中国平安がツムラへ戦略投資、筆頭株主に

【香港、上海2017年9月25日PR Newswire＝共同通信JBN】Ping An Insurance (Group) Company of China, Ltd.（中国平安保険（集団）、以下「平安」もしくは「集団」、HKEx: 2318; SSE: 601318）は、株式会社ツムラ（以下「ツムラ」、証券コード：TYO:4540）と戦略提携契約を結んだと発表した。ツムラは平安の子会社のChina Ping An Life Insurance Co., Ltd.（中国平安人寿保険、以下「平安人寿」）に対して自社株の売却と株式第三者割当を行う。対象となる株式は767万5900株で、金額は273億2236万6050円（約16億人民元）に上る。完了すれば、平安人寿はツムラの10%株式を保有する筆頭株主になる。この投資はPing An Overseas Holdingsを通じて実行される。

両社は中国での合弁事業の設立も発表した。協力して伝統的中薬の調査、開発、生産の技術を高め、伝統的中薬の薬草栽培から最終製品までの全工程にわたる品質管理基準システムの構築と完成を目指す。

平安の投資は、日本の漢方薬業界に対して中国の1企業が実行した最大規模の投資になる。世界で最も進んだ漢方薬技術と世界最大の医療市場を合体させることにもなる。この戦略投資によって世界的に進んだ漢方薬技術と画期的な製品が中国に導入され、中国の人々にはより幅広い医薬品がもたらされる。中国では伝統的な中薬業界の健全な発展が促され、国民全体の健康水準が引き上げられるという面で、極めて意義が深い。

ツムラは1893年創業で、124年間にわたる優れた伝統を持つ。現在、世界最大の漢方薬メーカーで、120種類を超える漢方薬を生産し、日本の処方漢方薬市場でのシェアは84%（2017年3月まで）。

株式会社ツムラについて

日本の東京に本社を置く株式会社ツムラは処方薬と一般薬の製造販売会社である。日本の植物薬である漢方薬を製造、販売している。子会社を通して漢方エキス粉末の製造、販売や物流サービスの提供も行っている。

Ping Anについて

Ping An Insurance (Group) Company of China, Ltd.（中国平安保険（集団）、「平安」）は中国初の共同出資保険会社として、世界をリードする個人金融サービス会社になろうと努めている。統合的にまとまった多機能金融サービスグループとして現在、保険や銀行取引、投資などのサービスを提供している。グループの2017年6月30日時点の個人顧客数は1億4300万人以上。資産総額は5兆9900億元に上り、親会社の株式は4257億8000万元。高所得の各分野で、子会社のPing An Life（平安人寿）とPing An Property & Casualty（平安損保）はともに中国2位。Ping An Annuity（平安年金基金）は中国1位である。子会社のPing An Bank（平安銀行）は中国初の共同出資会社。主要事業にはPing An Trust（平安信託）、Ping An Securities（平安証券）、平安アセットマネジメント（Ping An Asset Management）の子会社が含まれる。さらに平安はLufaxやPing An Good Doctor、Ping An Haofang、E-Wallet、Financial OneConnectなどでインターネット金融の育成にも力を入れている。インターネットの事業規模やユーザー層は急拡大し、2017年6月30日にはインターネットユーザー数が4億300万人に達した。

平安はフォーブス誌の「2017年グローバル2000社」で16位、フォーチュン誌の「2017年グローバル500社」ランキングで39位。このほか、WPP Millward BrownのBrandZ（登録商標）「世界の最も価値あるブランド100社」ランキングで61位となった。

詳しい情報はhttp://t.sina.com.cn/pingan 、http://t.qq.com/pingan もしくはwww.pingan.com.cn を参照。

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