【常州(中国)2019年3月5日PR Newswire=共同通信JBN】中国江蘇省常州市のディン・チュン市長は2019年2月27日午後、韓国のプリント基板(PCB)メーカー、Orchem Co., Ltd.のリー・ジェヒョン社長兼最高経営責任者(CEO)率いる訪問団と会談した。会談後、両当事者間の契約署名式が行われた。
韓国の大手PCBメーカーOrchemは、同社の製薬部門内で、PCB生産ワークフローの重要な側面である電子部品製造に使われる化学物質の取り扱いのための同国唯一のエンドツーエンドの生産プロセスの所有権を保有している。韓国で最大の市場シェアを持つOrchemは、同社製品とサービスの購入企業として、Korea Circuit、SimmTech、サムスン、LG、Foxconnなど多くの世界的な一流企業を抱えている。Orchemは、常州浜江経済開発区に中国本社を設立するために5000万米ドルを投資する計画である。この施設は、中国の顧客のニーズに応える策として、先進的な技術とプロセスおよび最先端の管理方法の展開を通じて、PCB製造に使用される高品質の電子化学品を専門に扱う予定である。
揚子江(長江)デルタにおける重要な製造拠点で、中国の持続的成長の最も積極的な貢献者の1つである常州は、実体経済の拡大と歩調を合わせて繁栄を続け、進化する経済環境のニーズと期待に応えるように適応し、アップグレードしながら大きな進歩を達成しつつある。ディン氏は、政府部門のあらゆるレベルが協力して、ビジネスの成長をサポートする好ましいビジネス環境を生みだしていると説明した。常州を戦略的フットプリントの一部として選択したことは、同社にとって懸命なステップであった。常州とOrchemは、政府と企業の協力モデルによって双方に利益となる結果を達成するのに好都合な立場にあり、このプロジェクトは契約締結から建設、運用段階へと前進している。常州は、アジアで最も有利なビジネス環境の1つを提供し、このパートナーシップを通じてOrchemの中国での拡大への最良のサポートを提供することを確信している。
リー氏は、Orchemが10年前に中国に進出して以来、このPCBメーカーは製造業の世界で常に新しく出現するものの最前線に立ってきたと述べた。Orchemは、3000年前に遡る歴史を持つ都市である常州に製造と研究の施設を設立する機会を得たことを大変光栄に感じている。Orchemと常州は、いずれもがアジアでナンバーワンとなる目標をもって協力する計画である。
▽常州国家ハイテク産業開発区(CND)について
常州国家ハイテク産業開発区(CND)は揚子江デルタの中心部に位置している。CNDには1600社を超える外資系企業がある。CNDは最近、開発ペースを加速し、産業基盤の建設への努力を強化しており、機器製造(精密機械)と新材料の2つの柱となるビジネスをより大きく、より強力にしている。新興産業は、新世代の情報技術、バイオメディカル、新エネルギー・ビークル、太陽光発電、航空で構成されている。ORCHEMは現在、CNDの重要な部分である常州浜江経済開発区に進出することを選択した。
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