【北京2019年9月5日PR Newswire=共同通信JBN】中国の家電大手ハイアールは8月28日、ロシア・タタールスタン共和国の工業都市ナーベレジヌイェ・チェルヌイにある127ヘクタールのハイアール・ロシア工業パークで洗濯機工場の操業を開始した。
これは欧州でのCOSMOPlatプラットフォームに基づく初の中国の建設によるインテリジェント製造工場であり、ロシアで1億4000万人のユーザーにサービスを提供し、さらに中央アジアおよび欧州の2億人のユーザーに及ぶことが見込まれる。
COSMOPlatは、ハイアールが構築した産業用インターネットプラットフォームである。これにより新工場の平均効率は従来の工場と比較して40%向上し、製造工程全体で展開される労働力は30%削減される。
ハイアールは長年にわたり、ロシアで豊富な管理・運用経験を蓄積してきた。ハイアールは2016年ナーベレジヌイェ・チェルヌイで、今回新設された洗濯機工場の姉妹工場であるロシアの冷蔵庫工場の操業を開始した。2018年、この工場で製造された冷蔵庫の販売額は1億米ドルを超えた。2019年第2四半期時点で、同工場は50万台の冷蔵庫を製造し、ハイアールがロシアのハイエンド・マルチドア冷蔵庫市場で48%のシェアを獲得するのを助けた。
ハイアールのロシア事業の成功は、多くの地域開発の機会をもたらした。ハイアールの冷蔵庫工場は現在まで、800人以上に直接、雇用機会を提供し、現地の生産能力と雇用を効果的に向上させてきた。
さらに、ハイアールはロシアでの現地調達も積極的に推進してきた。地元企業23社がハイアールのサプライヤーとなった。地元のサプライヤーから購入した冷蔵庫部品の比率は、2019年末までに70%に達すると予想されている。
ハイアールはタタールスタン共和国に進出した最初の中国企業であるだけでなく、タタールスタン投資開発庁がハイアールのロシア冷蔵庫工場に地元の経済発展と投資活動への顕著な貢献を称える名誉証明書を授与したことから、地方政府から最も高く評価された企業の1つでもある。
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