【香港、上海2019年4月30日PR Newswire＝共同通信JBN】Ping An Insurance (Group) Company of China, Ltd.（中国平安保険（集団）、「平安」、「グループ」、「会社」、HKEX: 2318; SSE: 601318）は30日、2019年第1四半期、3月31日まで3カ月間の決算を発表した。
親会社の株主に帰属する営業利益は前年同期比21.0%増の341億1900万人民元、同純利益は前年同期比77.1%増の455億1700万元になった。2019年3月31日現在、グループのリテール顧客は約1億9100万人と年初に比べて3.6%増加した。グループのインターネット・ユーザーベースも4.2%増の5億6100万人になった。2019年第1四半期にグループは新たな顧客1100万人を獲得したが、その31.3%は5つのエコシステムのインターネットユーザーである。
▽中核的な金融事業は堅調に推移
生命・健康保険事業のNBV（新契約価値）は強化された。会社は規模と価値の均衡ある成長を維持しながら、安定した事業の四半期成長をより重視するようになり、販売代理店チームの規模による持続的かつ健全な成長が可能になった。2019年第1四半期に「保険は保護を重視すべきだ」との信念の下、会社は短期PPP（保険料払込期間）貯蓄商品を減らし、長期の保護商品、ハイブリッド長期PPP保護・貯蓄商品を増やすことによって、積極的に商品構成を調整した。その結果、初年度保険料（FYP）が前年同期比マイナス10.8%になったにもかかわらず、生命・健康保険事業のNBVは前年同期比6.1%増の216億4200万元に達した。
Ping An Property & Casualty（平安損保）は安定した事業の伸びと高い事業品質を維持した。Ping An Property & Casualtyは2019年第1四半期、前年同期比9.5%増の692億2000万元の保険料収入を記録した。Ping An Property & Casualtyは、コンバインドレシオが業界平均を超える97.0%と高い事業品質を維持した。Ping An Property & Casualtyの純利益は、資本市場回復による高い投資収入と手数料引き下げによる所得税減少のおかげで、前年同期比77.3%の伸びを見せた。
会社は引き続き、保険基金の資産配分と資産／負債対応を最適化した。2019年3月31日の時点で、会社の保険基金ポートフォリオは2019年初めに比べて3.2%増の約2兆8800億元に成長した。2019年第1四半期の投資ポートフォリオの年換算ネットと総投資利回りはそれぞれ3.9%、5.1%に達した。
Ping An Bank（平安銀行）は堅調に推移し、リテールバンキングの改革を推進した。2019年第1四半期にPing An Bankの収入は前年同期比15.9%増の324億7600万元に、純利益は同12.9%増の74億4600万元になった。Ping An Bankは技術革新に資本を投下して、リテールバンキングの改革を推進した。2019年3月31日現在、リテール運用資産（AUM）は年初比17.4%増の1兆6632億9800万元になり、コアとなるティア1の自己資本比率は年初比0.21 pps増の8.75%に達した。
▽フィンテック、ヘルステック戦略の実行を加速
Ping Anは「ファイナンス＋テクノロジー」と「ファイナンス＋エコシステム」の戦略の下、AI、ブロックチェーン、クラウドコンピューティングなどの分野に対する投資を増やし続け、積極的に5つのエコシステムを発展させて、グループの事業成長を促進した。Ping Anは、「金融サービスを技術で強化、エコシステムを技術で強化、金融サービスをエコシステムで強化する」ことによって、安定した事業の成長を達成した。2019年3月31日の時点で、Ping Anは年初から3265件多い1万5316件の技術特許を申請し、国際金融機関のトップティアにランクされている。申請には特許協力条約（PCT）と海外の3761件が含まれている。
2019年第1四半期、Lufax Holdingの収入と利益は着実に上昇した。運用資産（AUM）は年初に比べて2.0%増の3767億700万元になり、運用ローン残高は同7.5%増の403 1億2100万元に達した。Lufax HoldingはシリーズCの資金調達を完了し、企業価値が394億米ドルになった。
OneConnectは世界トップ級のフィンテックサービス・クラウドプラットフォームの構築に取り組んでいる。2019年3月31日現在、OneConnectは銀行590行、保険会社77社、その他のノンバンク金融機関2634社にフィンテックサービスを提供している。2019年第1四半期、OneConnectのリスク管理商品は3億2600万回利用された。
Ping An Smart City Businessは国家、社会、一般人に仕えるという信念の下、政府向けサービス、経済開発、民生を中心とする「1+N」プラットフォームを構築し、その事業は財政管理、行政、運輸、ライフ、ヘルスケア、貿易などをカバーしている。Ping An Smart City Businessは北京、上海、深センなど100以上の中国の都市、また「一帯一路」に沿った多くの国や地域に事業を展開している。
Ping Anはターゲットを絞った貧困緩和策として、引き続き地方自治体職員、医師、教師を対象にPing An Rural Communities Supportイニシアチブを推進している。Ping Anは最先端技術を利用して地方産業の底上げ、貧困地区のヘルスケア強化、地方教育の改善をサポートしている。会社は2019年3月末の時点で、中国の9省・自治区にPing An Rural Communities Supportを導入した。また、貧困緩和、地方診療所400カ所以上の新設ないし改修、村落の医師5702人の訓練、学校391校の新設ないし改修、教師4819人の訓練のために98億元を寄付した。
▽展望
Ping An理事長兼最高経営責任者（CEO）のピーター・マー氏は「2019年はわれわれの戦略改革にとって極めて重要である。Ping Anは厳密に国家政策に従い、実体経済を支援する力を強化し続ける。「ファイナンス＋テクノロジー」と「ファイナンス＋エコシステム」の戦略の下、Ping Anは5つのエコシステムを積極的に発展させ、R&D投資を増加し、優れた製品とサービスを提供し、さまざまな事業を推進する。社会的責任のある企業として、Ping Anは社会に長期的にコミットしている。われわれはPing An Rural Communities Supportイニシアチブを継続し、社会にお返しして国家に貢献する。このようにして、中華人民共和国の建国70周年にちなみ、顧客、株主、社会のために価値を創出する」と語った。
▽問い合わせ先
Gareth Hewett
+852 68822027
gareth.john@pingan.com.hk
