【ベッドフォード(米マサチューセッツ州)2019年8月22日PR Newswire=共同通信JBN】
*この技術は患者のコストを削減し、医薬品開発を加速する
ボストンのバイオテク・コリドーにある垂直統合された合成生物学企業、Conagenは22日、治療的に有用な糖タンパク質の生産のための発酵ベースの技術を取得したと発表した。
この技術取得には、プラットフォームおよび関連するすべての有形資産を対象とするいくつかの特許が含まれており、Conagenを医薬品有効成分の大手デベロッパーとして確立するものだ。
Conagenは既に開発された10種類以上の治療用糖タンパク質のスイートに加え、このホストプラットフォームを、新規医薬品とジェネリック医薬品の両方の開発に使用する。
工業的発酵では通常、微生物を使用する。微生物は、細胞を破壊したり生産性を低下させたりすることなく、最大規模で迅速に培養することができる。望ましい糖構造などの翻訳後修飾を含むこれらの治療法の特質は、その商業生産を比較的小規模の脆弱な哺乳類細胞系に限定してきた。
ケーシー・リプマイアー研究開発担当副社長は「この宿主生物の最もエキサイティングな特徴の1つは、望ましい免疫細胞機能を促進する糖構造を内包する糖タンパク質を発現する能力である。 これは、堅牢な発酵微生物に見られる非常に珍しい特徴である。また、微生物の堅牢性を維持しつつ、これらの糖構造をカスタマイズするために必要なエンジニアリングに耐えることができるという利点も持っている」と語った。
Conagenの共同創設者兼最高経営責任者(CEO)であるオリバー・ユー博士は「このプラットフォームはコストを削減し、削減分を患者に還元することができる。これは、医薬品開発で時間と資本を削減する圧力にさらされている製薬業界にとり重要である」と語った。
治療用糖タンパク質の最大のカテゴリーは、1000億ドルの免疫療法・抗体薬物複合体市場全体の基盤となっている大ヒットのモノクローナル抗体である。
▽Conagenについて
Conagenはバイオエンジニアリング(生物工学)のリーダーである。同社の科学者とエンジニアは最新の合成生物学のツールを使用して、代謝経路を設計し、生産有機体を改善し、製造手順を最適化する。同社は、食品、栄養、フレーバーと香料、医薬品、再生可能素材の各業界向けの高価値の成分原料のバイオプロダクション(生物学的生産)に重点を置いている。詳細な情報は同社の公式ウェブサイト、www.conagen-inc.com を参照。
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