【香港2018年3月30日PR Newswire=共同通信JBN】中国の大手医薬品会社、Luye Pharma(02186. HK)は26日、同社の年次業績をリリースした。財務報告では、同社は昨年、国内外の事業で力強く成長し、国内外での新製品の開発・発表は順調に進展していることが示されている。
Luye Phamaの2017年の総売上高は38億2000万人民元で、前年比30.7%の増加を達成した。標準EBITDAは14億9000万人民元で前年比30.6%の増加、株主に帰属する標準化当期純利益は19%増の10億6000万人民元だった。さらに、同社は売掛金勘定を効果的にコントロールして運用効率を改善した。売掛金回転率は2016年の98日から2017年には80日に減り、棚卸資産回転日数(DSI)は251日から150日に減少した。
Luye Pharmaの幹部は「2017年は刺激的な年だった。全世界の従業員が力を合わせて努力し、Luye Pharmaは際立った業績を達成して市場の予測を上回った。既存製品が力強い成長力を示しているだけでなく、将来のパイプラインも政策機会を歓迎し、登録と研究開発の面で構築が加速している。この速い成長の勢いは協力する事業セグメントのすべてが、特に当社の海外パイプライン開発で期待される画期的な進展の幾つかと歩調を合わせて継続すると信じている」と述べた。
2017年業績のハイライト
1.主要製品
国内市場-中国の医薬品会社上位20社の中にあるLuye Pharmaは、成長という点で業界平均を大きく上回った。
IQVIA(以前はIMSとして知られる)のデータによると、2017年のLuye Pharmaの成長率は10.4%に達し、業界平均の3.3%を大きく上回った。Luye Pharmaは営業利益で中国の医薬品会社トップ20の1つになった。売上高は中国のNational Basic Medical Insurance(基本医療保険制度)、Work-Related Injury Insurance(労災保険)、Maternity Insurance Catalogue(出産保険カタログ、「Insurance Catalogue」)の2017年版の下、特にBeixi、Xuezhikang、Oukaiといった製品でさらに増加すると予想されている。
Luye Pharmaは2018年、「channel deepening」(チャンネル深化)戦略の実行を継続し、病院におけるLipusuの導入範囲をさらに広げ、初期診療レベルでのBeixiとXuezhikangの販売網を拡大し、同社の主要製品の売上高をそれぞれ1億人民元へと押し上げるために「Insurance Catalogueアップデート」のチャンスを最大限に利用する。
▽国際市場をリードする位置を維持
Rivastigmine パッチは米国と欧州連合(EU)で有力な販売の地位を引き続き維持する。
Luye Pharmaは欧州の経皮貼布市場での一層の拡大を積極的に追求し、パートナーとの協力を強化して新しい市場へのアクセスに努力する。
2. 研究開発イノベーション-研究開発への投資を大きく増やし、市場投入までの時間を短縮する
Luye Pharmaは過去1年、薬品のイノベーションを刺激する国策に積極的に対応している。研究開発費用で約100億人民元が純増した、非常に多くの研究開発プロジェクトが始まっている。同時に、同社は新規化学物質(NCE)、新薬送達システム(NDDS)、生物生体抗体の分野で大きな発展を達成しながら、新薬候補への法規制レビューの加速に努めている。
新規化学物質については、新しい抗うつ剤Ansofaxine Hydrochloride Extended Release Tablets(「LY03005」)の第2相臨床試験が中国で良好な結果を達成した。一方、この類では中国で2例目の適用であるIOD/TDO二重標的抑制剤の臨床試験への適用では、(LY01013)はCFDAによって公式に承認された。革新的な薬剤ならびに製剤については、Risperidone Extended Release Microspheres for Injection(LY03004)が米国の小児科臨床試験を免除され、Rivastigmine Multi-Day Transdermal パッチの重要な臨床試験が欧州で開始されている。生物生体抗体についてはRecombinant anti-VEGFヒト化単クローン抗体注射(LY01008)が第3相臨床試験に入り、完全ヒト単クローン抗体注射(LY06006)は第1相臨床試験に入った。さらに、Luye Pharmaは生物生体抗体について国内外のパートナーとの協力による一連の研究開発プロジェクトを開始した。
3.海外でのM&Aを通じて達成されたシナジー効果
Luye Pharmaは2016年末、Acinoの経皮貼布と移植事業の買収を完了し、欧州に会社を設立した。1年以上の統合の後、同事業のシナジー効果が具体化している。
2017年にはBuprenorphineパッチやRivastigmineパッチといった多様な貼布製品が中国に紹介され、その一方で同社は現地生産と輸入登録の申請を開始した。同社は同時に、2018年の新しい資産の導入と同社事業の推進を視野に入れて国内外での他の合併と買収の機会を注意深く監視している。
2018年の事業見通しを聞かれたグループ経営陣は、自信を持って次のように答えた。「われわれはLuye Pharmaの世界戦略を再編し、将来のパイプラインに向けて戦略的計画を実行するだろう。われわれはグローバル市場における既存製品や被検薬のローンチを加速しながら、当社が既に持っている競争力の高い新しい製剤技術プラットフォームのための徹底的で大規模な拡大を追求する。われわれは、特に標的抗体、たんぱく薬物、腫瘍免疫療法、細胞療法、スマート&精密薬品送達システムといった多くのイノベーション分野における製品パイプラインの構築で技術変革と向上に取り組む。われわれはM&Aとパートナーシップを通して国際市場での競争力の優位性を強化し、全体として飛躍的な発展を達成する」。
ソース:Luye Pharma