【アルバカーキ(米ニューメキシコ州)2019年7月26日PR Newswire=共同通信JBN】
*TriLuminaのVCSELアレーはセ氏マイナス40度からプラス125度の温度で確実に動作する
自動車、消費者、産業用タイムオブフライト(ToF)・3Dセンシングのアプリケーション向けVCSEL(垂直共振器面発光レーザー)技術の有力開発企業であるTriLumina(トライルミナ)は26日、AEC-Q102 Grade 1オペレーションに必要なすべてのテストを完了したと発表した。これはVCSEL技術がセ氏マイナス40度からプラス125度の温度で確実に動作することを意味する。
半導体レーザー製品でAEC-Q102 Grade 1オペレーションの能力があることを認められたのはこれが初めてである。
Automotive Electronics Council(AEC)はティア1自動車電子部品メーカーに受け入れられるために必要な要件を決めている。その1つは、当該のAEC-Q信頼性規格を順守することである。もう1つは、ゼロディフェクト・サプライチェーン品質管理基準のIATF 16949要件(品質管理システム)を順守することである。自動車集積回路、ないしはAEC-Qの信頼性テストは、AEC-Q102(ディスクリート光電子工学)がTriLuminaのVCSEL製品に適用される規格であるいくつかのサブカテゴリーに分類される。
TriLuminaのブライアン・ウォン社長兼最高経営責任者(CEO)は「TriLuminaが新たな世界初を達成したことを発表できることを誇らしく思う。われわれは、極めて厳しい自動車運転状況の下で幅広い温度にわたり確実に動作するこの製品をゼロから設計している。業界で初めてAEC-Q102 Grade 1に認定されたVCSEL製品を保有することは、まさにこれを実証している」と語った。
AEC-Q102 Grade 1認定はまた、このデバイスが消費者および業界向けの極めて堅ろうなアプリケーションであり、これらの市場セグメントの品質要件を上回っていることを意味する。
集積マイクロレンズのオプション付きTriLuminaの特許取得済み背面放射VCSELアレーは、セ氏マイナス40度からプラス125度で能動冷却なしで完全動作するソリッドステート・ダイレクト「フラッシュ」LiDAR、ToF LiDAR、スキャニングLiDAR、車載システムで使用される。
データシートおよび追加の技術、価格情報に関してはTriLuminaに問い合わせを。
▽TRILUMINA CORPORATIONについて
TriLumina Corporationは自動車、産業市場、消費者3Dセンシングのアプリケーションための革新的なレーザーイルミネーション・ソリューションを開発している。TriLuminaの近赤外線VCSEL技術は、長距離LiDARから低コストの小型ToFシステムにまで使用されている。詳細はウェブサイトhttp://www.trilumina.com を参照。
ソース:TriLumina
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