【香港2018年5月29日PR Newswire=共同通信JBN】香港の旧警察本部跡地が世界に通用するヘリテージとアートのハブへと生まれ変わった。この都市で今まで実施された中で最大の遺産復興プロジェクトである。
大館(Tai Kwun)Centre for Heritage and Artsは、壮大な式典を開いて5月25日にオープンした。
香港のビジネス中心地の1万3600平方メートルの敷地で16の歴史的な建物と野外のスペースから成り、大館は旧中央警察署(Central Police Station)、中央裁判所(Central Magistracy)、ビクトリア監獄(Victoria Prison)という3つの指定遺跡の所在地である。警察官や一般市民が中央警察署の呼び名としていた地元の口語的名詞は、170年以上にわたる香港の歴史を証言する。
香港政府と提携して香港ジョッキークラブがこのプロジェクトを指揮しており、復興には歴史的建造物の保存と2つの新たな建造物の追加が含まれた。1つはコンテンポラリーなアート空間を持つギャラリーJC Contemporary、もう1つは、舞台芸術、映画上映、教育的イベントのための講堂JC Cubeだ。
香港内外の専門家の助言、コミュニティーからの意見を参考に、クラブは10年かけて史跡を保存するための遺産先導型の計画を追求した。細部にわたる細心の注意が払われ、それぞれの建物、それぞれの部屋がかつての栄光を取り戻した。
香港ジョッキークラブ会長のサイモン・イップ教授は「大館は最高の状態でクラブを反映している。つまり、実行する全てにおいて、われわれの社会の向上のために最も高い基準に全力で取り組み、引き受ける仕事の複雑さに邪魔されず、そして何よりも、行動を起こしたいという気持ちによって動機付けられている」と語った。
10年前にプロジェクトを支持した香港最高責任者のキャリー・ラム氏は「中央警察署建築群について、クラブや関与している多くの専門家や労働者の側における10年以上にわたる献身、忍耐、不屈の努力を経て、人々はようやく自分たちの受け取った贈り物の壮観を喜ぶことができる」と述べた。
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ソース:The Hong Kong Jockey Club