【北京2019年8月29日PRN=共同通信JBN】高性能太陽光発電(PV)製品の世界大手メーカーであるJAソーラー(JA Solar Co., Ltd.)は28日、2019年7月にグリッド接続に成功したウクライナの33.1MWソーラープラントScythia-Solar-2にすべて高効率の単結晶PERCモジュールを供給したと発表した。同プラントは、ウクライナの単結晶PERCモジュールによる最大規模のPVプロジェクトの1つであり、同国の再生可能エネルギーの開発にとって極めて重要である。
JAソーラーは2015年にウクライナの市場に参入して以来、その高品質製品で広く評価されており、ウクライナの未公開株式投資会社でキエフを拠点とする企業グループUFuture Investment Groupの1社である、Scythia-Solar-2プロジェクト開発者であるUDP Renewablesを含む国内産業を代表する企業との協力関係を確立した。JAソーラーは現在、同地域に大規模なモジュール出荷を進めており、過去4年にわたり地域のソーラー市場の30%余りを賄ってきた。
JAソーラーとUDP Renewablesとのコラボレーションによって、Scythia-Solar-2は大規模な再生可能エネルギー開発プロジェクトScythia-Solarの第2フェーズのスタートとなる。同プラントは、年間を通じて温度差が顕著なウクライナのザポリージャ地域に設置されている。
同プロジェクトで設置されたすべてのPVモジュールは、JAソーラーの高効率PERCテクノロジーに基づいている。JAソーラーのモジュールは、優れた温度係数とPID減衰に対する抵抗性とともに、長期にわたる厳しい信頼性テストと環境適正テストに合格している。モジュールは極めて厳しい気象条件の下で、高い信頼性と優れた発電効率を示し、発電所における安定した発電を保証する。このPVプラントは、4200万キロワット時(kWh)の発電容量が期待され、年間5万1000トンの二酸化炭素(CO2)排出量を減らして、1万3300戸の家庭に電力を供給することができる。
JAソーラーのチン・バオファン会長兼最高経営責任者(CEO)は「ウクライナのPV市場は急速に成長している。顧客に極めて信頼できるモジュールと優れたプロフェッショナルなサービスを提供すため、JAソーラーは引き続きそのテクノロジーをアップグレードし、サービスのインフラストラクチャ―を強化して、東欧市場におけるプレゼンスをさらに強化、拡大する」と語った。