【北京2019年11月20日PR Newswire=共同通信JBN】Wuhan New Port Administration Committee(武漢新港管理委員会)によると、中国中部・湖北省の省都である武漢は、日本への直航コンテナ輸送サービスを11月28日に開始する。
武漢市は水路輸送のサイクルを短縮するための手段を取った。これまで地元商品は中国東部の沿岸大都市である上海に輸送され、そこから輸出されていたが、これにより輸送サイクルが長引き、2、3日を要することもあるためだ。
しかし、同市の対外貿易は近年急成長し、市の商品の80%は水路または空路で輸出されており、輸出品の直航輸送サービスは切実に必要とされている。
そのため、武漢は早くも3年前に日本と韓国への近海直航コンテナ輸送航路の青写真を描き、河川-海上直航輸送サービス用の500TEUコンテナ船の建造を推進した。
6月12日、武漢・日本直接輸送航路のための特注コンテナ船Central China Logistics Hanya 1(華航漢亜1)が進水した。この船は全長125メートル、幅20.8メートル、輸送容量は7900載貨重量トン(DWT)である。
COSCO Shipping Lines(Wuhan)Co., Ltd.のゼネラルマネジャーであるウー・シーチュアン氏は、武漢のマルチモデル・ジョイント輸送と中欧貨物列車を考慮すると、日本への直航コンテナ輸送サービスの開設は、武漢を経由する近海諸国から欧州への鉄道・水路輸送チャンネルを最適化することが可能だと述べた。
Wuhan New Port Administration Committeeの当局者は、この航路を通じて21st Century Maritime Silk Road(21世紀海のシルクロード)とSilk Road Economic Belt(シルクロード経済ベルト)とのより広範なつながりが構築される可能性があると述べ、それは急速に発展する地域貿易と中国中部および西部の貿易に喚起され増大しつつある輸送需要により良く応えることもできると付け加えた。
同委員会の当局者によれば、直航コンテナ輸送サービスは週1便の運航予定で、その後は運航状況によって増便する見通しである。
近年、武漢は長江の上中流地域の輸送ハブとしての役割を強化し続けてきた。2018年、武漢港のコンテナスループットは前年比15.31%増の156万3200TEUを超えた。今年1月から5月までの期間、前年同期比16.01%増の68万3000TEUのコンテナスループットが完了した。
オリジナルリンクはhttps://en.imsilkroad.com/p/309365.html を参照。
ソース:Xinhua Silk Road Information Service