【マシューズ(米ノースカロライナ州)2019年5月22日PR Newswire=共同通信JBN】マイクロ波分解システムの大手サプライヤーであるCEM Corporationは23日、全体的な分解作用を劇的に簡素化、向上させる容器テクノロジーの最新の成果を発表した。これは計量器から分析器までのすべてのサンプル準備調整プロセスを通じて、単純に使い捨て可能なガラス容器の利用を可能にする。その中には計量、マイクロウェーブ分解、希薄化、分析用ICP(誘導結合プラズマ)自動サンプラーに対する移転処理が含まれる。これら使い捨てガラス容器は、時間を要するテフロン(Teflon)(R)製MARS6容器の洗浄作業をなくし、特に汚れた未知のサンプルにあるバッチからバッチへの汚染から保護する。MARS6の新しい画期的な容器テクノロジーはiWave温度測定と新しい二重作用のベンティング(通気・排出)およびリシーリング(再封鎖)能力を活用しており、世界特許を申請中である。
CEM Corporationのマイケル・J・コリンズ社長兼最高経営責任者(CEO)は「CEMは、35年間にわたりマイクロ波分解システムを製品化してきた最初の企業であり、世界の顧客のニーズに対応するためこのテクノロジーの革新を図り、限界を超える努力を続けてきた。この新しいテクノロジーは世界のマイクロ波分解技術に革命をもたらすだろう。それはサンプルの移転と容器の洗浄をなくすことによってプロセス全体を劇的に簡素化する。また、二次汚染をなくすために高圧を要し、特に1時間半というサイクル時間で5つのサンプルの限られた処理能力を持つ従来の使い捨て容器に取って代わるものである。ユニークな二重ベンティングとリシーリング能力を活用するこの新しいテクノロジーは、適度の圧力で二次汚染の可能性をすべて消去し、1時間以内という総サイクル時間に24サンプルを処理することができる」と語った。
この新しい簡素化されたプロセスは、元素分析向けにマイクロ波分解を利用する機会を劇的に拡大する。これら使い捨て容器によって顧客は、サンプル準備・調整にマイクロ波技術を採用するブロック分解が可能になる。この技術により、従来3-4時間かかった分解処理は1時間未満でできる。
CEM Corporationは、米ノースカロライナ州マシューズにある株式非上場企業である。同社は英国、ドイツ、イタリア、フランス、日本に子会社を保有し、世界に販売網を持っている。CEMは世界中のライフサイエンス、分析実験室、処理プラント向けのシステムを設計、製造している。
ソース:CEM Corporation
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