【シンガポール2018年12月26日PR Newswire=共同通信JBN】
*ジョージ・W・スレッジ・ジュニア医学博士は、スタンフォード大学医療センターの腫瘍内科長兼教授である
*スレッジ博士は、数十年に及ぶがん研究、医薬品開発の経験と指導力をTessaにもたらしてくれる
がん患者の自家移植および既製の同種異系移植療法に焦点を当てた臨床病期免疫療法企業であるTessa Therapeuticsは21日、スタンフォード大学医療センターの腫瘍内科長兼教授であるジョージ・W・スレッジ・ジュニア(George W. Sledge, Jr.)医学博士が、2019年1月2日付で独立取締役としてTessaの取締役会に加わると発表した。
この任命は、Tessaが世界中のより多くのがん患者を治療するための治療法のポートフォリオを構築、拡大させるに当たり、同社の業界専門知識を強化するための重要な一歩である。
Tessa Therapeuticsの共同創業者兼最高経営責任者(CEO)であるアンドリュー・クー氏は、次のように述べた。「スレッジ博士のTessaチーム参加を心から歓迎する。彼は20年以上にわたり、乳がんの新たな生物学的治療法の開発や、進行した乳がん治療のためのパクリタキセルの使用に関する第III相研究の指導をするなど、豊富な経験を有している。彼のがん研究と腫瘍学界における指導力は、当社の取締役会と経営陣のかけがえのないサポートとなるだろう。Tessaは、このような優秀なリーダーを当社に迎えることができて本当に光栄だ」
スレッジ博士は新たな役割について、「Tessaの取締役会に加わることを非常に喜んでいる。細胞免疫療法は目覚ましい成果を残してきており、Tessaのチーム全員と協力して、この分野の開発をさらに加速させることを楽しみにしている。世界中のがん患者の生活改善を目指すTessaの画期的な免疫療法の開発パイプラインの急成長と、チームの情熱、コミットメントは、本当に印象的だ。私は同僚の取締役や経営陣と共に、困っている患者のため、より革新的で効果的ながん治療の選択肢の開発を支援していきたい」とコメントした。
スレッジ博士は、スーザン・G・コーメン財団科学諮問委員会の共同議長を務めており、米国臨床腫瘍学会(ASCO)の元会長でもある。同氏はまた、米国東海岸がん臨床試験グループ(ECOG)の乳房委員会委員長として、いくつかの全米規模の第III相臨床試験の開発を監督したこともあり、食品医薬品局(FDA)の抗がん剤諮問委員会のメンバーや国立がん研究所(NCI)の臨床試験諮問委員会メンバーも務めた。
スレッジ博士は、乳がんに焦点を当てた医学研究で重要な進歩を成し遂げたことが認められ、2018年にスーザン・G・コーマン・サンフランシスコベイエリア・ビジョナリー賞を受賞した。彼は、がん研究のためのホープ基金の2013年「医薬における卓越性」賞を受賞、サンアントニオ乳がんシンポジウムの2010年ウィリアム・L・マクガイア賞、乳がん研究財団の2007年ジル・ローズ賞も受賞している。
▽Tessa Therapeuticsについて
Tessa Therapeuticsは、がん患者の自家移植および既製の同種異系移植療法の開発に焦点を当てた臨床病期免疫療法企業である。Tessaのウイルス特異的T細胞(VST)プラットフォームは、体の強力な抗ウイルス免疫反応を利用し、固形腫瘍の治療で説得力のある結果を出している。
Tessaは、VSTの性質と他の免疫腫瘍学技術を組み合わせることで、革新的な次世代療法のポートフォリオの構築を進めている。これには、鼻咽腔がん(NPC)、子宮頸がん、口腔咽頭がん、肝臓がん、肺がんを含む幅広いウイルス性、非ウイルス性のがんを標的とする、急速に成長している臨床および前臨床自家移植プログラムの開発パイプラインが含まれる。さらにTessaは、エプスタイン・バー・ウイルス(EBV)関連リンパ増殖性疾患に対処する同種異系療法の開発にそのプラットフォームを活用している。
Tessaは、世界中の多くの患者を抱える医療施設にT細胞療法による治療を成功裏に届けるため、堅ろうな経営とサプライチェーンの能力を構築してきた。Tessaは、同社の学術、臨床、商業研究パートナーと共に、免疫療法によるがん治療の完全統合アプローチを作り出した。Tessaの詳細については、www.tessatherapeutics.com を参照。
ソース:Tessa Therapeutics