【上海2019年9月30日PR Newswire=共同通信JBN】 今年の Super AI Leader賞(SAIL賞)の受賞者が、2019年世界人工知能大会(World Artificial Intelligence Conference 2019)で発表され、ファーウェイ、iFlytek、Watrix、アリババといったテックリーダーが上位を占めた。
6月25日に発表されたSAIL賞は(http://www.worldaic.com.cn/portal/en/newsdetail340978637559959552.html )、AI、機械学習、データサイエンスの分野の第一人者が達成した、卓抜した飛躍的進歩を評価・表彰するために導入された。設計、サービス、イノベーション、独創性で審査され、SAIL賞の受賞者は、業界に新たなベンチマークを打ち立てる独創的で創造的なAIゲームチェンジャーであることを表している。
中国AI界におけるオスカー賞として同国の技術社会で評価されるSAIL賞は、WAICによる評価の最高評点であり、上海の技術エコシステムの変革を加速するために、産業と研究施設を人工知能の革新と応用につなぐ取り組みの一環だ。この賞はまた、世界的なシンクタンクとIT大手を魅了し、上海にイノベーションセンターを設立し、多くの主要な起業家やイノベーターが本拠とするこのグローバルテクノロジーハブにおける有能で創造的な人材のプールを拡大するのに役立つ。
4つのカテゴリーの賞は、特定の分野での貢献と成果に基づき選出された。
*優秀賞(社会福祉):ファーウェイのKirin 980および810 7nmチップ
*応用賞(社会的効率性):iFlytekの次世代翻訳技術
*革新賞(先進技術):Watrixの長距離歩行認識技術
*先導賞(画期的な理論):アリババのメガスケール・グラフ・ニューラルネットワークに基づくスマート識別コンピューティング・プラットフォーム
賞のノミネートは、AIコミュニティー内の専門家が評価した。同コミュニティーは、 中国工程院と中国科学院の学者、業界リーダー、主要な大学と世界的な研究機関の学者で構成する審査委員会を結成している。
プロジェクトの10%がドイツ、米国、英国、イスラエル、ニュージーランド、オーストラリア、シンガポールからの参加であり、700近いプロジェクトがレビューされたのち、最先端の研究、革新的な技術、影響力のあるAIアプリケーションを網羅するトップクラスのAI関連のイノベーションが受賞者として浮かび上がった。社会的利益に重点を置きつつ、応募の3分の2が焦点を当てていたのは、金融、輸送、医療、教育の分野にまたがるAIアプリケーションであり、3分の1はチップ、アルゴリズム、AIプラットフォームの技術的ソリューションだった。
受賞者に関する詳細は、http://www.worldaic.com.cn/portal/en/index.html を参照。
▽2019年世界人工知能大会について
「インテリジェントコネクティビティー、無限の可能性」をテーマにした2019年世界人工知能大会は、AI科学者、世界のリーダー、起業家が、AI界ならびにそのアプリケーションの革新に関する知見を共有できる最高の英知を1つの屋根の下に結集させるプラットフォームであり、インテリジェント技術を駆使したより良い未来に光を当てられるようにする。このイベントの目的は学界と産業界の最高の中の最高の人材が協力できるよう結び付けること、そして世界を変え、投資家に出会い、自らのアイデアを世界的に共有したいと願う才能あるイノベーターにチャンスを提供することである。
ソース:WAIC 2019