【ボストン2019年8月13日PR Newswire=共同通信JBN】
*顧客はより幅広いフレーバー・プロファイルから選択
ボストンに本社を置き研究開発を重視するバイオテクノロジー企業であるConagenは13日、同社独自の技術を使用して天然基質から天然芳香族化合物のガンマ-デカラクトン(Gamma-Decalactone)を商業生産する画期的な開発を発表した。多くの熟した果物、特に桃に含まれるガンマ-デカラクトンは、食品、飲料、香料、栄養(ニュートリション)、再生可能素材、医薬品の各市場で桃、アプリコット、イチゴの独特の果実フレーバーの製剤として商業的に使用されている用途の広い化合物である。
ガンマ-デカラクトン製品向けに創出された技術は、20以上の異なったラクトンを提供するが、その多くは信頼できるソースが欠如しているためにこれまでは市販されていなかった。この結果、同社は成分原料の世界でリーダーとしての地位を占めることになる。Conagenの共同創業者兼最高経営責任者(CEO)のオリバー・ユー博士は「Conagenのラクトン生産プラットフォームの強化と拡大は、天然ベースのクリーンな成分原料を求める消費者の需要をより良く満たすことになろう」と述べた。
この化合物は、ラクトンのはるかに大きなファミリーの一員である。ラクトンの構造におけるさまざまなバリエーションは、主としてフルーティーでバターのような特質をもつ独自の知覚的特性を定義している。これらの多様な特性は、自社の製品にラクトンのフレーバーを使用しているメーカーにとって幅広い応用の選択肢をもたらす。
研究開発担当副社長のケーシー・リプマイアー博士は「Conagenのラクトン製品は天然かつnon-GMO(遺伝子組み換えでない)であり、さまざまな消費者向け製品での使用に最適である」と語った。
過去10年間にConagenは顧客向けに成分原料製品の最大のポートフォリオの1つを成功裏に開発してきた。
▽Conagenについて
Conagenはバイオエンジニアリング(生物工学)のリーダーである。同社の科学者とエンジニアは最新の合成生物学のツールを使用して、代謝経路を設計し、生産有機体を改善し、製造手順を最適化する。同社は、食品、栄養、フレーバーと香料、医薬品、再生可能素材の各業界向けの高価値の成分原料のバイオプロダクション(生物学的生産)に重点を置いている。詳細な情報は同社の公式ウェブサイト、www.conagen-inc.com を参照。
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