【ラヨーン(タイ)2018年9月11日PR Newswire=共同通信JBN】商用車両の安全性、効率性、コネクティビティーを高める技術を提供する大手グローバルサプライヤーのWABCO Holdings Inc. (NYSE: WBC)はこのほど、タイのラヨーンに新たな先進的生産拠点を開設すると発表した。主要な商用車メーカーからのブレーキシステムに対する現地需要の増大に対応する。
東南アジアで唯一の商用車両向けブレーキシステムの総合プロバイダーとして、5692平方メートルのWABCO新工場は、急成長するこの市場で重要な戦略的拠点となる。従来と同じイースタンシーボード工業団地内でより大規模な施設へと移転したことで、工場の生産効率を最適化し、生産現場面積を50%以上拡大する。将来の成長に向けた生産能力を確保しつつ、新工場ではブレーキチャンバー、スプリングブレーキ・アクチュエータ―、ロードセンシング・プロポーショニングバルブ、マルチサーキット・プロテクションバルブ、電子ブレーキシステム(EBS)などを生産する。
WABCOアジア太平洋プレジデントおよび中国ビジネスリーダーのスージエ・ユーは、「ラヨーンの新工場は、当社の東南アジア市場への揺るぎないコミットメントと、地産地消戦略の成功を明確に示すものだ。地域のお客様とより緊密なパートナーシップの構築が可能になり、この新たな工場から先進的技術とサービスを開発し、お客様に提供していく。この重要な成長市場において引き続き成功していくために、WABCOの差別化を引き出す重要な拠点となる」と語った。
WABCOタイランドのゼネラルマネージャー丹野宏臣は、「WABCOは2013年にタイの拠点を設けて以来、この地域において急成長を遂げ、多くの大手商用車メーカーにとって貴重なパートナーに成長した。東南アジアにおける急速な成長と大きなビジネスチャンスに挑むため、世界クラスの製造能力を支える、より大きな施設が必要になった。この完成により、WABCOはお客様の高まる需要に対応し、ここ東南アジア市場において高度なブレーキシステムを広める新たなチャンスを獲得する準備を整えることができた」と語った。
▽WABCOについて
WABCO(NYSE:WBC)は、商用車両の安全性、効率性、コネクティビティーを高める技術やサービスを提供する大手グローバルサプライヤー。約150年前にWestinghouse Air Brake Companyとして創業した同社は、商用車両業界において自動運転を可能とする画期的な革新技術を先駆けて開発し続けている。今日、世界の大手トラック、バス、トレーラー会社は、先進ドライバー支援、ブレーキ、ステアリング、安定制御システムなど同社特有の技術を利用している。無事故運転と環境にやさしい輸送ソリューションのビジョンを掲げるWABCOは、商用車両の効率化に寄与する高度な車両管理システムで最先端を走っている。2017年時点でWABCOは33億ドルの売上があり、40カ国に1万5000人の従業員を擁している。詳しくは、WABCOのホームページ(www.wabco-auto.com )を参照。
Photo - https://photos.prnasia.com/prnh/20180906/2230061-1
ソース:WABCO