【リヤド(サウジアラビア)2019年3月26日PR Newswire=共同通信JBN】アジアのトップ石油精製企業、China Petroleum & Chemical Corporation(Sinopec)は25日、サウジアラビアのリヤドで「2019 China Energy and Petrochemical Industry Development Report(2019年中国エネルギー・石油化学産業開発報告)」(報告)を発表、石油化学バリューチェーン全体をカバーする調査報告を海外で公表する中国初の企業になった。
国際エネルギー・フォーラム(IEF)と共催の発表イベントで、Sinopec Economics & Development Research Instituteの専門家が中国の石油化学産業を詳細に分析し、40年にわたる中国エネルギー産業の発展、関連部門の将来の道筋、国際石油市場のトレンド、エネルギー・エコシステムの転換など幅広いテーマの知見を明らかにした。
IEFの孫賢勝事務局長は「サウジアラビアは世界の主要産油国、最大級の石油輸出国であり、中国は世界最大の原油輸入国である。報告公表はエネルギー部門の中国とサウジアラビアの交流を促進し、両国の緊密な協力、共同調査にも遠大な影響を与える」と語った。
在サウジアラビア中国大使館のチュー・シンロン参事官は「中国の経済急成長は、中国エネルギー産業の開放・革新、さらに、世界エネルギー部門の友人、特にサウジアラビアのエネルギーコミュニティーのサポートと協力から恩恵を受けている」と述べた。
また「この報告は、サウジアラビア各界の友人、代表が中国エネルギー・石油化学産業の現況とトレンドについて包括的、客観的、組織的な理解を深めることを可能にし、この分野における中国とサウジアラビアの一層の広範な協力に道を開く」と述べた。
イベントには在サウジアラビア中国大使館のチャオ・リウキン氏のほか、米国、英国、デンマーク、フランス、シンガポール、南アフリカ、イタリア、ルーマニア、韓国など約20カ国の大使が列席した。
サウジアラビアのエネルギー産業鉱物資源省、サウジ基礎産業公社(SABIC)、プリンススルタン大学、リヤド紙、その他の省庁、エネルギー企業、大学、メディアなどの60人以上も出席した。
Sinopecの年次報告は、経済、エネルギー、精製、石油化学など産業バリューチェーン全体をカバーする中国企業として初めてのものである。
3つのモジュール―経済、産業、注目の話題―に分けられた報告は、上流のエネルギー、中流の石油精製、下流の石油化学部門をカバーし、6つの産業チェーンと40以上の製品について論じている。
2018年の中国エネルギー・石油化学産業を詳しく分析し、この部門の2019年の動向を予測している報告は、主要な産業データで裏付けられ、フォーチュン500石油企業や内外の優れたシンクタンクによる中国エネルギー産業の深い理解を具体化している。
Sinopecの報告は生産、運営、調査、計画目的の産業ニーズを満たすだけでなく、世界のエネルギー・石油化学産業における中国の影響力向上にも役立つ。
▽Sinopecについて
China Petroleum & Chemical Corporation(Sinopec Corp.)は内外の証券取引所に上場する企業で、北京に本社を置いている。2000年に設立された世界最大の石油精製・ガス・石油化学コングロマリットで、上流、中流、下流の各事業を統合し、強力な石油・石油化学を中核事業とする。Sinopecは「より良い生活を推進する」を使命とし、全ての人々のニーズに応える世界有数のエネルギー・化学会社を構築するビジョンに向けてまい進している。
ソース:Sinopec Group