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韓国の環境保護の首都、順天が今年、1000万人の観光客誘致を目指す

Suncheon City Hall
2019-07-12 10:48 3511

【順天(韓国)2019年7月12日PR Newswire=共同通信JBN】韓国の環境保護の中心として知られる同国南西部の順天市役所は今年、「Visit Suncheon Year(順天へ行こう年)」キャンペーンを開始し、1000万人の観光客の誘致を目指している。

順天湾自然生態公園(順天市役所提供)
順天湾自然生態公園(順天市役所提供)

 

順天湾国家庭園(順天市役所提供)
順天湾国家庭園(順天市役所提供)

 

楽安邑城民俗村(順天市役所提供)
楽安邑城民俗村(順天市役所提供)

今年前半、447万人がソウルの南約415キロの順天を訪れた。韓国でその種のものでは最初かつ最大の人工庭園である順天湾国家庭園は今年7月3日までに300万人の観光客を呼び込んだ。

全羅南道にある順天は順天自然生態公園と他の豊かな自然保護地区および仙岩寺を含む伝統的文化財で有名である。

市当局者は、今年後半に観光客の訪問がさらに増加することを予想しつつ、清潔区域から生産される多様な食物が順天訪問の楽しみに付け加わるだろうと語った。観光客数の増加で、世界的な自然保護のハブかつ韓国の自然保護の首都としての順天の地位がさらに向上することが見込まれる。

順天は、広大な干潟、葦の原、塩水湿地や渡り鳥の生息地を呼びものにした沿岸湿地帯の順天湾が、2006年に保護湿地のラムサール条約リストに入った韓国初の沿岸湿地となった時に国際的な名声を得た。

2018年には順天湾と順天湾自然生態公園を含む全市がユネスコ(UNESCO)によって生物圏保護区に指定された。

遡って1990年代に順天湾は、広大な葦の原と多様な湿地生命体と動物を特徴とする東川(Dongcheon)河口があった場所に見捨てられた湿地帯だった。

順天湾は民間開発業者の海砂利採掘プロジェクトが知られるようになった1993年に世間の注目を集めた。

このプロジェクトは順天湾の葦の原を保護しようとする市民や環境保護活動家の反対で中止された。1996年の生態系調査を受けて海洋水産省が2003年に順天湾を湿地保護地区に指定した。

韓国で最も深刻な絶滅危惧種の一つであり、国の天然記念物228号に指定された鍋鶴が、1996年に順天湾で最初に脚光を浴びた。昨年だけでも2176羽もの鍋鶴が同地域を訪れた。

順天湾がエコツーリズムのデスティネーションとして人気を増し、観光客は群れをなして訪れ、その数は増加している。

順天市はSuncheon Bay Garden Expo(順天湾庭園展示会)を主催し順天湾自然生態公園をよりよく保護するために順天湾国家庭園を創設した。

ラムサール指定地の位置する7カ国18地区の政府指導部は10月23-25日に順天で世界会議を開催する計画だ。

順天の曹渓山の仙岩寺は昨年6月ユネスコの世界遺産に登録された。この寺は国宝400号に指定された昇仙橋(Seungseon Bridge)で有名で、韓国で最も美しい石造の太鼓橋と言われている。

史跡302号に指定された楽安邑城民俗村(Naganeupseong Folk Village)は朝鮮王朝の保存状態のよい町城で、わらぶき屋根の家々と南部地方の住民の日常住居を特徴とし、厨房スペース、土間部屋や韓国式ベランダを備えている。

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ソース:Suncheon City Hall

ソース: Suncheon City Hall