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AjinomotoとXL-protein がPASylated治療薬の開発で戦略的提携を締結

Ajinomoto Bio-Pharma Services
2018-12-18 23:00 1775

【サンディエゴ、フライジング(ドイツ)2018年12月18日PR Newswire=共同通信JBN】

*Corynex(R)プラットフォームを利用

味の素株式会社(TSE:2802)が全株式を保有する子会社のAjinomoto Bio-Pharma Servicesとドイツの民間バイオ医薬品企業のXL-protein GmbHは戦略的提携を締結したことを発表した。Ajinomotoは同社の特許技術であるCoryneX(R)発現システムと共に血中濃度半減期を延長するXL-proteinの独自のPASylation(R)技術を適用し、一連の治療用化合物を開発する。

AjinomotoとXL-proteinは、上清からの軽便精製を含む1リットル細菌培養あたりの可溶タンパク質収量が3グラム超の実験室スケールで、半減期が延長されたPASylatedの特許GLP-1変異体の効率的な生産を確立した。PASylated GLP-1変異体は高い受容体親和性を維持する。マウスによる生体内薬物動態試験では半減期の大幅な延長が明らかになり、ヒト患者においては週1回または隔週1回の投与でよい可能性を示唆している。Ajinomotoはこの分子について提携プロセスを開始した。

Ajinomotoの事業開発担当アソシエイト・ゼネラルマネージャーの神崎道哉氏は「この戦略的提携は大変嬉しく胸を躍らせている。PASylation(R)とCorynex(R)発現技術を結合するこの提携は、半減期が延長された新薬候補とcGMPに準拠した高収量の製造システムを提供し、製薬企業への当社の提供サービスを拡大し、最終的には患者に意義のある治療法の選択肢を提供する」と述べた。

XL-proteinのクラウス・シャルパー最高経営責任者(CEO)は「PASylation(R)技術は治療用タンパク質およびペプチドの血中濃度半減期を延長する生物学的ソリューションである。PASylation(R)はより簡易な製造プロセスとより優れた薬理学的特性を提供すると信じている。当社の技術の潜在能力をさらに引き出し代謝性疾患の治療に治療法の選択肢を開発するために、日本のライフサイエンス企業大手の味の素と手を組むことができて大変うれしい」と述べた。

本合意の金銭的条件は公表されていない。

▽Ajinomotoについて

Ajinomoto Bio-Pharma Servicesは、ベルギー、米国、日本、インドに拠点のある完全一体型の開発・製造受託会社で、低分子、高分子原薬および中間体の包括的開発、cGMP製造、無菌充填・包装サービスを提供している。Ajinomoto Bio-Pharma Servicesは、CoryneX(R)タンパク質発現技術、オリゴヌクレオチド合成、抗体薬物複合体(ADC)、高力価原薬(HPAPI)、生物触媒、連続フロー生産など、前臨床やパイロットプログラムから商業的量産用まで、幅広い革新的なプラットフォームと機能を提供する。Ajinomoto Bio-Pharma Servicesは、顧客のニーズに合った高レベルの品質とサービスを提供することに全力を尽くしている。さらに詳しい情報は、www.AjiBio-Pharma.com を参照。

▽XL-proteinについて

XL-proteinはドイツのバイオテクノロジー企業で、血中濃度半減期が延長され作用が増強されたバイオ医薬品の設計を可能にする画期的なPASylation(R)技術を商品化している。強力な独自技術の立場に基づいて、XL-proteinは、多様な疾患領域におけるPASylatedタンパク質の前臨床的および臨床的開発に焦点を当てている。XL-proteinは、様々なレベルの国際的な製薬会社やバイオテクノロジー企業とパートナーシップを構築しており、その数は増え続けている。詳細はwww.xl-protein.com を参照。

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ソース: Ajinomoto Bio-Pharma Services
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