【ソウル(韓国)2019年11月1日PR Newswire=共同通信JBN】SKイノベーション(SK Innovation)は2019年10月22日、LG化学が合意を破ったとして韓国のソウル中央地方裁判所に提訴した。
SKイノベーションは2019年10月28日、特許侵害訴訟を明快に説明するため合意全体を韓国での報道発表とウェブサイトを通じて公開した。
SKイノベーションとLG化学は2014年10月29日、セラミックコーティング・セパレーターに関する特許番号775310に関係したすべての訴訟と法的係争に終止符を打つ以下の条件で合意した。訴訟と法的係争は2011年に始まり、両当事者の長期的成長と発展を考慮して2014年に終結した。合意の詳細は次の通り:
合意には当時、訴訟を指揮したLG化学のクウォン・ヨンスー社長(現副会長)が署名した。
合意の第4項によると、LGとSKは「国の内外を問わず、直接的または関連企業を通じて、互いに相手側と特許侵害の差し止めや不法行為裁判で争わない」ことで合意した。
特に、第5項は、合意は調印期日から10年間有効と述べている。
しかし、LG化学は2019年9月3日、特許番号775310の侵害でSKイノベーションを米国際貿易委員会(ITC)とデラウェア州の連邦裁判所に提訴した。
この9月のLG化学の行為は、SKイノベーションを提訴した2014年に調印され、国の内外双方で今後10年間、特許番号775310に関する訴訟はないとする合意を無視したものと、SKイノベーションは判断する。
SKイノベーション広報室のスキル・リム執行副社長は「ITCへの提訴は、訴訟を起こさないと合意したのと同じ特許に関するものではないと主張されているが、優先番号、特許表題、創案者、説明、図面は上記特許と同一と、SKイノベーションは主張する」と述べた。
ソース:SK Innovation
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