【南通(中国)2019年5月28日PR Newswire=共同通信JBN】中国東部にある江蘇省の都市、南通が対日経済・通商協力を新たなレベルに押し上げることを目指し、日本出資企業との協力を一層拡大しようとしている。
南通市のシュ・フイミン市長は5月28日から31日まで訪日し、経済・通商交流活動を展開する。
南通は先進製造、臨海工業、現代サービス業の日本出資企業との協力を強化し、長江デルタ地域に日系企業を集めるハブの建設を加速する計画である。
南通にとって日本は第2の外国投資元で、第4の貿易相手になっている。
南通には日本出資企業が527社あり、江蘇省の日系企業数ランクは3位である。うち17社はフォーチュン・グローバル500社のリストに入り、Nantong COSCO KHI Ship Engineering Co., Ltd.(NACKS、南通中遠川崎船舶工程有限公司)は中国初のインテリジェント造船デモ企業になった。また、TORAY Fibers Research Centre(東麗繊維研究所(中国)有限公司)は江蘇省内にある多国籍企業機能R&D機関の1つとされている。
日本出資企業は近年、投資チャンネル拡大やR&D・管理改善によって、南通で強力な足場を築いている。南通は将来、日系企業との経済交流を優先して対日協力を推進する。
南通は優れた地理的位置、巨大な市場、独自の物流条件を誇り、「一帯一路」の65カ国・地域と経済・通商関係を確立している。
2018年に南通はGDP8427億元を報告して中国の大・中規模都市の中で19位を占め、同年に386億米ドルの貿易額を記録した。
南通は日本の豊橋市を含む海外24都市と姉妹都市関係を結んでいる。
資源埋蔵量と産業基盤の点で、南通は日本出資企業と強力な相補性、関連性があり、臨海工業、先進製造、技術と人材、現代サービス業のこれら企業との提携をさらに強化する見通しである。
南通は立地・資源上の優位を全面的に活用し、上流と下流の産業チェーン支持レベルを強化し、日本出資企業の結集と開発を加速するとともに、日系企業が大きく強力になって中国市場にさらに進出するように生活、住宅、教育分野のサービスを一層向上させる意向である。
ソース:Nantong Government