【ジャカルタ(インドネシア)2019年10月14日PR Newswire=共同通信JBN】
*インドネシアでのヘルスケアへの平等のアクセスを向上する狙い
インドネシア、そして世界でも最大の単一支払者制度であるHealthcare & Social Security Agency(医療保険実施機関、BPJS Kesehatan)はデジタルベースの健康サービスを向上させるため、インドネシアで最も革新的なオンラインの統合健康テクノロジー・アプリケーションであるHaldocとの了解覚書に正式調印した。この戦略的コラボレーションにより、両者はインドネシア全域の人々、とりわけBPJS Kesahatan加入者のデジタルによる健康サービスへの平等のアクセスを拡大するために専門知識の一体化に共同で取り組む。
デジタル化はインドネシアの健康セクターに大きな変革をもたらしており、BPJS Kesehatanは同国の膨大な数の加入者に向けて高品質で総合的なヘルスケアをより良く実施するため、テクノロジー主導のイノベーションを採用することで最前線に立っている。実際には、National Health Insurance Program(国民健康保険制度、JKN-KIS)の加入者数は2019年9月現在で2憶2100万人超に達した。これはまさに、インドネシア人がより良い健康の質を求める知識を向上する上で積極的なシグナルであり、国民の健康促進を主目的とする2015-2019 National Medium-Term Government Plan(2015-2019年国家中期政府計画、RPJMN)に沿ったものである。しかし、インドネシア総人口の80%以上に総合的で高品質なヘルスケアを提供するのは、単独では困難である。Halodocはインドネシアで最も総合的なデジタルヘルスケアサービスを提供していることから、同社は当然、BPJSが任務を達成する上で適切なパートナーである。
ルディアンタラ通信・情報相(Menkominfo)は「テクノロジーが存在することで、コミュニティーへのサービスが加速され、利用可能性を拡大するまたとない機会が提供される。政府とビジネス関係者は協力して取り組む必要がある。そうすることで、この機会を無駄にすることはないだろう。われわれは、インドネシア全土のさまざまなレベルの社会に貢献し、全てを包括するデジタルエコシステムを健康セクターに構築しなくてはならない。そのため、私は健康セクターにおいてこの国の主要なスタートアップテクノロジー企業としてのHalodocがBPJS Kesehatanとともに実現する相乗効果を強く支援する」と述べた。
テクノロジーとヘルスケアの革新は、遠隔地のコミュニティーにおいても健康への門戸を開き、それを容易に利用できるようにする。現在、Halodocはこうしたコミュニティーに向け平等で優れた品質のサービスを提供し、アクセスを拡大することができる。とりわけHalodocユーザーの50%以上はジャワ島以外の居住者で、うち74%はインドネシアの2大都市であるジャカルタとスラバヤ以外に居住している。これはテクノロジーが、インドネシア全域の人々に平等なアクセスと健康サービスをもたらしていることを証明するものだ。
Halodocのジョナサン・スダルタ最高経営責任者(CEO)はこの点を念頭に置きつつ、「Halodocは創立以来、テクノロジーを通してすべてのインドネシア人の健康へのアクセス促進にコミットし、集中している。BPJS Kesehatanとのコラボレーションは、当社にとっては大都市に集中している健康サービスへのアクセスを拡大するチャンスである。とりわけBPJS Kesehatanにはインドネシア最大のユーザー層がいることを考慮すると、当社は遠隔地のコミュニティーを網羅できるからである」と述べた。
このテクノロジーにより、インドネシア人がより簡単に健康にアクセスできるようになると期待されている。それは同国の1万7504の島々に分かれて住む2憶6000万以上の人々への恩恵となる。BPJSの情報技術ディレクター、ワユディン・バゲンダ博士は「BPJS Kesehatanのサービス品質最適化のためにテクノロジーを使用することは、ここ数年の間、われわれが重視していたことである。その1つが、支所で運営されている会員管理サービスのデジタルトランスフォーメーションであるMobile JKNだ。Halodocの技術的専門知識を組み入れることで、われわれは健康関連施設のユーザー体験がより総合的、効率的かつ効果的に補完されることを望んでいる」と述べた。
さらに、HalodocとBPJS Kesehatanの今回の戦略的コラボレーションはインドネシアの健康セクターでの技術開発における第一歩であり、インドネシアのさまざまな地域で、より多くの人々を網羅するものと見込まれている。この提携の初期段階では、BPJS KesehatanのユーザーにHalodocのアクセスとデジタル健康サービスが付与され、それはJKN BPJS Healthモバイルアプリケーションに統合された多数の健康コンテンツを含んだものになる。この相乗効果により、インドネシアの人々の間、ならびに健康施設とサービスの利用可能性における格差緩和が期待されている。
Halodocについて
Halodocはオンラインベースの統合された健康アプリケーションで、健康へのアクセスを促進する完備されて信頼性の高いソリューションを提供する。Halodocのアプリケーションは4つ主要機能から成る。すなわち、医師とのチャット機能を使い、患者はいつでもどこでも熟練して信頼される医師と携帯電話でチャット、ビデオコールまたはボイスコールができる。Buy Medicinesはユーザーがサプリ、ビタミン、医薬を迅速、安全かつ気楽に購入することを支援する機能である。オンラインのモーターサイクル・タクシーでユーザーの住所に直接配送されるからだ。患者はアプリケーションに処方箋の実物をアップロードすることもできる。通院する際の機能としては、患者は携帯電話から医師との予約をすることが可能で、病院に到着したときには管理的な手続きに煩わされることなく、長い列に並ぶ必要もなく医師と直接相談することができる。Lab Services機能では、HalodocはProdiaと密接に協力し、ユーザーは家庭あるいはオフィスで簡便に健康診断を受診できる。Halodocは2018年にGalen Growth Asiaから「The Most Innovative Start-Up(最も革新的なスタートアップ)」賞を受賞し、フォーブス・インドネシアからは直接、年間「Start-Up Choice」に選ばれた。
BPJS Kesehatanについて
Healthcare & Social Security Agency(医療保険実施機関、BPJS Kesehatan)はインドネシア人向けの健康保険制度を体系化する目的で設立された法人である。BPJS Healthは1)加入者とコミュニティーに最良のサービスを提供する、2)すべてのインドネシア人を網羅する健康保険制度として加入を拡大する、3)健康保険制度の財政的な持続可能性を協力して維持する-ことを使命とし、公平・高品質の健康保険制度を実現するビジョンを持っている。
ソース:Halodoc
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