カリフォルニア州サン・ラモン発, 2019年7月10日 /PRNewswire/ -- IPベースの物理的セキュリティ製品の国際標準化イニシアチブをリードするONVIF®は、6月初旬に東京で、第20回ONVIFデベロッパーズ・プラグフェスト(ODP)を開催しました。これは、相互運用可能なソリューションに対する継続的な成長と必要性を強調する1つの節目となるものです。
ONVIFのメンバー企業22社のデベロッパーとエンジニアが、3日間にわたるこのイベントに集まり、自社製品へのONVIFプロファイル仕様の実装を他のONVIFプロファイル対応製品でテストしました。デベロッパーは、プロファイルに適合するか、個別に製品をテストしたり、所有するデバイスと他メーカーのデバイス間の相互運用性をテストしたりできます。47名のメンバーが6つのONVIFプロファイル仕様の実装をテストし、参加者がテストに費やした時間は約250時間に及びました。プロファイルの相互運用性テストに加え、ONVIFクライアント全員に、ONVIFデバイス/クライアントテストツールを使用してテストを行う機会がありました。そこで、参加者は、適合性テスト中に発生した問題について、テストツールの開発者と議論することができました。
「メンバー企業から引き続き、第20回ONVIFデベロッパーズ・プラグフェストへの参加が得られたことは、業界全体にとって相互運用性がいかに重要かということを示しています」。ONVIF組織運営委員会のパー・ビョルクダール委員長は、こう述べています。「変化する市場ニーズに合致する新たなプロファイルが開発されているように、各企業にとっては、互いに協力してアイデアを出し合い、最高かつ新たな規格技術を生み出すことが、これまで以上に重要となってきています」。
世界で年2回開催されるODPには、ONVIFのメンバー企業が自社製品への実装をテストするために世界各地から集まります。次回のODPは2019年11月に、イタリアのローマで開催予定です。
2008年に設立されたONVIFは業界をリードする有名なフォーラムで、IPベースの物理的セキュリティ製品の相互運用性を促進しています。ONVIFでは、カメラ、ビデオ管理システム、アクセス制御の分野における世界有数の加盟企業に加え、13,000を超えるプロファイル対応製品を有しています。プロファイルS(ビデオストリーミング)、プロファイルG(録画と保存)、プロファイルC(物理的アクセス制御)、プロファイルQ(改良された簡単なセットアップ機能)、プロファイルA(より幅広いアクセス制御の設定)、およびプロファイルT(高度なストリーミング)とともに、ONVIFは引き続き会員と取り組み、ONVIFに対応する製品を提供できるIP相互運用ソリューションを増やしていきます。
ONVIF対応製品の詳細情報(ベンダーと対応モデルを含む)は、ONVIFウェブサイト(www.onvif.org)でご覧いただけます。
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アンドリア・グラル (Andrea Gural)
エクリプス・メディア・グループ (Eclipse Media Group)
ONVIF担当
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ONVIFについて
ONVIF®はグローバルでオープンな業界フォーラムであり、IPベースの物理的セキュリティ製品の相互運用性の確保と統合の促進を目的に、それら製品間の通信の標準化に取り組んでいます。ONVIFは2008年に設立され、IPベースの物理的セキュリティ製品のグローバルなオープンスタンダードを開発しています。会員企業には、メーカー、ソフトウェア開発者、コンサルタント、システムインテグレーター、エンドユーザー、ONVIF活動への参加を希望するその他の利益団体が含まれます。