【シンガポール2019年10月23日PR Newswire=共同通信JBN】
*4Dデジタルツインを通じBIMとGISを推進
Year in Infrastructure 2019 Conference -- インフラストラクチャーの設計、建設、運営を推進するための総合的なソフトウエアおよびデジタルツインクラウドサービスの世界的な大手プロバイダーであるBentley Systems, Incorporatedは23日、新しいデジタルシティー構想を提示し、デジタルツインを適用し、より効率的な都市および地域の運用と、よりコネクテッドな回復力のあるインフラストラクチャーを実現した。デジタルツインは、アセットの4D調査・エンジニアリング表示を統合して、公共事業、公益事業、財産管理・開発の立案者およびエンジニア、および都市の利害関係者にサービスを提供する新しいコラボレーションデジタルワークフローを可能にする。デジタルツインクラウドサービスは、デジタルコンテキストとデジタルコンポーネントをアセットライフサイクル全体にわたる「エバーグリーン」インフラストラクチャーデジタルツイン向けデジタルクロノロジーと統合する、直感的で没入型の4D環境を提供する。インフラストラクチャー専門家にとって、BIMとGISは4Dデジタルツインにより効率的に進化する。
Bentley Systemsのグレッグ・ベントレー最高経営責任者(CEO)は「Bentley Systemsの主要な技術的推進力は、インフラストラクチャードメイン全体にわたるデジタルツインの進歩である。これは、従来の情報技術(IT)と新しく接続されたオペレーティング技術(OT)との連合のために、所有者がこれまでは十分活用されていないエンジニアリング技術とデータ(ET)を最終的に開放する。 それに対応して、利益の機会は非常に魅力的であるため、当社の主要な組織的イニシアチブは、新しいデジタルシティー製品向上グループである。当社のデジタルシティーグループの憲章は、インフラストラクチャーエンジニアリングデジタルツインを都市全体に拡大すると同時に、自治体エンジニアリング部門のエントリーポイントのデジタル化を支援することである」と語った。
Bentley Systemsのロバート・マンコフスキー・デジタルシティー担当副社長は「Bentley Systemsには、地理空間技術(GIS)およびBIMのそれぞれにおいて、設備投資と運用コストにわたる自治体インフラストラクチャーのアプリケーションに関する長い歴史がある。現在、当社はリアリティーモデリングと地質工学モデリングにおける、またデータ管理の先導的イノベーターであると考えている。当社の新しいクラウドベースiTwinサービスを一体化することで、都市とキャンパスのデジタルツインは、都市と地域が広範な課題と問題を解決し、インフラストラクチャーのパフォーマンスと構成員の生活の質を向上させることをサポートする即時の機会を提供する」と語った。
▽デジタルシティー向けインフラストラクチャーデジタルツイン
都市規模のデジタルツインが開始され、ContextCaptureとOrbit GTによる4D測量とリアルティモデリングを通じて更新され、写真測量(UAVを含む)および/またはポイントクラウドから操作された3Dモデルを導き出す。リアリティーモデリングは、計画、設計、建設、運用をサポートするための工学的に正確な現実世界のコンテキストを提供する。Bentleyのオープンアプリケーション(OpenBuildings、OpenSite、OpenRoads、OpenRail、OpenUtilities)のユーザーは、このデジタルコンテキストを活用して、新しく改善された建物、道路、輸送システム、トンネル、橋、ユーティリティーなどをモデリングすることができる。
4Dデジタルツインは、ソースシステムが既存の環境やデータ形式を変更することなく、これまでサイロ化された情報の共通の連合インデックスとなる。デジタルツインの基盤となるコンテキストには、リアリティーメッシュ、地形モデル、画像、GISソースが含まれる。建物、街路、交通システム、公益事業、およびその他の都市インフラの地上および地下のエンジニアリングモデル(いかなるBIMソフトウエアから)は、時間の経過とともにデジタルツインの豊かさと関連性を強化するために、意味的に調整され、地理参照される。
公共事業部門、不動産開発業者、公益事業、輸送機関などは現在、構築された環境の完全かつ現在のコンテキストビューにアクセスできる。エンジニアリングおよび建築事務所は、ライフサイクル全体にわたってデジタルアセットの更新・管理を検討する新しいサービスを開発することができる。また都市は、そのインフラストラクチャーと周辺環境の生きた現在のデジタルツインから恩恵を受ける。
▽持続可能性・レジリエンスデジタルツイン
現在、都市は、地上および地下の調査とエンジニアリングデータを凝集4Dデジタルツインに統合し、アセットのパフォーマンス、レジリエンシー(回復力)、および持続可能性を長期的に確保することができる。たとえば、アセットライフサイクルの間にBentleyのオープンシミュレーションアプリケーションを使用すると、建設された建物の耐震性(STAAD)を評価したり、駅、スタジアム、その他の公共の場所での車両と人々の避難を評価および最適化(LEGIONおよびCUBE)することができ、ハリケーンなどの洪水イベントの影響を判断(OpenFlows FLOOD)でき、都市プロジェクトに対する地下条件の適合性を確保(PLAXIS、SoilVision)することができる。
▽地質工学的デジタルツイン:OpenGroundを紹介
Bentleyの地質工学および分析アプリケーションは、インフラストラクチャープロジェクトおよびアセットのリスクを評価・管理するために重要な地下デジタルツインを強化する。地下デジタルツインは、地質学、水文学、化学、工学特性を含む地下環境のモデリングを必要とし、Bentleyの地質工学製品(PLAXIS (PLAXIS )、SoilVision(SoilVision ), Keynetix (Keynetix )、およびgINT)によって可能になっている。地下のデジタルツインをさらに有効にするため、Bentleyは本日(23日)、自然の地盤状態に関するデータを保存、管理、報告、共有する新しいクラウドサービス(2019年末に利用可能)であるOpenGroundを発表した。
▽水道ネットワークデジタルツイン
Bentleyは、水力学および水文学ソフトウエアの豊富な経験に基づき、上下水道ユーティリティー・オペレーター向けOpenFlow(OpenFlows )WaterOPSを導入する。OpenFlows WaterOPSはリアルタイム運用サポート、スマートな水対応計画、最適化されたパフォーマンス、ビジネスインテリジェンスを備えた上下水道ユーティリティーを提供し、OT(テレメトリ、SCADA計装、センサー)およびET(油圧シミュレーション)とIT(GIS)を統合する。WaterOPSは、監視制御およびデータ収集(SCADA)を拡張するリアルタイムの運用決定サポートを提供し、ユーザーがさまざまな水力学および水質シナリオを監視、維持、予測することを支援する。
▽都市計画デジタルツイン
都市向けデジタルツインには、エンジニアリングやインフラストラクチャーに直接関与していない有権者を含む、多くの利害関係者がいる。現在Microsoft AzureをホストにしているOpenCities Planner(OpenCities Planner )はクラウドベースの都市規模のデジタルツインを提供し、利害関係者と市民の関与を改善し、都市開発を簡素化・円滑化する。OpenCities Plannerは、さまざまな潜在的なユースケースに対処し、ウェブ、モバイル、タッチスクリーン、デジタルビルボードなどのデバイスを介して、ユーザーが2D、3D、GIS、および都市のリアリティーモデリングに合わせたその他のデータを直感的に視覚化して探索することをサポートする。
▽デジタルシティー向けデジタル共同ベンチャー
(Topconと共同で)BentleyのContextCaptureを搭載したクラウドベースの写真測量処理は、リアリティーキャプチャデータの公開、共有、分析のためのウェブベースのサービスであるTopcon MAGNET Collage Webに組み込まれている。この本来備わっているBentley ContextCapture Cloud Processing Service(Bentley ContextCapture Cloud Processing Service )を使いオペレータは、ハイエンドのハードウエア要件やITの制約を必要とせずに、UAV画像をウェブに直接アップロードすることができる。
▽写真説明と画像
ヘルシンキ市は、Bentleyのリアリティーモデリングソフトウエアを活用して、ヘルシンキの3D表現をスマートシティーイニシアチブの一環として生成し、内部サービスとプロセスを改善した(The City of Helsinki leveraged Bentley's reality modeling software to generate a 3D representation of Helsinki as part of its smart city initiative, improving internal services and processes. )。画像はヘルシンキ市の好意による。
Águas do Porto, EM(ポルトガル・ポルトの水道事業会社)はBentleyの技術を使いデジタルツインを制作し、水供給、廃水・雨水、ビーチ、洪水を管理して、対応とレジリエンスを向上させた( Águas do Porto, EM used Bentley technology to create a digital twin to manage water supply, wastewater and stormwater, beaches, and flooding with the goal of improving response and resilience.)。画像はÁguas do Porto, EMの好意による。
▽Bentley Systemsのデジタルシティーサービスについて
Bentley Systemsは、デジタルシティー向けの4Dインフラストラクチャーエンジニアリングデジタルツインを通じたBIMとGISの推進に取り組んでいる(digital cities )。エンジニア、地理空間の専門家、およびインフラの所有者・運用者は、リアリティーモデリング(ContextCaptureとOrbitGT)上水、廃水、雨水システムの計画、設計、運用、および洪水耐性(OpenFlows)、エンジニアリング対応の地理空間都市計画および可視化(OpenCities MapおよびOpenCities Planner)、地質工学情報管理(OpenGround)、モビリティーのシミュレーションと分析(LEGIONおよびCUBE)を促進するアプリケーションとデジタルツインクラウドサービスの恩恵を受けている。
2018年と2019年の両年、マイクロソフトはBentley SystemsをCityNext部門のパートナー・オブ・ザ・イヤーに選んだ。2019年にはARC Advisory Groupのプラント、インフラ、BIM市場向けエンジニアリング設計ツールの市場調査でBentleyは上水・廃水区分の第1位にランクされた。
Bentley Systemsに関する詳細はMore about Bentley Systems を参照。
Bentley、Bentleyのロゴ、AssetWise、ContextCapture、gINT、iTwin、Keynetix、LEGION、MicroStation、OpenBuildings、OpenCities、OpenCities Map、OpenCities Planner、OpenFlows、OpenFlows FLOOD、OpenFlows WaterOPS、OpenGround、OpenRail、OpenRoads、OpenSite、OpenUtilities、Orbit GT、PLAXIS、ProjectWise、SoilVision、STAAD、およびSYNCHROは、Bentley Systems, Incorporatedまたは直接・間接完全所有子会社の登録または未登録商標ないしはサービスマークのいずれかである。その他の全てのブランドおよび製品名はそれぞれの所有者の商標である。
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