうまく活用することが期待されている。
武漢市はまた28日、中国・武漢と日本間の河川海洋直接輸送および国際共同輸送プロジェクトを開始した。このプログラムの下で新たに開始された直接コンテナ輸送航路は、武漢の中国・欧州貨物列車ルートに接続され、日本の港、湖北省武漢、中東、中央アジア、欧州を結ぶ新しい国際貿易チャンネルを構築する。
それまでに、日本からの貨物は武漢での積み替えを介して欧州および中東に輸送することができ、日欧間の既存の海上輸送ルートに比べて10日以上を節約できる。
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