【ソウル(韓国)2019年2月9日PR Newswire=共同通信JBN】鮮鶴平和賞委員会(The Sunhak Peace Prize Committee)は2月9日午前10時に蚕室ロッテホテルワールドで2019年の鮮鶴平和賞受賞式を開催した。
2019年の鮮鶴平和賞は、アフリカ開発銀行グループ総裁のアキンウミ・アヨデジ・アデシナ(Akinwumi Ayodeji Adesina)博士と、女性器切除(FGM)人権活動家のワリス・ディリー(Waris Dirie)氏に授与された。
同委員会は、アデシナ博士がグッドガバナンスの促進と農業の刷新の指導を通じてアフリカの経済の向上を達成したことを認めた。彼の業績は、アフリカの数百万人の貧困生活者の生活改善を目指したアフリカの食糧安全保障に貢献した。
委員会は、ワリス・ディリー氏が女児と女性の権利を精力的に擁護し、FGMのリスクを抱える女児らの保護につながるFGM撤廃のための世界的な解決を訴えたことを認め、賞を授与した。
授賞式で受賞者はそれぞれ、平和賞創設者の韓鶴子博士と委員会委員長の洪一植博士からメダルと記念額とともに50万米ドルの賞金を受け取った。
授賞式にはアフリカその他からさまざまな政府、学界、事業、メディアや宗教を代表する現職や元大統領、副大統領、指導者や企業家を含め1000人超の代表らが参加した。
世界食糧賞財団の会長のケネス・M.クイン大使が祝賀演説を行い、2人の受賞者は真にアフリカの人権と人間開発の向上をとりわけ重視するだろうと述べた。
アデシナ博士は受賞演説で、空腹な世界に平和はありえないとし、この賞はこれらの世界中の、また特にアフリカの最も特権を持たない人々のためにさらに活動するようにとの要請だと述べた。
ワリス氏は、FGMは自分たちの時代で根絶されなければいけないとし、彼女は自分たちが女児や女性の権利が尊重されることのできる社会が建設されるまで、女児と女性の権利のために闘い続けると述べた。
洪会長はOne Family Under God(神のもとで1つの家族)の理想と、アフリカでの人権と人間開発のテーマの重要性を力説した。彼の歓迎演説は、平和はすべての人の人権が保護されて初めて達成できるとし、受賞者の献身がどれほど人間を世界平和の新たな章を開くことへと一歩近づけることができるかを強調した。
鮮鶴平和賞は平和と未来世代の幸福と人間開発に大きな貢献をした個人と組織をたたえるものである。
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