【台北(台湾)2019年6月11日PR Newswire=共同通信JBN】
*世界中のK12教育者のために、HundrEDと提携しNXTEducatorを開始
温世仁文教基金会(Sayling Wen Cultural & Educational Foundation)は、未来社会に人材を提供するという同基金会のビジョンに合わせ、未来の人材育成の詳細な計画であるTalentNXTを正式に開始した。手始めに、NXTEducatorプログラムがフィンランドを拠点とする非営利組織のHundrEDと共同で開発された。このプログラムは、世界中の中国語話者のK12(幼稚園から高校までの教育期間)教育者に重点を置き、教育者がグローバルなプラットフォームで輝ける革新的な教育事例を見いだすことを狙いとする。NXTEducatorは2019年6月30日まで応募を受け付け中で、最終選抜候補者リストは2019年10月30日より前に発表される。
詳細はhttp://www.saylingwen.org/eng/NXTEducator を参照。
温世仁文教基金会のテレサ・リン最高経営責任者(CEO)は「温世仁文教基金会は10年以上にわたって社会のニーズに応える人材の育成に注力してきた。TalentNXT Junior(K12)、TalentNXT Fresh(大学生と卒業生)、TalentNXT Pro(プロフェッショナル)をターゲットとすることで、われわれは多くの育成計画とイベントを開発してきた。これまでに得た広範な経験を踏まえ、TalentNXTを正式に発表し、K12関連プログラムを手始めとして複数の国際組織との提携を開始した。振り返って2015年には、未来社会の人材に必要な6の指針であるFIT+HUGを定義し、これらをわれわれの全ての人材プログラムに組み入れた。最新のプログラムであるNXTEducatorは未来社会の人材を育成する能力のある教育者を引き付けることに重点を置く」と述べた。
「FIT+HUG」の6つの指針は学術的研究、サービス業トレンド分析、人材価値予測研究、教育活動の計画と実行における長年の経験から得た結果に基づいている。FITは「Friendly by nature(本質的な親しみやすさ)」、「Innovative with diversity(多様性のあるイノベーション)」、「Technology-aware(テクノロジーを意識)」を表し、HUGは「Human-centric approach(人間本位のアプローチ)」、「Uniting multiple domains(複数分野の統合)」、「Global view with local act(地域活動を伴うグローバルな視野)」を表す。
テレサ・リン氏はさらに「基金会は国際的な教育組織と数多くの提携を行ってきた。今年、特にフィンランドの革新的な教育組織HundrEDを迎え、世界的に教育のイノベーションを共有し鼓舞するためにNXTEducatorを共同で組織した。このグローバルなプログラムにより、地域的のみならず世界的にK-12教育を通じて「FIT+HUG」人材を育成できる実用的なイノベーションを見極めることを狙いとしている」と説明した。
HundrEDのエグゼクティブディレクターであるラッセ・レポニエミ氏は「現在の学生たちが将来取り組まなくてはならない主要な課題は、大きく複雑で、複数の指針にまたがる異なったアイデアを結びつける独創的なアプローチを必要とするものになるだろう。社会が変化する中、未来の人材の雇用適性に重点を置く革新的な教育メソッドを見いだすことが適切である。温世仁文教基金会と提携することができ非常に光栄だ。彼らは人材育成開発に長い年月を費やしてきた。これはわれわれにとって、中国語話者の部門で教育的イノベーション事例のハイライトを見いだす上で第1歩となる歴史的な瞬間である」と指摘した。
NXTEducatorはTalentNXTプログラムの第1弾に過ぎない。温世仁文教基金会は、より多くの「FIT+HUG」の未来の教育者を見いだし、近い将来に多様な課題を克服できる人材を育成することを狙いとする、他の関連計画を開始する予定である。
▽温世仁文教基金会(Sayling Wen Cultural & Educational Foundation)について
温世仁文教基金会の使命は、産業的価値を実現するために革新的テクノロジーを活用しながら、生涯学習を推進し人材を育成することである。基金会のプログラムは4つの主要な要素で構成される。それらは、初等および中等教育に中国の文化的価値を埋め込み、大学教育レベルの学生のキャリア・レディネスを高め、社会での領域横断的な学習を実現し、サービス科学とサービス・イノベーションを促進することである。未来社会に人材を提供するというビジョンを実現するために。
Website: http://www.saylingwen.org/eng
▽HundrEDについて
HundrEDはフィンランドを拠点とする非営利組織で、K12教育における啓発的なイノベーションを発見し研究し共有している。HundrEDの目標は、価値があり影響力を持つスケーラブルなイノベーションが文脈に配慮した形で世界中に広がるよう促すことを通じ、教育を向上させ運動を促進する助けとなることである。2016年以来、HundrEDは毎年、その年の100の啓発的なイノベーションを探し求め選別するために綿密な研究を実施してきた。全ての知見と選択されたイノベーションは記録されパッケージ化され、容易に実装できるよう無料のサポート付きで世界中の教育者と共有される。
Website: https://hundred.org