【常州(中国)2018年3月7日PR Newswire=共同通信JBN】中国がインテリジェント工場でのインテリジェント組み立てと並行して「中国製造2025(China Manufacturing 2025)」構想を実施する中、外資系企業が中国市場の高い有望性に注目している。常州国家ハイテク産業開発区(CND、Changzhou National Hi-Tech District)は、より良い基盤とより有利な政策、企業により優しい環境を提供し、この新しい景観地区に事業を開設した外資系企業を助けてきた。外資系企業はその多くが各分野で代表的企業だが、CNDに中国の製造機能を置いている。こうした企業の好例が世界有数の特殊化学メーカーのランクセス(LANXESS)で、同社は中国の経済成長がもたらす機会を活用し始めている。
CNDの常州新北区黄海路8にあるランクセスの常州拠点は、大中華圏とアジア地域向けに皮革用化学品と合成ゴム、高性能プラスチックの生産を担っている。常州拠点は中国の皮革用化学品業界の急速な発展とその業界の環境保護への強い取り組みによって潤ってきた。
ランクセスは2013年、3000万ユーロを投資してCNDに初の工場を設置し、生産を開始した。それ以来同社はこのハイテク産業開発区への投資を拡大し続けた。2013年から15年までこのドイツ企業はCNDでの合成ゴム生産施設の建設に2億3500万ユーロを投資した。2017年11月23日にランクセスは、常州の高機能プラスチック施設第3期建設工事に2000万ユーロを追加投資すると発表した。この最新の設備拡張は2019年に始まる予定だ。
ランクセスは2004年にバイエルから分離・独立した後、2005年に中国での操業を正式に開始した。その後13年間の中国事業の発展は、同社の戦略と売上高に重要な位置を占めている。ランクセスが公表した数字によると、2017年1―9月期の同社の大中華圏での事業は2016年の同じ時期に比べて約35%拡大した。
常州がこの地域を中国での先進的知的生産基地に変換し、長江デルタ地帯でユニークな産業技術革新センターにする取り組みを加速させる中、CNDはこの地域に事業を設立する外資系企業にさらなるビジネスチャンスを創造し続けるとみられている。
Photo - https://photos.prnasia.com/prnh/20180305/2057014-1
ソース:Changzhou National Hi-Tech District