【ボローニャ(イタリア)、ハンティンドンバレー(米ペンシルベニア州)2019年7月17日PR Newswire=共同通信JBN】
*試料量削減の自動化で希少細胞ワークフローの精度と確度を向上
液体生検と希少細胞技術のパイオニアであるMenarini Silicon Biosystemsは、細胞生物学ワークフローにおける手作業での試料量削減ステップ排除のため最適化された新しい量削減装置、VRNxT(TM)を発売すると発表した。
試料量の削減を標準化することで、VRNxT(VRNxT )は希少細胞と単一細胞の分析の精度と確度を向上させ、貴重な試料のロスを最小限に抑え、ワークフローのスループットを向上させる。VRNxTはDEPArrayのワークフロー(注)を標準化するために開発されたが、より広範囲の量削減に応用可能である。
Menarini Silicon Biosystemsのジャンニ・メドロ最高技術責任者は「VRNxTは顧客からの直接のフィードバックに応えてつくられたもので、DEPArrayあるいはその他のワークフローには欠かせない。この新しい装置は、手作業での量削減ステップを排除し、全体的なプロセスを効率化し、作業時間を短縮しつつ精度と確度を上げる」と語った。
VRNxT自動量削減装置は、手作業のピペッティングステップをなくして作業時間を最大90%短縮、オペレーターによるばらつきを排除する。操作に特別なスキルセットやトレーニングは必要ないため、高い再現性と成功率でユーザーに依存しない結果をもたらし、量削減後も単一細胞の99%が保持される。
自らの研究室で新しい装置をテストした、ニューヨーク大学ランゴーン医療センターの分子病理学部長のマティヤ・スヌダール医学博士は「この装置は、エラー率と処理時間の削減に役立った。われわれは、FFPE標本から分離された希少細胞タイプを扱う。VRNxTを使用すると、単一細胞試料を収集する場合に特に重要な、量削減ステップでのエラーの確率を下げることができ、試料処理にかかる時間を短縮できた」と語った。
VRNxTは、試料量削減に回転運動を使用、一度に最大4つの試料を処理できるため、試料の準備に必要な時間が短縮される。PCRチューブ内のどんな量から始めても、VRNxTは試料量を25秒で約12.5マイクロリットル、約8秒で約2マイクロリットルまで着実に削減する。
DEPArrayシステム(The DEPArray System )は、マイクロ流体力学をマイクロ電子工学、顕微鏡と組み合わせ、個々の希少細胞を100%の精度で分離、操作する、唯一の画像ベースの分類・分離プラットフォームである。
詳細については、www.siliconbiosystems.com を参照。
▽Menarini Silicon Biosystemsについて
Menarini Silicon Biosystemsは、臨床研究者に細胞研究およびそれらの分子特性評価における比類のないソリューションへのアクセスを届ける、ユニークな希少細胞技術とソリューションを提供している。同社のCELLSEARCH(R)とDEPArray(TM)技術は共に、希少細胞の列挙と分類を単一細胞の精度で行うためのエンドツーエンドのソリューションを提供している。
イタリアのボローニャと米ペンシルベニア州ハンティンドンバレーに本拠を置くMenarini Silicon Biosystems(Menarini Silicon Biosystems )は、イタリアのフィレンツェに本社を置く多国籍の製薬・バイオテクノロジー・診断企業であるメナリニ・グループ(Menarini Group)の全額出資子会社で、136カ国に1万7640人の従業員を擁している。
(注)記載されているワークフローは研究専用である。診断手順には使用できない。ワークフローのパフォーマンス特性、安全性、および有効性は確立されておらず、米食品医薬品局(FDA)の認可あるいは承認は受けていない。
▽問い合わせ先
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