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アクゾノーベル最大のパウダーコーティング施設、中国常州で生産を開始

Changzhou National Hi-Tech District
2018-06-04 14:22 3070

【常州(中国)2018年6月4日PR Newswire】ペイントとコーティングの世界的メーカーのアクゾノーベル(Akzo Nobel)は2018年5月29日、中国の常州国家ハイテク産業開発区(Changzhou National Hi-Tech District、CND)の新パウダーコーティング(粉体塗装)施設で生産を正式に開始した。常州にあるアクゾノーベルのコーティング拠点用地の4分の1に当たる敷地に約4000万ユーロを投資して建設したこの施設は、計画年間生産能力が4万6000トンで、同社最大のパウダーコーティング工場。落成式にはリャン・イーボ氏やチェン・チョンチュン氏、スー・ヤウェイ氏ら常州とCNDの政府高官を含む特別ゲストが出席した。

Formal inauguration of AkzoNobel's powder coatings plant in Changzhou, China
Formal inauguration of AkzoNobel's powder coatings plant in Changzhou, China

オランダに本社があるアクゾノーベルは、高品質のコーティングを提供し、より暮らしやすい世界作りに貢献している。絶えず品質改良を続ける製品にはDulux、International、Sikkensなどがあり、国際的信用度が高いブランドだ。 計画された常州コーティング基地は、アクゾノーベルが幅広い高機能コーティングを生産する単独拠点で、リキッドコーティング(液体塗装)とパウダーコーティングの双方の生産での強い競争力を生かし、中国の顧客のニーズに応えていく。

アクゾノーベルの製品は多くの業界で幅広く使われている。揮発性有機化合物(VOC)を出さず、堅牢で、耐候性のある特徴により、業界で最も環境に優しいパウダーコーティングのブランドと認められているためだ。最も高い持続可能性の基準に基づいて常州の施設は、工場の持続可能な生産と操業を確保する動きとして、ゼロエミッションと100%排水リサイクルを可能にするロータリー式の真空水循環システムなど先進技術を採用する。施設は家電や建材、機能的製品、家具、重工業、IT(情報技術)の7業種で中国東部の顧客に製品を納める。自動パウダーコーティングは中国全土で販売される見通しだ。さらに施設は、金属パウダーコーティングも生産し、中国の数少ない金属パウダーコーティング工場となる。

常州国家ハイテク産業開発区(CND)は長江デルタ地帯の中心、上海の西163キロにある。開発区には外資系企業1580社が進出しているが、そのうち43社は世界のトップ500社に含まれる。開発区は産業基地の建設に力を入れ、開発ペースを加速し、中核業種である機械製造(精密機械)と新素材の2業種を強化している。新興産業としては航空、創造産業、太陽光発電、バイオメディカルがある。

Photo - https://photos.prnasia.com/prnh/20180531/2147630-1

ソース:Changzhou National Hi-Tech District

ソース: Changzhou National Hi-Tech District
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